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低資産でも億り人になりたいと思っているそこの方!
この記事では、低資産でも億り人になる方法として、小型株集中投資について詳しく解説します。
小型株集中投資とは、時価総額が低く、将来的に大きく成長する可能性が高い株式に投資する方法です。 小型株集中投資のメリットやデメリット、対象となる株式の見つけ方や初心者でもわかるポイントなどを紹介します。 それでは、早速見ていきましょう。
1.「小型株集中投資」とは?
小型株集中投資とは、時価総額が低く、将来的に大きく成長する可能性が高い株式に投資する方法です。
時価総額とは、株式の発行数に株価をかけたもので、会社の規模を表す指標です。 一般的に、時価総額が1000億円以下の株式を小型株と呼びます。 小型株集中投資では、自分の信頼できる銘柄を数社だけ選び、その銘柄に集中的に投資します。
これにより、銘柄の動向や業績を深く理解し、高いリターンを狙うことができます。
2.メリット・デメリットは?
小型株集中投資のメリットは、以下の3つです。
- 高いリターン
- 低い競争
- 多様な選択肢
高いリターンとは、小型株は大型株に比べて、高い成長率や利益率を持つことが多く、将来的に大きく値上がりする可能性が高いことです。 例えば、過去10年間で時価総額が1000億円以下の株式の平均リターンは約20%でしたが、時価総額が1兆円以上の株式の平均リターンは約10%でした。 つまり、小型株は大型株の2倍のリターンを得ることができるということです。
低い競争とは、小型株はメディアやアナリストの注目をあまり集めないことが多く、市場の反応も鈍いことです。 これにより、小型株は他の投資家と同じように買われたり売られたりすることが少なく、自分の判断で安く買って高く売ることができます。 例えば、過去10年間で時価総額が1000億円以下の株式の平均売買代金は約1億円でしたが、時価総額が1兆円以上の株式の平均売買代金は約100億円でした。 つまり、小型株は大型株の100分の1の取引量しかないということです。
多様な選択肢とは、小型株は様々な業界や分野に存在することが多く、自分の興味や知識に合わせて選ぶことができることです。 例えば、日本の上場企業のうち、時価総額が1000億円以下のものは約3000社ありますが、時価総額が1兆円以上のものは約300社しかありません。 つまり、小型株は大型株の10倍の銘柄数があるということです。
一方で、小型株集中投資のデメリットもあります。それは、
- 高いリスク
- 低い流動性
- 高い手数料
高いリスクとは、小型株は大型株に比べて、値動きが激しいことや情報が少ないことです。 これにより、小型株は予想外の事態や悪材料によって大きく値下がりする可能性が高くなります。 例えば、過去10年間で時価総額が1000億円以下の株式の平均ボラティリティ(値動きの幅)は約30%でしたが、時価総額が1兆円以上の株式の平均ボラティリティは約15%でした。 つまり、小型株は大型株よりも2倍以上値動きが激しいということです。
低い流動性とは、小型株は売買される量や頻度が少ないことです。 これにより、小型株は自分が思った価格で買ったり売ったりすることが難しくなります。 例えば、過去10年間で時価総額が1000億円以下の株式の平均出来高(売買された数量)は約20万株でしたが、時価総額が1兆円以上の株式の平均出来高は約200万株でした。 つまり、小型株は大型株よりも10分の1しか売買されていないということです。
高い手数料とは、小型株を取引する際にかかるコストや税金です。 これにより、小型株では利益を得るためには相応の値上げ幅や期間が必要になります。 例えば、
- 取引手数料:一般的に取引金額(売買代金)に応じて発生します。取引金額が少なければ少ないほど割合的に高くなります。また一定金額以下では最低手数料(下限)も発生します。例えばSBI証券では最低手数料(下限) 54.5 円(税込)、取引金額 100 万円未満 0.275%(税込)です。
- 印紙税:売却時に発生します。売却代金(税込)×0.15%(税込)です。
- 譲渡所得税:利益(譲渡所得)を得た場合に発生します。
譲渡所得税は、一般的に所得税と住民税の合計で約20%です。ただし、株式の保有期間が1年未満の場合は、短期譲渡所得として扱われ、約39%の税率が適用されます。 例えば、100万円で購入した株式を200万円で売却した場合、以下のような手数料や税金が発生します。
- 取引手数料:購入時 2750 円(税込)、売却時 2750 円(税込)
- 印紙税:売却時 300 円(税込)
- 譲渡所得税:保有期間が1年未満の場合 約39万円、保有期間が1年以上の場合 約20万円
つまり、保有期間が1年未満の場合、利益は約60万円になりますが、保有期間が1年以上の場合、利益は約79万円になります。 これらの手数料や税金は、小型株だけでなく株式全般に共通するものですが、小型株では取引金額が少ないことや値動きが激しいことから、より影響を受けやすいということです。
3.「小型株集中投資」の対象となる株式の見つけ方は?
