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脱サラして、ほぼ全財産を投げ打って、投資家というこの世界に入ってしまいました。始めたときは、ものすごい大富豪になることを夢見ていましたが、なかなか上手くはいきません。
恥ずかしながら、投資家活動しているとは言っても、誰もがイメージするような大富豪ではありません。大きな家で豊かに暮らしながら、傍らのパソコンで優雅に投資物件を物色する、、、そんな投資家だったら、どんなに素晴らしいでしょうか。
たくさんの土地を転がしているわけでも、大企業の株を何万株も持っているわけでもありません。
数カ所の土地、数本の投信や株式を育て、収益を組み合わせて、家族4人がやっとつつましく生計を立てている程度です。
しかも始めた当初よりも、少し計算が狂っているために、100%投資では暮らせていないのが現状です。だからこそ、バイトをしたり、ウーバーしたりしています。ブログを書いたり、ランサーズ経由でライターの仕事などもしています。
ウーバーもしていますので、こんな記事も書きました。
ライターの仕事を始めた頃の記事です。
まさに貧乏投資家です。お笑い芸人が売れるのを夢見て、バイト掛け持ちしながら生活しているのをよくテレビで見かけますが、自分も領域が芸人ではなく、投資というだけで、やってることはそう変わりません。
世の中の投資家が、みんな左うちわで優雅に暮らしているわけではありません。しかもそういう人達は結構多いのが事実というものです。
ですが、僕は脱サラしてこの仕事をメインにする生活になって、本当に良かったと思っています。まだまだ、この仕事で生計を立て、この仕事で暮らしていきたいと思っています。
目次
- 貧乏でもいい。投資家で生きていきたい8つの理由。
- 1.お金のことを考えることが好きになってしまったから
- 2.給料の上がり方が青天井だから
- 3.才能が無くても資産家になれるから
- 4.誰でもなれるし、資格試験に合格しなくてもやっていけるから
- 5.ひとたびルールが分かると、とても楽しい世界だから
- 6.ノマドワークでいつでもどこでも収入を上げられるから
- 7.自分も人も幸せにできる仕事だから
- 8.生き方が自由で、ストレスが少ないから
- まとめ 投資を身近にすれば、世界も広がる
目次
貧乏でもいい。投資家で生きていきたい8つの理由。
投資をやる、ということにすら抵抗があるのに、それを生業にして生きていこうと考えるのは、頭がおかしいんじゃないか、と思う人もいるでしょう。
実際、我が家は代々公務員や会社員しかいない家系です。父は会社員ですし、祖父は役人でした。二人ともその時代の人としてはかなりの高給をたたき出していましたので、僕もやはり会社員を目指し、そして会社員になりました。
比較的、給料と福利厚生に恵まれた会社員生活だったと思います。そのおかげで貯金もある程度でき、転勤を機に家を貸したりしたことで、投資と出会ったという面もあります。
ですが、どうしても競争社会のなかで、マウンティングや忖度などの人間関係、ノルマやパワハラ、長時間労働からくる心理的なストレス、なかなか経済的・心理的に豊かになれないといった事実などを経験しました。
技術的にも能力的にも、十分とは言えず、会社員でいつづけることは、自分にはどうしても耐えられない辛さを感じていました。
結局は半ば肩を叩かれる形で会社は辞めましたが、これは僕の人生において、次の人生に行くための強制終了だったのかも知れません。今はそう理解しています。
いまは、裕福でもありませんが、幸いにして投資からの収益で暮らすことができ、少しの蓄えもできるようになりました。慎ましい生活ですが、この生活になって、本当に良かったと思っています。
今回は、たとえ貧乏であっても投資家で生きていきたいと思っている僕が、そう思う理由についていくつか挙げてみたいと思います。
一体誰の何に参考になるかは分かりませんが、こんな風に思って投資家活動している変な人もいる、と思って、投資に興味を持ってもらえたら幸いです。
1.お金のことを考えることが好きになってしまったから
誰でも分かっていると思いますが、お金そのものには何も能力はありません。お金そのものは、ただの硬貨・ただの紙きれに過ぎません。
砂漠で100万円を見つけても、傍らに水とラクダが用意されていたら、だれでもそちらを選ぶでしょう。
ですが、それにまつわる人間のエピソードがひとたび加わり出すと、これでとてもエグい力に変わります。
人が人を妬んだり、うらやんだりする、大きな材料になります。また逆に、人を応援することも、助けることもできる材料になります。
お金では健康も買えませんし、愛情も買えません。時間を巻き戻すこともできません。しかし、知恵が加わると、便利さや心地よい時間を過ごすことはできます。
このお金の持つ不思議な力には、人類はお金を発明したときからずっと翻弄されているのです。数千年前に発明されて以来、このことには人間はずっと振り回されています。
