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毎日の暮らしの中で、あともう少しお金があれば、と思うことはないでしょうか、
流行りの服、すこし高級な化粧品、便利グッズのような身近なものにはじまって、いい家、いい家具、いい車など、欲しいものを挙げたらキリがない。という人は少なくないでしょう。
または、そんなに贅沢をしているつもりもないのに、収入も低くもないのに、なぜかお金が手元にない。という人も、、
そこで、どうしたらもう少しお金回りが良くなるかについて、改めて考えてみたいと思います。
持つべきマインドや、起こすべき行動を知ることで、あなたの経済的な悩みを少しでも解決できれば幸いです。
あなたのお金を増やす方法。最初にやるべき3つのポイント
お金回りを良くするためには、もちろん貯めることは大切です。もらった分の収入を下回る額で生活すれば、必ずあまりが出ます。
これを堅実に貯め続ければ理論上お金は貯まります。ですが、貯めるだけでは、到底お金持ちにはなれません。
では、稼ぎをよくするのか?という問題もありますが、これも簡単ではないことも、誰もがわかることです。
プロ野球のスーパースターや有名な芸能人になるのはほんのひと握り。
そこまでとはいかなくても、弁護士や医者、一部上場企業の社員になるというのも、たいへんに狭き門です。
ところが、日本には金融資産1億円以上を持っている人が、なんと132万人もいます。
つまり、全体の1%、100人いれば一人か二人は億万長者というわけです。
1%は見た目たいへんに難しい数に見えますが、都内の小学校サイズでたとえれば、一学年に一人は億万長者になっているということです。
宝くじで1億円当てようと思ったら、およそ10万分の1くらいの確率の中、当たりくじをひかなければなりません。
運に頼るよりも、まっとうに努力した方が、お金持ちになれるということです。
そこで、お金回りをよくするため、最初にやるべきポイントについて3つ説明していきます。
1.稼ぐ力を強める
言わずもがな、まずは自分が稼ぐ力を身につけ、自分の収入を増やす。ということです。
それができれば、苦労はいらないよ。毎日真面目に通勤しているし、残業もしている。家族サービスや自分の時間を考えたら、もうこれ以上稼ぐ方法などないよ!と言われそうです。
ですが、稼ぐ力は、なにも自分のいまの仕事や本業における力量を増やすことだけが全てではありません。
もちろん王道は仕事時間を増やしたり、出世することです。
ですが、仕事時間を増やすのは体力的に、また本人のスケジュール的に限界があります。
出世は現代の過剰な競争社会のなかで、かならず負ける人が出てしまいます。
王道の方法だけを考えるのは、資本主義のルール上稼げるようになるのは難しすぎます。
幸い、ネットを開けば、現代はさまざまな仕事にあふれています。
ブログや動画、アフィリエイトといったよくあるものから、フリーランスの編集者、ライター、ベビーシッター、おそうじ、廃品回収、各種代行サービス、せどり、フードデリバリー、軽貨物などなど、そのほとんどが資格も学歴も必要なく始められるものばかりです。
そして、これらのような仕事の全てが、上手くいかなければ辞めることもできます。
さらに、1年ほど頑張れば、稼ぎにはならなくとも、貴重な経験としてゆるぎない技術があなたに身につきます。
おそらく、そのほとんどについて、意を決して「えいやっ!」と飛び込んでしまえば、それなりに稼ぎが出るはずなのです。
そのほとんどが、リスクゼロ。そして、何らかのリターンがある。というわけです。
興味を持てるものからと言うスタンスで、良いと思います。肝心なのは、思い切って、始めてしまう。そして、半年や一年ほどやりこんでみる。だめなら、また別のものに挑戦する。これによって、小さい稼ぎ口をたくさん作っていくことが大切です。
2.貯めるためのマイルールを作り出す
稼ぐ力は、すぐに身につくものではありません。しかしながら1年、2年と挑戦を続けることで、着々と積み上がっていきます。
同じ仕事でも、月収で1円しかなかったものが、1年ほどすると月収100円になり、このあたりで軌道に乗ってくれば、その後は二次関数のグラフのよう急拡大していく、にという感じです。
とはいえ、その成果がでるまでは、ほぼ現状の収入の中でやっていかなければなりません。
それまでは、貯める力を磨いて手持ちのお金を増やしていきます。
じゃあ今までと同じだから、やっぱり難しいな。と思われるかも知れませんが、貯めると一言に言ってもやり方があります。
もっとも大事なのは、貯めるためのマイルールを作って、それに従う。ということです。
どんなルールを作り出すかは、その人次第ですが、さまざまな貯金の方法のなかで、自分に合っていると思う方法を選んだら、それを継続的に続けられるようルールを作ります。
ダイエットなども、継続が肝心ですよね。一段一段、貯蓄の階段を積み上げるように、日々自分でルールを作り、自分に従って行くことが大切です。
上手くいかなければ、今度はルールの方を見直してみる。