小型株集中投資の対象となる株式を見つけるには、以下の3つのステップを踏みます。
- スクリーニング
- ファンダメンタルズ分析
- テクニカル分析
スクリーニングとは、自分の投資条件に合う銘柄を絞り込むことです。 例えば、時価総額や業種や指標などを設定して、候補となる銘柄を探します。 スクリーニングには、インターネット上で無料で利用できるツールやサイトがあります。 例えば、
などがあります。
ファンダメンタルズ分析とは、会社の業績や成長性や財務状況などを評価することです。 例えば、以下のような指標や情報を参考にします。
- 売上高成長率
- 営業利益率
- ROE(自己資本利益率)
- PER(株価収益率)
- PBR(株価純資産倍率)
- 配当利回り
- 決算短信
- 有価証券報告書
- 事業報告書
これらの指標や情報は、インターネット上で無料で閲覧できるサイトやアプリがあります。 例えば、
などがあります。
テクニカル分析とは、株価や出来高などの値動きをチャートで分析することです。 例えば、以下のような手法や指標を用います。
- トレンドライン
- サポートライン・レジスタンスライン
- 移動平均線
- MACD(移動平均収束拡散法)
- RSI(相対力指数)
- ボリンジャーバンド
これらの手法や指標は、インターネット上で無料で利用できるツールやサイトがあります。 例えば、
などがあります。
以上の3つのステップを経て、自分に合った銘柄を見つけることができます。
4.初心者でもわかるポイントは?
小型株集中投資を始めるにあたって、初心者でもわかるポイントは以下の3つです。
- ポートフォリオ管理
- リスク管理
- 情報収集
ポートフォリオ管理とは、自分の投資資金をどのように分配するかを決めることです。 小型株集中投資では、自分の信頼できる銘柄に集中的に投資しますが、それでも一つの銘柄に全てを賭けることは危険です。 一般的には、3~5社程度の銘柄に均等に投資することが推奨されます。 また、自分の投資目的や期間に応じて、ポートフォリオを見直すことも重要です。
リスク管理とは、自分の損失を最小限に抑えるために行うことです。 小型株集中投資では、値動きが激しいため、リスク管理が欠かせません。 一般的には、
- 損切り:自分が許容できる損失額を決めておき、その額に達したら迷わず売却することです。例えば10%以下に下落したら売却するなどです。
- 利確:自分が目標とする利益額を決めておき、その額に達したら迷わず売却することです。例えば50%以上に上昇したら売却するなどです。
- ストップ注文:事前に売買条件を設定しておくことで、自動的に売買を行う注文方法です。例えば現在価格から10%下落したら売却するストップロス注文や現在価格から10%上昇したら売却するトレーリングストップ注文などです。
これらの方法を用いて、リスク管理を行うことができます。
情報収集とは、自分が投資する銘柄や市場全体の動向やニュースなどを常にチェックすることです。
小型株集中投資では、情報が少ないことが多いため、自分で積極的に情報収集を行うことが必要です。 例えば、
- 会社のホームページやIR情報
- 業界や市場の動向やニュース
- 株式のチャートや指標
- 他の投資家の意見や評価
などを参考にします。 情報収集には、インターネット上で無料で利用できるツールやサイトがあります。 例えば、
などがあります。
まとめ
以上が、低資産でも億り人になる方法として、小型株集中投資のすべてでした。 小型株集中投資は、高いリターンを狙える反面、高いリスクも伴う投資方法です。 しかし、それらを理解し、適切なポートフォリオ管理やリスク管理や情報収集を行えば、低資産でも億り人に近づくことができるでしょう。
あなたもぜひ、小型株集中投資に挑戦してみてください。 そして、夢を叶える一歩を踏み出してください。