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新しいことに挑戦するのはワクワク感と同時に不安が付きまとうものです。
僕もたびたび収益アップをはかり、あらたな収入源、あらたな投資方法を模索するのですが、結局は手を出さずに終わってしまうこともよくあります。
確固たる理由があって辞めるならまだしも、なんとなく、とか、大変そうだ、損しそうだ、辛いことになりそうだ、と怖気付いてしまうことも多いです。
なんともチキンな奴だ!と自分をなじって奮い立たせても、なかなかやる気が出なかったりもします。
会社員のときは、もっとそうでしたので、本当に努力も勉強もしてなかったなーと思います。
目次
- 挑戦を続けるために。現状維持バイアスを取り払う3つの方法
- 1.リスクを過剰に計算しない
- 2.合わなければすぐにやめる
- 3.現状維持は現状を維持できない
- まとめ 自分は自分の敵でもあり味方。なんども自分を奮い立たせよう。
目次
挑戦を続けるために。現状維持バイアスを取り払う3つの方法
人は、よっぽどの好奇心を持っている人でもない限り、新しいことを始めるのに躊躇(ちゅうちょ)しやすいものです。
とくに、年齢を重ねてくれば、経験上うまく行かなかったことや、上手くいかなかった仲間の話などを聞いているために、余計に不安になります。
結果、いままでの世界に安定や安全を感じ、今のままの方がいい、と思ってしまいがちです。
これが現状維持バイアスです。重ねてきた経験があるからこそ、その経験からすべての価値観を決定してしまいます。
かつて上手くいかなかったことでも、今度はうまくいくかもしれません。ですが、失敗したときの苦い思いが頭の中で繰り返され、なかなか新しいことを始めるのに恐怖心が出てしまうのです。
この気持ちに打ち勝たずして、先の人生で挑戦はありません。挑戦しなければ、当然新たな発見もなく、新たな価値観も得られず、成功も遠のいてしまいます。
今回はこの現状維持バイアスを取り除く方法について考えてみました。
1.リスクを過剰に計算しない
当たり前のことですが、何かをやろうとすれば、上手くいく確率、旨くいかない可能性など、様々なことを考えます。
華々しい成功イメージの裏で、どんよりとした失敗のイメージに強く引っ張られ、結局何もできないことも、、僕はそういうことが多いです(-_-;)
人間は生き抜くことについて、注意深くある本能があります。だからこそ生き延びているわけですが、この本能がすさまじくリスクを計算することも担当しています。
投資でも、思考停止してなんでも資金投下すればいいというものでもありません。それは誰の目にも明白です。ですがその意識が強すぎるために、ありもしないリスクを考えてしまうこともあります。
まさに知らないことが、余計なリスクを想像させてしまうのです。過剰にリスクだけをクローズアップしすぎなのだと思います。
たとえば、株を買ったら、明日大暴落して、無一文になってしまうかもしれない。と思う人もいます。たしかに、その可能性はゼロではありません。しかし、99%暴落するわけでもないのです。
また、暴落とは言わなくても、勝った価値よりも下がってしまい、一生儲かることはないから、自分は投資したくない。というひともいます。
これも、バイアスがあります。今まで100回買った株がすべて下がったのなら分かりそうな話ですが、自分の勝ったすべての株が下がるとしたら、もう確率論は無視していることになります。
まず100回も買ったことがないのに、そう判断するのも早計というものです。それは100記事もブログ記事を書く前に、ブログでは稼げないといって撤退してしまう人とそう変わりません。
万一そんなに買った株が下がるんなら、売りから入れば100%勝てるわけですので、全く問題なく、むしろチャンスです。
詰まるところ、リスクを正しく計算することが大切であり、適切な判断だと思います。投資について知らないだけです。対処法を知るだけで、一気にチャンスになるのかも知れません。
冷静になった時の考えや読み、リスク計算の先にあるものが、本当の結果です。ところが、現状維持バイアスがあると、こうした思考に完全にフタをしてしまいます。
失敗してきた経験が頭のほとんどを占め、思考停止となり、面倒臭くなった結果諦める方向にもっていかれます。
ただしくリスクを見積もると、なんでもかんでも失敗するわけではありません。上手くいく可能性、失敗する可能性、両方をきちんと見て、自分に適性があるのかどうかを判断すべきです
2.合わなければすぐにやめる
いろいろ考えた結果、いよいよ挑戦に踏み出すとしても、実際になにか新しいことに挑戦すると、上手くいかないこともたくさんあります。