このくり返しで、使う量をコントロールしていくことが肝心です。
ちなみに散財が大好きで、20代に一度カード破産した僕は、しっくりくるマイルールに出会うまでが大変でした。
そんな僕がもっとも簡単だと思って実行するに至ったマイルールが「常に収入の10分の1を自分に支払う」というものです。
これにたどり着くのに、10年くらいかかってしまいましたが、おかげで現在は、収入>使う量を毎月実現することができるようになりました。
やりかたは簡単で、収入が入るごとに、貯めるための銀行口座を1つつくって、毎回収入がある度に、10分の1をそこに入れる。というこのです。肝心なのは、この支払いをなによりもまず優先して最初におこないます。
ほかに引き落としなどがあることが分かっていても、かならず自分に支払う。支払いの優先順位の1位を自分にする。ということです。
微々たる量ですが、10回収入があれば、給料一回分は確実に貯まります。残りの10分の9でやりくりするしかないので、当然最初の数ヶ月は毎月お金が足りなくなりました。
カード破産してお金も借りられないので、支払先に支払いの先延ばしをお願いしてなんとかしつつ、出費の原因を探ってそこを抑えるようになったり、無駄な固定費を絞ったりするようになるクセがつきました。
いまは小さな稼ぎ口がいくつかあるのと、投資先も増えたので、急な出費にもある程度耐えられるようになってきています。
また、ほぼ毎日なにか収入があるので、10分の1を引いて自分の口座に入れることが楽しみもあります。
これはあくまで僕の1例ですが、続けやすいマイルールを作る。それを厳格に守る。このことを1年くらい継続するだけでも、のちのち大きなパワーになると思っています
3.増やす方法を学ぶ
お金は、稼ぐと貯めるは基本中の基本ではありますが、逆に言えばここまで来てようやく土俵に乗った。という感じです。
逆に言えば、この二つを頑張るだけでは、なかなか億万長者にはなれません。
たとえば、年収1000万円はなかなか狭き門ですが、これを達成しても、1億円の資産を築くには、全て貯金出来たとして10年かかります。
もっと現実的な視点だと、年収1000万円でも、いろいろと使って、平均でやっと年200万程度の貯金となります。となれば1億円貯めるのは50年かかってしまうのです。
一握りの芸能人やスポーツ選手と言ったスーパースターが数億円稼ぐのとは全く違う方法でお金持ちになるには、どうしたらよいのでしょうか。
お金には、増える機能があります。その増える機能をうまく活用する方法が投資です。ときに手堅い投資を学び一部を預け、また一部はリスク覚悟で積極的に資金投下します。
このバランスや、どこに資金投下するかを考えたり、学んだりを続けていくことで、5年後、10年後の未来に大きな資産を築くのです。
一つの方法として、貯金30%、年率2~5%の配当への運用に30%、不動産に20%、株やFXなどの積極運用に20%などと分散しておくとバランスが良いでしょう。不景気の時は貯金や配当があなたを助け、好景気の時は積極運用があなたに利益をもたらします。
資産家は、そのように資産をバランス良く振り分け、景気が上がろうが下がろうが、世界情勢が良くなろうが悪くなろうが生き残るように準備しています。
投資について学んだことがないというひとも大丈夫。現在はローリスクローリターンから、ハイリスクハイリターンまで、様々なものに挑戦できるように仕組みが整っている時代です。
まずはリスクの小さい手頃なものから始め、少しの暴落を味わい、許容できる痛手を知ることから始めると、恐怖感が小さくなると思います。損する額を限定的にする。このことを知るだけでも、大事な一歩目の学びになると思います。
まとめ 稼ぐ 貯める 増やす
今回はちょっと長くなりましたが、ここまでの話をまとめると
1.稼ぐ力を強める
たくさん稼ぐ必要はありません。小さな稼ぎ口を何個も作りましょう。いつでも何かで収入を得られる。というのは、自信にも繋がります
2.貯めるためのマイルールを作り出す
稼ぐ力が成長するまでは、ひたすら貯めることです。まずは自分ができるルールをつくり、それを継続しましょう
3.増やす方法を学ぶ
稼ぐ、貯めるができるようになったら、増やし方を学びましょう。欲をかかずに、貯金よりマシくらいに増える投資を選び、手堅く運用するところから始めてみましょう
といったことになります。ほかにもいろいろとありますが、まずはこのあたりから手を付けていくのがよいでしょう
結局どれも地味な方法だと思われたかも知れませんが、とはいえ実践していないことも多いと思います。
副業をしていない人は、やってみる。貯金のマイルールがない人は、作ってみる。投資をしていない人は、証券会社の口座を作ってみる。
こんなことを始めるだけでも、やっていない人に比べたら、大変な差です。
微差が大差です。この微差を積み重ねることで、1年後2年後に目に見える差、10年後にはとてつもない大差となって現れます。
10年後の自分が、「あのとき挑戦していてよかった」と思えるよう、ぜひ身近なことから挑戦してみてください
あなたの10年後がすこしでも豊かなものになることを願っています。