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あなたは、富が目の前に現れた時、適切に受け取っているでしょうか
- そんなこと言うまえに、富が訪れたことがない。
- 目の前に富が現れていることに気づかない人なんているの?
- 俺は絶対に受け取っているけど、豊かになれていないだけ
そんなことを言われそうです。
少なからず人は豊かさを求めて生活しています。ですから、豊かさを見落とすことなど、ありえないと思いがちです。
ですが、多くの人の目の前には、努力した分だけの富が、きちんと現れています。
問題は、多くの人が、それを受け取っていないということです。
せっかく豊かさを求めて日頃努力を積み重ねているのです。成果は適切に受け取るようにしたいものです。
今回は、目の前の富を見逃さないためのポイントについて考えてみました。
あなたの日頃の努力の成果を、ぜひ見逃さないようにしてください
あなたは受け取れる人か?富を無理なく迎える3つのポイント
富を受け取らない。ほとんどの人にとっては、信じられない話だと思います。
僕も会社員時代はそう思っていました。なにしろ会社員時代は15年以上営業でしたし、常に売上を追っていました。
ですので富は来るものではなく、追いかけて掴み取るものだと思っていたのです。
ところが会社を辞め、投資家として起業してからは、富は受け取り方を知らなければいけないことを確信しました。
これはチャンスを逃さないとか、気の持ちようを変えるというだけの話ではなく、本当に受け取り方の問題なのです。
富には、稼ぎ方同様、受け取り方があるんだと思います。
これには、ものの見方と訓練が必要です。学校教育でやるべき科目としてもいいんじゃないかと思うくらいです。
まだ僕自身も受け取り方が上手くないですが、訓練によって、少しずつ上達することで、収入が増えてきました。
あなたも、ものの見方を変え、訓練することで、適切に努力の成果を受け取っていきませんか
1.受け取れない人の心理
まずは受け取り下手な心理に気づき、適切に受け取ることです。
まず大前提として、少なからず人は、人に親切にしたいという気持ちがあります。
これは豊かな人であればあるほど、その傾向があります。与えること、それによって喜んでもらうことが、与える人の喜びとなっているのです。
自分という器に、溢れるほどたっぷりと水が入ってくる仕組みを持っている人は、人に与えます。
逆に、器がからっぽの人はもらうことを渇望します。
これを理解することで、富の流れを勘違いせずに理解することができます。
いつももらうことを渇望している人は、与えようとしている人の気持ちに気づけません。
しかも、もらうことだけを考えていると、自分の頭の中に、もらうための理想的な形が出来上がってしまいます。
なにかをもらうことは、親切心をもらう、ということです。ものや金額は、その親切心を推し量るひとつのものさしなのかもしれません。
贈り主の気持ちに配慮することなく、もらった金額や品物の多寡ばかりに気を取られると、もらうのが恐れ多い、借りを作ってしまう、とてもお返ししきれない、などプレッシャーを感じてしまいます。
こうした気持ちが受け取ることを自然と遠ざけてしまうのでは無いかと思います
2.過剰な遠慮は相手を傷つける
きわめて日本人的な価値観に、遠慮の奥ゆかしさがあります。
あまり遠慮無くものをもらってしまうのは、えげつない。図々しい。というようなメンタリティです。
たしかに、なにかを人にあげたり、親切を奉仕する、というのはある程度の気遣いや疲労が伴います。それだけ大変だということです。
だから、自分が与えられることは、なにか大変なことを受け入れるのだ、と身構えてしまう場合もあるのです。
そうした大変さを受け止めきれない、というメンタルが、知らず知らずのうちに親切を受け取らない、という態度に出てしまうこともあるでしょう。
たしかに一定の遠慮は奥ゆかしさがあって、時にはそのひとの人格を引き上げるような意味合いがあります。
