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クラウドファンディングといえば、名前は知っていても、まだ体験していない人が多いのでないでしょうか
自分のビジネスを売り込むために、クラドファウンディングサイトに発信して、お金を集める。基本の形はこのスタイルです。日本ではキャンプファイヤーというサイトが有名です。
ですので、クラファンでお金を集める、といえば、自分が何かビジネスや創作物をつくって売り込む、イベントなどを企画して協力を仰ぐ、と言ったスタイルを考えがちです。
また、出資する側は、出品者の趣旨に賛同したり、用意するお礼を当てにすることで、一定の喜びや利益が得られます。しかし、出品者に比べ、おおきな利益は見込め無いようにみえます
ところが、クラウドファンディングの仕組みと、不動産投資の組み合わせは、もう何社も打ち出しているのです。
目次
クラウドファンディングで不動産投資。オーナーズブックでお小遣いを増やそう
今回は、僕も試しているクラウドファンディング型の不動産投資について少し紹介します。
投資事例と、利殖のシミュレーションも入れていますので、ぜひ最後までご一読を。
今回は、僕も実際に資金投下しているオーナーズブックを例に説明していきます。
ちょっとしたREIT(Real estate investment trust:不動産投資信託)のような仕組みになっています。
まずはオーナーズブックのような会社がプラットフォームとなります。
そして、どこかのゼネコンがビルやマンション一棟を一括で購入するに当たって、オーナーズブックに出資を依頼します。
オーナーズブックは、自社が登録者として抱えている投資家たちに、そのビルやマンションから集まると予想される家賃を分配することを条件に、出資を募ります。一人あたり一案件につき、1万~40万くらいを上限に投資できます。
REITについては、少し前に説明の記事を書きましたので、こちらをご覧ください
今回はこのオーナーズブックを使って、徐々にお小遣いを増やしていく方法について説明していきます
1.1万円から始められる
まずオーナーズブックの大きな利点は、少額から不動産投資ができる、という点です。
投資家は、事前にオーナーズブックが出資を募ろうとしている物件について、物件情報をいろいろと公開します。ここで、この物件の手堅さや収益予測などを見るというわけです。
さながら投資家は、家に居ながらにして物件情報をすべて集めることができます。今回は新宿のオフィスビル、また次回は品川のタワーマンション一棟、などというように、自分が出資して運営される物件が増えて行きます。
もちろん、管理は、オーナーズブックに出資を依頼した大元の会社が請け負います。ですので、こちらは分配金が3ヶ月に1回入るのを確認するだけです。
これだけの仕組みに、1万円から参加することができます。年収400,500万円を越えるサラリーマンなら、ほぼ誰でも問題なく参加できる金額ではないでしょうか。
2.3ヶ月ごとに分配金が加算
オーナーズブックでは、3年間物件を持ち続けた場合に、融資期間が満了し、分配金のついたお金が戻ってきます。
手元にはそこではじめて現金を手にすることになります。ただし、分配金自体は3ヶ月に1回のペースでついています。
投資家はオーナーズブックのアプリ内で、自分の出資金が3ヶ月ごとに増えていくのを観察することができます。
実際の画面がこんな感じです。
これは中野区のマンションから配当が出ています。10万円投資して、3ヶ月で1246円の配当が出ています。
こんな調子で、3ヶ月ごとに配当が出ます。年4回配当が出ますので、ざっと5000円弱くらいが1年で増える感じです。
ざっくり年5%程度の利回りとなります。この物件の場合は、源泉徴収などがあるので、少し引かれて4.5%くらいの利回りになります。
3年後には10万円が11万5千円弱くらいになる計算ですね
3.利殖シミュレーション
このオーナーズブックのクラウドファンディングには、1万円から参加できます。最近は投資家が応募に殺到するので、先着順での応募にはまずエントリーできません。
