78:22の法則。富を引き寄せるユダヤ人の知恵

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あなたは、ユダヤの法則で語られる、78:22という数字についてご存知ですか?

ちょっとオカルトのようにも聞こえますが、意外にもこの比率は、私たちの生活に深く関係している、そんな側面もあります。

人類は科学と超常現象の関係を何万年にもわたって研究しています。その中でも、人間がなぜか組み合わせとして美しい、と感覚的に落ち着きやすい比率というものが存在します。

いわゆる黄金比と言われるものです。フィボナッチ数列について説明した記事でも触れましたが、なんとなく人間が落ち着く比率というものは、昔から研究されています。

※フィボナッチ数列について知りたい方は、後で出てくるリンクの記事をご覧ください

フィボナッチ数列では、1:0.618や1:0.236などを紹介しましたが、商売の上手いユダヤ人も、ある黄金比を意識しています。

それが78:22という数字です。この比率もまた、不思議な意味合いを持っています。

今回は78:22の法則について、富を引き寄せるその不思議な魅力を紹介します。

78:22の法則。富を引き寄せるユダヤ人の知恵

Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

ユダヤ人は、ユダヤ教の信者とイコールの関係にある民族です。ノーベル賞受賞者のなかでもっとも多い民族であり、たいへん多くの知恵者を輩出していることでも知られます。

著名な文化人、富豪も数多く存在し、世界経済は実はユダヤ人が握っているという都市伝説もあるほどです。

相対性理論アインシュタインや映画監督のスピルバーグ、Googleの創設者の1人ラリー・ペイジ、ファッションのカルバン・クライン、世界一の投機家ジョージ・ソロス、、、

ちょっとだけ名前をあげるだけでも政治、文化、財界など様々に存在感のある活躍を見せている著名人の名前が出てきます。

これほどの存在感のあるユダヤ人は、先ほども述べた通りユダヤ教の信者でもあり、ユダヤ教という共通の思想や法則を活かして世界じゅうで活躍しています。

78:22は、その数多くのユダヤの法則のうちのひとつというわけです。

フィボナッチ数列のような根拠はありませんが、わりと身近なところにこの比率が現れてくるので、やはり黄金比といってもよいのではないでしょうか。

1.ユダヤ人の間につたわる黄金比

a woman holding black inflatable number balloons standing on railroad track
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このユダヤ人たちが大切にしている割合、78:22は、たしかにさまざまな場面で出てくる比率です。

たとえば人間の体水分率は78%が水、それ以外は22%というのはわりと一般的な数字バランスです。

また人間の呼吸の比率も、肺呼吸が78%で皮膚呼吸が22%、人間の腸にある善玉菌の割合は78%で、悪玉菌は22%ともいわれています。

地球の海と陸地の割合も78:22、空気中の窒素は78%でのこりの酸素等は22%、こんな当たり前な自然界の法則も、78:22という割合におさまっているのです。

ユダヤ人はこの割合を「宇宙の法則」から来ていると考えています。つまり、理屈抜きの絶対的な割合として、この78:22という数字をみているのです。

これがユダヤ人のお金の強さとも強く結びついています。ユダヤ人は世の中でお金を貸したい人と借りたい人の比率も78:22で存在する、と考えています。

つまり投資家が78人いるとしたら、事業家は22人いる。ざっくりとそんな感覚です。世の中お金を借りたい人の方が多そうに見えますが、ユダヤ人にとってはこの比率がセオリーというわけです。

それだけ貸したい人がいる、と信じれば、見つけ出すのも難しくないですね。ビジネスチャンスをつかむのに、そもそもの考え方が一歩前向きなのです。

2.藤田田。ユダヤの法則を活かしきった男

mcdonald store at nigh time
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日本にマクドナルドを持ち込んだ、日本マクドナルド社の創始者で日本でも有数の経営者と言われる藤田田(ふじた でん)。このひとは熱心なユダヤ商法の活用者でした。

藤田田本人の著書、「ユダヤの商法」にも、藤田さん自身がユダヤ人から教わった数々の商取引の秘訣が記されていますが、この中にも78:22の法則について説明がされています。

たとえば、マクドナルドが一挙に有名になったといわれる、1980年代に売り出されたサンキューセット。これは、現在も綿々と続くセットメニューの原型ともいえるものです。

