さくらインターネットがガバメントクラウドに国内勢初参入!その衝撃と展望を徹底解説

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さくらインターネットという会社をご存知でしょうか?国内最大級の郊外型データセンターを保有し、IaaS型のクラウドサービス「さくらのクラウド」を提供している国内のクラウドベンダーです。

このさくらインターネットが、2023年度にデジタル庁が募集した「ガバメントクラウド整備のためのクラウドサービス」に、国内事業者として初めて選定されたと発表しました。これは、日本のクラウド業界にとって、画期的なニュースです。なぜなら、これまでガバメントクラウドに参入していたのは、海外のIT大手ばかりであり、国産クラウドの存在感が低かったからです。


この記事では、さくらインターネットとはどんな会社なのか、ガバメントクラウドに選ばれたことがなぜすごいのか、そして今後の展望と投資目線での見方を解説します。

1. さくらインターネットとは?

さくらインターネットは、1996年に創業した国内のクラウドベンダーです。同社は、インターネットサービスプロバイダー(ISP)としてスタートしました。その後、レンタルサーバーや専用サーバーなどのサービスを提供してきました。2009年には、IaaS型のクラウドサービス「さくらのクラウド」を開始し、国内のクラウド市場に参入しました。

さくらのクラウドは、仮想マシンやネットワーク、ストレージなどのリソースを自由に組み合わせて利用できるサービスと知られています。特徴は、高いパフォーマンスと低価格です。さくらインターネットは、国内最大級の郊外型データセンターを北海道石狩市に構えています。そして、自社でデータセンターや回線を管理しています。また、サポートも自社で行っており、顧客のニーズに応える体制を整えています。

さくらインターネットは、さくらのクラウドのほかにも、さまざまなサービスを展開しています。例えば、PaaS型のクラウドサービス「さくらのIoT Platform」や、AIや機械学習に特化したクラウドサービス「さくらのAI Platform」などです。さらに、さくらインターネットは、オープンソースコミュニティやスタートアップなどの支援活動も積極的に行っており、日本のIT業界の発展に貢献しています。

2. さくらインターネットがガバメントクラウドに選ばれたことがなぜすごい?

さくらインターネットがガバメントクラウドクラウドに選定された事は、非常に画期的なニュースです。なぜ、画期的なのか以下で紹介します。

2-1 ガバメントクラウドとは?

出典:https://cio.go.jp/sites/default/files/uploads/documents/202106_Gov-cloud_byLocalgoverments.pdf

ガバメントクラウドとは、政府や地方自治体が共通のクラウドサービスを利用することで、迅速でセキュアなデジタルサービスを提供することを目指す取り組みです。業務システムの保守や運用を共通化・標準化できます。そのため、各行政機関が独自にシステムを開発・運用していた従来の手法よりもコストが削減されます。また、セキュリティや可用性、スケーラビリティなどの品質も向上します。

クラウドサービスの利用により、柔軟にシステムを変更・拡張できます。そのため、市民や企業のニーズに応えるサービスの提供が可能になります。


ガバメントクラウドは、デジタル庁が中心となって推進しております。2021年10月にはAmazon Web Services(AWS)とGoogle Cloud Platform(GCP)が採択されました。

2022年10月にはMicrosoft AzureとOracle Cloud Infrastructure(OCI)が追加され、計4社のクラウドサービスが利用できるようになりました。これらのクラウドサービスは、政府のセキュリティ評価制度「ISMAP」に登録されております。これは、約350項目の厳しい基準を満たすことで登録されます。


2-2 さくらインターネットがガバメントクラウドに選定された意義

出典:https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/LRMCWAEEOZNHVNLBDKBJCITD3I-2023-11-28/

さくらインターネットは、2021年11月28日に、同社の「さくらのクラウド」が、2023年度にデジタル庁が募集した「ガバメントクラウド整備のためのクラウドサービス」に、国内事業者として初めて選定されたと発表しました。なお、2025年度末までに技術要件をすべて満たすことを前提とした条件付きとなっています。


さくらインターネットがガバメントクラウドに選ばれたことは、日本のクラウド業界にとって大きな意義があります。なぜなら、これまでガバメントクラウドに参入していたのは、海外のIT大手であり、国産クラウドの存在感が低かったからです。国産クラウドには、海外クラウドにはない強みがあります。

例えば、データ管理を国内事業者が行うことで、以下のようなメリットがあります。

  • 官公庁や国民に安心感を提供できること
  • 自社でデータセンターや回線を保有し、サポートも自社で行うことで、責任を持って対応できる

また、国産クラウドがガバメントクラウドに参入することで、日本のクラウド技術の向上や、クラウドを生み出せる国としての競争力の強化にもつながります。

3. さくらインターネットによるガバメントクラウドの今後は?

