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こんにちは。今回は、今年最大のFX事件と言われたアサシンfxの続報についてお伝えします。
アサシンfxとは、海外のFX業者で、高レバレッジやコピートレード機能などで多くの投資家を惹きつけました。しかし、実際には詐欺的な手口でお金をだまし取っていたことが発覚しました。
目次
1. アサシンfxがMetaQuotes社と契約破棄された理由
アサシンfxが使用していた取引プラットフォームはMetaTrader4(MT4)でしたが、7月20日にMetaQuotes社から契約破棄を通達されました。
その理由は、アサシンfxが不正なコピートレード取引を行っていたことです。コピートレードとは、特定の運用者のポジションを自動的にコピーして行う取引ですが、アサシンfxでは一部の顧客が不自然な高収益を得ていました。
これは、運用者が事前にポジションを決済しておき、その後にコピーされた顧客が大きな損失を被るという手法でした。
このような不正行為はMetaQuotes社の規約に違反するため、契約破棄となりました。
2. アサシンfxの出金遅延の原因と対応
アサシンfxの顧客は、出金申請をしてもなかなかお金が戻ってこないという問題に直面しました。
その後、収納代行業者が停止したことにより送金が滞っていると説明しました。しかし、実際にはお金が不足している可能性が高いです。出金申請をした顧客に対して、順次迅速に対応すると約束しましたが、現在も多くの顧客が出金できていません。
3. アサシンfxの詐欺被害者たちのその後
アサシンfxの詐欺被害者たちは、どうなったのでしょうか?
残念ながら、多くの被害者はお金を回収できていません。
アサシンfxは、日本国内に拠点を持たず、海外のオフショア規制で登録されているため、日本の法律や金融庁の管轄外です。
そのため、被害者は日本の消費者センターや弁護士に相談しても、効果的な救済策が見つからない場合が多いです。
一部の被害者は、SNSやブログで声を上げたり、同じ被害者同士で情報交換したりしていますが、まだ解決には至っていません。
4. アサシンfxのような詐欺に引っかからないために
アサシンfxの事件は、FX投資におけるリスクを改めて認識させるものでした。
改めての注意喚起にはなりますが、引っかからないためにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、以下の3つのポイントを挙げます。
- FX業者の信頼性を確認する
- 高レバレッジやコピートレードに注意する
- 自分で勉強して自己責任で取引する
FX業者の信頼性を確認する
FX業者を選ぶ際には、信頼性を確認することが重要です。
信頼性を確認する方法としては、以下のようなものがあります。
- 日本国内に拠点を持ち、金融庁から登録されているか
- 取引条件や手数料などが明確か
- サポート体制や口コミ評判が良好か
- 信頼できる第三者機関から評価されているか
これらの情報は、インターネットや専門雑誌などで調べることができます。
高レバレッジやコピートレードに注意する
FX投資では、高レバレッジやコピートレードという魅力的な機能があります。
高レバレッジとは、少額の証拠金で大きな取引ができる仕組みです。コピートレードとは、他のトレーダーのポジションを自動的にコピーして取引できる機能です。
これらの機能は、高い収益を得るチャンスを提供します。ですが、同時に高いリスクも伴います。
高レバレッジでは、相場の変動によって大きな損失を被る可能性があります。コピートレードでは、コピー先のトレーダーの信頼性や戦略が不明確であったり、不正な操作が行われたりする可能性があります。
そのため、高レバレッジやコピートレードを利用する場合は、自分の資金管理やリスク管理をしっかりと行うことが必要です。
自分で勉強して自己責任で取引する
FX投資は、自分で勉強して自己責任で取引することが大切です。
FX投資には、多くの知識やスキルが必要です。市場の動向や分析方法、取引手法や心理学など、様々な要素を学ぶ必要があります。
また、FX投資には、自分の判断や責任が求められます。他人に頼ったり、流されたりせずに、自分の目標や計画に沿って取引することが重要です。
FX投資は、簡単に稼げるものではありません。しかし、努力と工夫を重ねることで、成功する可能性もあります。
まとめ
アサシンfxは、詐欺的なFX業者でした。多くの被害者が出金できずに苦しんでいます。
アサシンfxのような詐欺に引っかからないためには、FX業者の信頼性を確認すること、高レバレッジやコピートレードに注意すること、自分で勉強して自己責任で取引することが必要です。
FX投資はリスクが伴いますが、それを上手に管理すれば魅力的な投資手段です。安全かつ効果的なFX投資を目指しましょう。