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いま、お金がないという状況だとして、あなたはどのように解決方法を考えるでしょうか
おそらく、寝るまま惜しんで稼げばなんとかなる。と一生懸命働くかもしれません。
または、爪に火をともすようにガマンに我慢を重ねて節約するかもしれません
僕もそうですが、一生懸命働いて稼いでも、気の遠くなるような我慢で節約しても、気を抜けば出費は必ず稼ぎに追いつきます。
それは月収が10万円でも100万円でも同じことです。
月収が1000万くらいあったら、違うのかもしれませんが、そんなに稼げたことはないので、分かりません。
とはいえ、意外と同じことになってしまうのかもしれませんね。貧乏は解決出来ない問題なのでしょうか?
目次
貧乏を投資で解決する。ハングリー精神を豊かさに繋げる3つの方法
結局はお金との向き合い方、使い方や考え方がゆとりを持てるようになっていなければ、いくら頑張ってもあなたが求める豊かさには届かないでしょう。
せっかく不屈の闘志を燃やしてお金を稼いだとしても、自分の考え方が無駄遣い思考で、すぐに使ってしまうのでは、もったいないことです。
稼ごうとする意志があるうちに、その精神を豊かさにつなげる考え方を身につけておきたいものです。
投資を通じることで、増やすだけではなく、稼ぎ方、貯め方など、お金との向き合い方も学ぶ方法について考えてみました。
お金との向き合い方を考える
ほとんどの現代の日本人、とくにいま30や40代の会社員層は、小中高大学と、長い学生生活を親に支えられて生きてきています。
何か必要なものがあれば、テストの成績や、スポーツの結果などと引き換えに買ってもらってきた世代です。
一億総中流社会の中では、それは常識でしたし、そう育てられるのがとても一般的でした。
僕も疑いもなく、そのようにして欲しいものを手に入れてきたのです。
これはこれで、目標達成の意識を育てるには悪くないと思います。
ですがこうした教育のなかで、僕らは経費やお金儲けの手段についての概念がすっぽりと抜け落ちたまま大人になってしまいました。
これは、条件を達成すれば報酬を得られる。つまり、言われたことをきちんと実行できれば報酬が得られる、という思考にかたよりがちになります。
一方で人の役に立つ、人を喜ばせる、人の感動を呼ぶ、人を惹きつける。といったことが商売やお金儲けの根幹にあることをいったん脇においてしまったまま、会社勤めを始めてしまいます。
稼ぐ手口が、マニュアル化、テンプレ化してしまったのです。ほとんどの日本人が、稼ぐための根本的なものや、ハングリー精神を失ってしまいました。
自動販売機にお金を入れたらジュースが出てくるかのように、与えられた仕事をしたら、定められた報酬が入ることに疑念を持たなくなってしまったということです。
ただ「欲しい」ではなく、「どうやったら手に入るか」と考えるようにする
誰でもそうですが、欲しいものがある。というときに、
- 経費はどのくらいかかるか。
- 稼いだ分が現金で手に入るのはいつか。
- その金額にいくには何をしなければならないか
- トータルでどのくらい稼がなければいけないか。
といった現実的な手続きの部分をないがしろにしがちです。
これは、本当の意味で貧困に陥ったことがないのであれば、当然です。むしろそれは素晴らしいことであり、親に感謝すべきなのでしょう。
とはいえ、こういった現実的な部分は、多少ガメツイと思われるとしても抑えておかなければなりません。
これ自体は面倒なことですが、同時に脳は欲しいものを手に入れたときに得られるものも夢想しています。
欲しい車にに乗って、気分良く街を走る自分の姿。大きな家を手入れて、家族と楽しく過ごす姿。欲しい金額を手に入れて、素敵な仲間と楽しく過ごす姿。
はたまた、より性能の良い仕事道具を手に入れて、より大きく稼ぐ自分の姿を夢想することもあるかもしれません。
楽しいことは、無理する必要なく、いくらでも頭に思いつくはずです。制限するのが大変なくらいです。
こうした夢のある妄想をガソリンにして、経費や手段のことは、乗り越えるべき障害とし、セットで考えることで、願いが現実味を持ってきます。