ハンバーガーにポテト、それにジュースの3点をセットで390円で売るという内容でした。390円なのでサンキュー。語呂も感謝の言葉入りでなかなか覚えやすいネーミングです。

僕も小学生のころ、マクドナルドでこのサンキューセットを購入したことを覚えています。

このサンキューセット。当時出始めた500円硬貨との相性が抜群でした。社会人なら、お昼時にこの500円玉ワンコインでハンバーガーのセットを食べて、お釣りがくる。

サンキューセットのキャッチーなネーミングと、価格の手頃さで、マクドナルドは大繁盛しました。

この500円を払った時の、390円とお釣りの110円の比率は、まさに78:22です。払う金額ともらうお釣りのバランスが、なんとなく人々にちょうどよさを与える金額だったと言えるのかもしれません。

僕も良く覚えているのは、この時期、ライバル店の筆頭だったロッテリアがほぼ同時期にサンパチセットを打ち出しました。

マクドナルドと同じく、ハンバーガーとポテト、ジュースの組み合わせです。しかも価格はマクドナルドより10円安い380円でした。

しかし、これはあまり販売に影響を与えなかったことも覚えています。

こんな販売成果がデータ上検証にならないことは分かりますが、それにしてもサンキューセットと同じ内容で、しかも10円下げているのに、販売成果には大きな差がついてしまいました。

本当にオカルトチックな話ですが、この差の原因が、マクドナルドの品質や美味しさ、サービスやオペレーションのよさであったとはとても思えません。

やはり、78:22ではなかったからなのではないか?と、思ってしまいます。

3.チャートの潮目にも応用されている

以前ご紹介したフィボナッチ数列を利用した、「フィボナッチ・リトレースメント」のなかでも、これに近い数字がありました。

フィボナッチ・リトレースメントについては過去に以下のような記事を書きましたので、ここでは説明を省きます。

23.6%のところで、チャートの押し目が折り返すという考え方です。つまり、76.4:23.6ですので、ほぼ78:22の法則に近いわけです。

つまり、上昇トレンドのチャートは22%ほど下落して押し目をつけたら、また上昇を始める。または、78%下落したら、また上昇する。といった仮説も立てることができるということです。

フィボナッチとは若干の誤差はありますが、おおむねこの比率の前後には、人間が心地よいと思いやすい反転ラインが隠れているようにも思えます。

こうした8割弱の2割強くらいのところというのは、たしかに、この辺で反転しそうだなと思いやすい位置関係です。

美しいかどうかはよく分かりませんが、たしかに心地いいバランス、というのは世の中にあるのかも知れません。

そしてその比率が78:22であることも、長年の歴史からユダヤ人がつかんでいるとしたら?どうでしょうか。

数字を扱う学会や経済界でこれだけの実績を残していることもうなずけるというものです。

まとめ 成功を生み出すのに覚えておいて損はない数字

ここまでの内容をまとめると、78:22という数字については

1.ユダヤ人の間につたわる黄金比

2.藤田田。ユダヤの法則を活かしきった男

3.チャートの潮目にも応用されている

ということがいえます。

young female friends communicating using sign language in library
Photo by SHVETS production on Pexels.com

ユダヤ人は、数字に強いと言われますが、日本人や華僑なども、決して数字への強さでは劣らないとは思います。

とくに、計算のスピードや統計数字の読み取り、データからの予測などは、日本でも長く深く研究されている分野です。

しかし、ユダヤ人は絶対的な信条として美しい数字の比率について研究してきました。さらには78:22を実用化することにより、大きな成果を上げてきました。

もはや、さまざまな数字やデータから起きている事象を読み解くのではなく、はじめに絶対的な黄金比というものは存在しているので、ここから考えようというくらいのレベルです。

彼らの数字への強さは、計算の速さや分析の複雑さという部分にとどまりません。ある意味78:22への信仰のように、思考の拠り所となる絶対的なパターンを持っているところにあると思います。

紀元前から数千年以上かけて積み上げられて来た78:22という数字の不思議なマジック。

この不思議な黄金比を知って、あなたの投資のエッセンスに加えてみるのも、おもしろい結果が得られるかもしれません。

何か割合に迷った時、この数字が何かの助けになれば幸いです

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