さくらインターネットは、ガバメントクラウドに参入することで、政府や地方自治体のデジタル化に貢献するとともに、自社のビジネスの拡大にも期待できます。同社は、ガバメントクラウドの利用者に対して、自社のクラウドサービスの特徴やメリットをアピールすることで、シェアの獲得を目指します。

また、ガバメントクラウドの利用者には、さくらインターネットの他のサービスも提供することで、クロスセルやアップセルの機会を増やします。さらに、ガバメントクラウドの参入により、同社のブランド力や信頼性も高まり、他の市場や業界にもアプローチしやすくなります。

さくらインターネットは、ガバメントクラウドに参入するために、技術要件を満たすことはもちろん、セキュリティやコンプライアンスなどの面でも高い水準を維持する必要があります。そのため、同社は、ガバメントクラウドの運用管理に関するノウハウや経験を積み重ねるとともに、クラウドサービスの品質や機能の改善にも注力します。また、ガバメントクラウドの利用者のニーズやフィードバックに応えることで、顧客満足度やロイヤリティを高めます。

さくらインターネットは、ガバメントクラウドに参入することで、日本のクラウド業界に新たな風を吹き込みました。同社は、国産クラウドの強みを活かして、政府や地方自治体のデジタル化に貢献するとともに、自社の成長を加速させることができるでしょう。ガバメントクラウドに国内勢初参入したさくらインターネットの挑戦と展望について、次の項目で解説します。

4. さくらインターネットを投資目線でどう見たらいい?

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Photo by Lukas on Pexels.com

さくらインターネットは、ガバメントクラウドに参入することで、中長期的な成長に向けた大きな一歩を踏み出しました。ガバメントクラウドは、政府や地方自治体のデジタル化の推進に伴って、今後も需要が拡大すると見込まれる市場です。さくらインターネットは、国内のクラウドベンダーとして、ガバメントクラウドの利用者に対して、独自の価値提案や差別化を行うことで、シェアの獲得を目指します。また、ガバメントクラウドの参入により、同社のブランド力や信頼性も高まり、他の市場や業界にもアプローチしやすくなります。

さくらインターネットの株価は、ガバメントクラウドの参入発表後に大きく上昇しました。投資家は、同社の収益や利益の増加に期待しています。しかし、ガバメントクラウドの参入には、技術的な課題や競合他社との競争などのリスクも伴います。さくらインターネットは、ガバメントクラウドの利用者の満足度や忠誠度を高めることで、長期的な関係性を構築する必要があります。また、ガバメントクラウドの参入に伴うコストや投資の回収期間などの財務面も注視する必要があります。

株価はガバメントクラウドに選定された後、爆上がり・・・

さくらインターネットは、ガバメントクラウドに参入することで、日本のクラウド業界に新たな風を吹き込みました。同社は、国産クラウドの強みを活かして、政府や地方自治体のデジタル化に貢献するとともに、自社の成長を加速させることができるでしょう。投資家は、同社の戦略や実績に注目して、将来の展望を見極めることが重要です。

まとめ

さくらインターネットとは、国内最大級の郊外型データセンターを保有し、IaaS型のクラウドサービス「さくらのクラウド」を提供している国内のクラウドベンダーです。このさくらインターネットが、2023年度にデジタル庁が募集した「ガバメントクラウド整備のためのクラウドサービス」に、国内事業者として初めて選定されたと発表しました。

これは、日本のクラウド業界にとって、画期的なニュースです。なぜなら、これまでガバメントクラウドに参入していたのは、海外のIT大手ばかりであり、国産クラウドの存在感が低かったからです。さくらインターネットは、ガバメントクラウドに参入することで、政府や地方自治体のデジタル化に貢献するとともに、自社のビジネスの拡大にも期待できます。投資家は、同社の戦略や実績に注目して、将来の展望を見極めることが重要です。さくらインターネットがガバメントクラウドに国内勢初参入したその衝撃と展望を徹底解説しました。ぜひ、参考にしてください。

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