応募時間開始がだいたい夕方18時~なのですが、1秒で売り切れてしまいます。このため、投資金額の上限が設定されるようになって、一案件につき、一人あたり40万円までしか投資できなくなってしまいました。
それでも、せいぜい5秒くらいで全部売り切れる感じです。僕もなんども18時ぴったりにエントリーにチャレンジしていますが、先着方式の応募では、まったく権利を獲得することはできません。
ただし、抽選形式があるので、細々と買うことができます。4,5ヶ月に1回くらいの割合で、抽選に当たる感じです。
僕は1ヶ月に1万円投資するとして、10ヶ月分に当たる10万円を一回の抽選に突っ込んでいます。
できれば1ヶ月1万円買う位のペースで参加したいモノです。
仮に、ざっと1ヶ月に1万円をクラファンし続けるとして、利殖年5%をシミュレートしてみると、20年間で400万を超えます。
まともに1ヶ月に1万貯金していたら、240万円ですので、ざっくり1.6倍です。複利効果が効いています
ちょっと頑張って月5万ずつ、もしくは年60万ずつこれを実行すれば、20年後には2000万円になります。40歳からはじめても、課題の年金問題はクリアできる数字となります。
もし30歳からこのクラファンをはじめるなら、60歳まで30年あります。計算すると60時点では4000万円近くになっています。
もっと必死で貯め込むとして、毎月10万、年120万ずつ投下するとしたら、12年で2000万円に達し、20年で4100万、30年には8000万円以上にもなります。
12年目の2000万円に達した時点で、他のもっと利回りのいい投資に変更することもできます。もし35歳で始めたとするなら、47歳でここまで達してしまいます。
また別の見方だと、毎月10万ずつ資金投下すれば、8年で配当が年200万円以上入ってくるようになります。月収にして16万円アップする計算です。
ここまできたら、本業からお金を投下しなくても、配当が配当を増やす形で増えて行きます。
月16万円を完全にお小遣いにしても、その10年後には2000万円、30年後には3500万円となる計算です。
途中でで資産の何分の1かをもっと利回りのいい投資に回せば、もっと豊かになれますので、夢もふくらむのではないでしょうか。
まとめ 手堅く、賢くお小遣いを増やす
ここまでの話をまとめてみますと
1.1万円から始められる
不動産のような高額と思われる投資商品を、限りなく安価で参加可能にしています。
2.3ヶ月ごとに分配金が加算
オーナーズブックの例ではありますが、3ヶ月ごと、年4回配当がつきます。3年間の運用ですので、全部で複利計算がかかる回数が12回あるわけです。毎月購入することができれば、入ってくる配当も増えます。お小遣いが増えるのを楽しみに投資を続けることができます
3.利殖シュミレーション
月5万、年5%で計算しても、10年後には配当だけで40万増えるようになります。月のお小遣いで3万以上増える計算です。20年給料が据え置かれているような時代でも、手堅くお小遣いが増えることになります。
もちろん、投下資金を頑張って増やし、クラファンに放り込み続ければ、さらに劇的に増えて行きます
クラウドファンディング型の不動産投資ポータルサイトは増えており、現在では先行しているオーナーズブックの他にも様々なサイトが手頃な料金で投資を始められるように仕組みを整えています。
利回りも、5%よりももっと良いものもあります。利回りは低いものの、より安全に回していけるモノもあります。今後は、もっと安価な金額から参加できるものも増えるかも知れません。
手元の投下資金が、やがて配当から出るようになる。追加投資につかって利殖のスピードアップにするもよし、あとは人生を豊かに暮らしながら、ゆっくり配当のみでさらに配当を増やすのもよし。
人生の目的に合わせて増やし方を選択することもできます。
クラウドファンディングであれば、銀行の定期預金に寝かせておくよりも、よほど効率よく増やすことができます。
あなたらしい人生、あなたらしい生活を送るためにも、こんな情報がお役に立てたら嬉しいと思います。
今回は利殖の一例ではあります。ですが銀行にお金を寝かせておくよりはマシな方法がある、ということは知っていて損は無いと思います。
お小遣いを増やし、資産を増やし、ぜひ自分らしい豊かな人生を描いていきたいモノです。