ただ欲しいと願うだけでは、なにも入ってきません。どうやって手に入れるか、この、どうやるか?という行動の部分を設定しなければ、何も変わらないのです。
ですから、大まかでいいので、自分なりのシナリオを書いて、そのとおりに行動を起こす。この流れを自分の習慣にすることが必要です。
どうやったら欲しいもの、欲しい金額が得られるか?これを夢想し、まずは行動のシナリオを書く、この小さな行動こそが、いずへあなたを目的に連れて行くのではないかと思います。
仮想貧困を自分自身に作り出す
そこで、頭の中にとても貧困な状態の自分を作ります。借金をして、そのカタに、自分の家や家族の資産などが抑えられていることを想像します。
つまり、目標金額まで貯めるとか稼ぐとか考えるのではなく、いますでにマイナスであり、早く稼がないと大切なものがどんどん奪われると考えるわけです。
同時に、現状に満足しないために、常にちょっと不足していることを想定します。いい車やいい時計、よりよい家に住むこと、便利な生活など、物質的な豊かさを想定します。これはそれほど難しくないでしょう。
こうすると、頭の中に仮想貧困が出来上がってきます。欲しいものは増えるいっぽうで、お金は圧倒的に足りないのです。すぐに借金を返さなければ、欲しいものなど夢のまた夢です。
このようにしてハングリー精神を自分の中に積み上げていきます。
ちょっと貯金したくらいでは、今の貧困からは抜けられない。もっと稼ぎ、増やさなければ届かない、という思考を潜在意識に叩きむまで意識するわけです。
本来はそんなに貧困ではないわけですが、この思考になると、より稼ぐ方法や早くお金を増やす方法について、今よりもっと真剣に考えるようになります。
情報にも自然と敏感になり、情報収集の質がアップすることでしょう。
入ってきた収入は手元に置かず、がっつり投資に注ぎ込む
このように思考を作り上げ、一定期間定着させるようにすると、お金を稼ぎ、貯め、増やすにはどうしたらよいかについて習慣的に考えるようになります。
この状態になると、そうしたことを考えるのはまったく無理なく、苦痛すら感じません。
むしろ気持ち良いくらいで、いつもお金を増やすことを考えたくなります。増えたときの自分の姿を夢想してワクワク感すら感じます。
この状態になったところで、がっつりと投資に収入を突っ込むのもよいでしょう。
落とし込む資産が大きければ大きいほど、また投資期間が長ければ長いほど、成果は早く、大きく出ます。
ハングリー精神が根付いた状態であれば、稼ぐ力はもちろん、節約も上手くなっていますし、手堅い増やし方も分かっています。
また、少しリスクが高いと言われる投資でも、十分にリスクを計算したうえで、大胆に挑戦する度胸も備わっているでしょう。
我慢も上手くなり、稼ぎ方も沢山知っている状態ですので、投下資金もどんどん増えますので、稼ぎと複利の両輪が効いて、さらに早く大きな資産を築けることと思います。
まとめ 豊かになれば、手に入るものも増える
ここまでの話をまとめると
- お金との向き合い方を考える
- ただ「欲しい」ではなく、「どうやったら手に入るか」と考えるようにする
- 仮想貧困を自分自身に作り出す
- 入ってきた収入は手元に置かず、がっつり投資に注ぎ込む
となります。どちらにしろ、豊かになり切ってしまえば、資産もインカムも増えるので、当初思い描いていた程度の贅沢は叶えられるものです。
要はそれまでの膨大な時間を耐えられるか、資産運用の成功はそこに大きくかかっています。
貧乏になってしまうのは、その人の心がけ次第とはよく言いますが、身の丈ぴったりに使ってしまう人間の本性を理解することです。
そして、あえて自分の中に仮想貧困を作り出し、身の丈ぴったりよりも、よりミニマムに振る舞う自分を日常化させます。
これによって余剰をひねり出す、と言うわけです。
いまも、いまよりミニマムな生活も、貧困には変わりないのです。だから、余剰資金が増殖し始めるまでは、ほぼ同じ努力です。
苦しいダイエットの道を説くかのような話ですが、このようなことを乗り越えてひとたび豊かになれば、リバウンドはありません。
苦しい時は、誰しも味わうものと思います。
ですが諦めず継続した先に、豊かさがあります。
乗り越えた先のことに思いを馳せながら、余剰を増やす努力を続けていきたいものです。