やったことがないわけですから、経験豊富な人に比べて予想できないことがたくさん起こります。それを乗り越えられる人もいれば、乗り越えられない人もいます。
そこに適性があるわけです。たしかにだれでも上手くいくとは限りません。
しかし結果も様々です。ブログで才能が開花される人、投資でそこそこ稼げるという人、どちらも上手く行ってしまう人など、結果は人によって様々です。
だからこそ、挑戦する価値はあると言えます。自分に適性があるのかどうかを、力を尽くして試す。これが挑戦です。精一杯挑戦しても、駄目なこともあります。
ダメだなぁ、やっぱり合わないなぁ、とおもったら、撤退したら良いと思います。懸命に挑戦し、なにかに取り組めば、得られる貴重な経験もあります。
この貴重な経験が次の挑戦で花開くことになるのです。いい布石になる、人生の伏線を引いているとも言えるでしょう。
合わなければ、やめていい。石の上にも3年などと縛らずに、自分の納得いく範囲で挑戦したら、次に行けばいいのです。
そう思っていなければ、一度始めた以上は後には引けない、と自分を責めてしまい、なかなか次の挑戦ができません。積極的に挑戦領域を変え、自分なりに一生懸命取り組むのがよいのではないでしょうか。
少し気楽に、しかし積極的にという姿勢で挑戦していけば、経験を増やし、成長していくのだと思っています。
3.現状維持は現状を維持できない
現状維持バイアスの恐ろしいところは、現状維持は長い目で見れば現状を維持できないところです。
それだけに、どこかで新しいことに挑戦し、すこしずつ成長をはかっていくことは大切だと思います。
投資で言えば、タンス預金や貯金が完全だった時代は100年前に終わりました。銀行預金が完全だった50年前とくらべると、現在は預金一本では手持ち資金の価値を下げてしまいます。
また、一つの会社に全力を捧げてきた高度成長期の会社員は、会社を支え、会社に支えられてきましたが、そんな社会構造も崩壊しました。
終身雇用がなくなり、会社が社員を駒として使う以上、社員側は収入口を増やしておかねばなりません。
ラーメン一杯500円、牛丼一杯300円だった時代も終わりを告げました。かつて390円のサンキューセット(我ながら懐かしい!これ知ってる人40歳以上ですかね)で業績を伸ばしたマックも、今月の月見バーガーセットは700円で売る時代です。
経済一つ、社会活動一つ、価格一つ、どれをとっても、現状は変わっています。しかもそのスピードは上がっている時代です。
現状を維持することは、もはや後退に甘んじていることになってしまうかもしれません。
ちょっと大げさかも知れませんが、僕は消極的な方だと思うので、このくらいの認識でいることで、行動を起こす気持ちを消さないようにしています
四の五の言わず行動することについては、以前にこんな記事を書きました
まとめ 自分は自分の敵でもあり味方。なんども自分を奮い立たせよう。
新しい行動に出ることを決めるのは、結局は自分です。そして、その判断材料を決めているのも、自分というわけです。
ここまでの話しをまとめてみます
1.リスクを過剰に計算しない
リスク管理は大切ですが、過剰にリスク計算しすぎて、やらない理由を増やしてはいけません
2.合わなければすぐにやめる
やってみたら、うまくかないこともあります。自分に合わないということに気づくこともあります。その気持ちに正直に、とまどうことなく次の行動を起こしていくべきです。辞めたからって根性がないわけでも才能がないわけでもありません。
3.現状維持は現状を維持できない
現代では 現状を維持しよう、とおもっていると、あっという間に現状すら維持できずに、後退する可能性もあります。失敗をしても、挑戦をくり返すことで、その経験が成功を引き連れてくることもあります。
と、いうわけで、じゃあ何をしたらいいのか、ということになりますね。いつも同じ話しになってしまいますが、僕は投資をオススメします。
ビジネスをやってみるのも、ブログをやってみるのも、もちろんあり。ですが、投資はいくらかの種銭から人生を豊かにしてくれます。
そもそもの種銭作り、少額資金の成長、生活費を上回るキャッシュフロー作り、巨大資産の守り方など、各人の資金量に合わせて成長のための課題もありますので、取り組み甲斐のあるテーマでもあります。
もし、投資を検討しながらもためらっている方がいたら、現状維持バイアスを取り去って、一歩を踏み出してみることをオススメします。
それだけ迷っているなら、けっこう深い洞察がすでに積み上げられているはずなので、大成功を収めるのではないか、とも思います。
僕自身も潤沢な資金、豊かな思考を身につけ、たのしい未来を迎えるために、現状維持バイアスと向き合っていきたいと思っています。