しかし、世の中には、あなたをほんとうに助けたい、あなたの力になりたい、というひともいることをお忘れなく
ご両親やご親戚、おじいちゃんやおばあちゃんなどはもちろん、友人や仕事の同僚にも、そのような人はいます。
彼らがどんなものを与えてくれるかは分かりません。
たとえば目に見えるようなお金やモノではなくても、優しい心遣いであったり、ためになる情報だったり、才能や技術だったりと、なにかしら暖かい気持ちを寄せてくれることはあると思います。
世の中は一人で生きていくことはできません。何事も、持ちつ持たれつで成り立っているのです。
その根底に必要なのは、親切心や思いやり、助け合う気持ちでしょう。人は人を助けることによって、満足し、助けられているのです。
ですので、施しを受けることそのものが、それもまた人助けとなります。恥ずかしくもなければ、ひどいことでもありません。
むしろ親切心を過剰に跳ね返すことは、贈り主を傷つける行為でもあります。
過剰な遠慮は、だれも幸せにしないとおもいます。だから、親切を受け取ることができず、結果幸せも受け取れないのです。
3.お金持ちは与えるのも受け取るのも上手い
お金持ちは、稼ぎ出すことやお金を増やすことに長けていますが、受け取ることもとても上手です。
まず、自分の周りの人が、なにを与えてくれているのかに敏感です。与えられるモノは、お金や高級品だけとはかぎりません。
ちょっとした挨拶、ドアを先に開けてくれる気遣い、ときには邪魔しないように話しかけない、などということにも、気づいたときにはきちんと感謝を持って受け取っています。
自分が優しい気持ちを持って与えているので、ひとが与えてくれるモノにも敏感になっていくのだと思います。
素晴らしいのは、その温かい気持ちをふだんから気持ちよく受け入れること。そして、遠慮無く受け取ることです。
彼らには、受け取ることで相手になにか借りを作ってしまった、というような、そんな下品な損得勘定はありません。
受け取ることに対するお返しは、感謝を持って「ありがとう」これひとつです。
しかし与える人、奉仕する人は、その感謝の言葉と気持ちに十分救われています。
そうした日々の綺麗な受け取り癖が、さらに受け取って欲しい、という贈り主を増やします。
これが受け取り上手になっていくことにつながるのです。
結果、ちょっとした気遣い、きもちよい挨拶などが、仕事上の気持ちよいコミュニケーション、素早いレスポンスにつながり、最終的には効率的なパフォーマンスと高い報酬に繋がります。
かれらは、これをまた気持ちよく受け取ります。そこで、与える側もまた大きな仕事や大きな報酬、希少なチャンスなどをもって、また訪れます。
かくして、お金持ちの周りには、受け取り上手によるグッドサイクルが延々と回っているのです。
まとめ 気持ちよく受け取り、幸せになる
ここまでの話をまとめると
- 受け取れない人の心理
- 過剰な遠慮は相手を傷つける
- お金持ちは与えるのも受け取るのも上手い
となります。
結局、受け取るのが上手い人は、何を受け取っているのでしょうか。
おそらく、物そのものではなく、贈り主の気持ちなんだと思います。
ですので、贈り主の気持ちがあまりにもいい加減と見透かされてしまうものは、高価なものでも受け取るのが嫌になるでしょう。
逆に贈り主にプラスの感情を感じられれば、挨拶一つでも気持ちよく受け取りたくなるのではないでしょうか
とすれば、たとえ自分が不相応と思うほど高価な贈り物をされたとしても、贈り主の感謝の気持ちが見えるのであれば、お互いのために受け取るべきなのだと思います。
感謝として贈り、ありがたく受け取る。受け取り上手のひとは、このことが分かっているのではないでしょうか。
自分からも感謝を発信する一方、どんどん自分に向けられた感謝も受け取る。受け取ることでまた感謝される。
こんなプラスのサイクルを気持ちよく回すことが、受け取り上手なのではないかと思うのです。
富の訪れに気づくことができるよう、感謝を持って受け取ることを忘れないようにしたいものです。