かくいう僕も、このお金の魔力のような魅力に、すっかり取り憑かれています。単純に、お金を増やすことを考えるだけなら、一日では全然足りないと思うくらいです。
四六時中、お金のことを考えてしまいます。エゲツない話ですが、そう考えるのが好きになってしまっています。
2.給料の上がり方が青天井だから
何度か述べてきたことではありますが、投資家はリスクを負う分、リターンも大きい仕事です。全てが自己責任ですし、孤独ではありますが、勝てばリターンは総取りとなります。
大きく間違えない限り、インカムゲイン投資は、複利の作用で利益がカーブを描いて上がっていきます。またトレードも、経験と知識が貯まってくると、これもやはりカーブを描いて一挙に利益が上がっていきます。
収益の可能性がどんどん上に伸びていく、という大きな可能性を秘めているのも魅力です。
3.才能が無くても資産家になれるから
いい労働者になるには、市場分析、マーケティング戦略、マネジメント、OA駆使など、さまざまな能力に長けていなければなりません。
また芸術家も、スポーツ選手も、ブロガーも、ユーチューバーも、センスや才能にあふれている人が多いです。
こうした人達が巨額の給料を得ることは当然としても、凡人でもなにかチャンスが欲しいところです。
投資家は、資本主義のルールに従って儲けが出せるようになっています。しっかりと利益が見込めるようになるには一定の時間がかかりますが、基本的にはずばぬけた才能はいりません。
強いて言えば、エントリーできる度胸と継続する根気となりますが、鍛えることでわりと誰でもできます。ひとかたの資産家がほぼみんな投資を行っているのは、資産が多いのでリスクが負えるからですし、その方が自分の収益が上がるからです。
別になにか「天賦の才」のような特別な才能が必要なわけではありません。
凡人でもこれだけのチャンスがある、というのは、追求しがいのある領域だと思います
4.誰でもなれるし、資格試験に合格しなくてもやっていけるから
試験世代だった自分の過去を振り返ると、小学生の時から、テストテストで評価されてきました。
上手くいったこともあるし、上手くいかなかったこともあります。中学、高校は受験でいい結果が出ましたが、大学受験はいい結果を出せませんでした。
また、資格試験やTOEICなども頑張った時期がありますが、なかなか集中できず、いい結果が出ませんでした。
試験はとくに好きでも嫌いでもありませんが、なかなか試験で結果を出せませんでした。
投資家になるのは、これだけいろいろと可能性があるにもかかわらず、なんの資格もいりません。自分がなりたいと思い、何かに投資すれば、その日から投資家です。
幼い頃はとても縁遠い世界だと思っていましたが、やってみるとそうでもないことが分かりました。
また、きちんとリスクを勉強すれば、死ぬほど大損するということもない仕事でもあります。
たしかにリスクを負いますし、損をすることもありますが、もし死ぬほどのリスクだらけだったら、僕はとっくにこの世に居ないということになってしまいます
合格、不合格はありませんが、勉強すればした分だけ収益に繋がる。という歩合制のような収益構造になっているのも、当時の世界の魅力です。
5.ひとたびルールが分かると、とても楽しい世界だから
フランスの大経済学者トマ・ピケティの著書「21世紀の資本」は世界に衝撃を与えたと言われます。僕も最初はよく分かりませんでしたが、ピケティが提唱する「r>g」という公式について動画やネットで説明を受けた特に、確かに衝撃を受けました。
rとは、returnの頭文字で、資本収益率などといわれます。簡単に言うと、投資からポケットに入ってくる収益のことです。配当や利息、分配金や家賃などの上昇率です。
gはgrowthの略で、経済成長率などといわれます。かなり簡単に言えば、労働によって得られる賃金の上昇率です。
ピケティが提唱するのは「r>g」です。つまり、投資から入ってくる利益の上昇は、労働から得られる賃金の上昇よりも大きいということを著しています。
過去何十年にもわたる膨大なデータを収集、解析した結果、ピケティはこの結論に至りました。
資本主義なんですから、当たり前と言えば当たり前なんですが、学術的にそれが証明されたのです。
このことは「投資していった方が、労働で賃金を稼ぐよりも豊かになれる」といっているようなものです。
これがすなわち、資本主義の大前提ともいえるルールだと言うことです。
たしかに投資による複利や利息は、年々増えていきますし、これらは複利でどんどんふくらんでいきます。
一方で、労働者に払われる賃金も、年々物価の上昇などを反映して、ベアアップされています。昨年より給料が月1万円上がっただけでも、かなり嬉しいモノです。
それでも、収益の頭打ち感は否めません。投資のように利益が倍々と膨らむようなことはありません。未来への希望をもつことが難しくなってしまう気もします。
出世競争を勝ち抜いても、大きく儲けられるのは一握りだとしたら、労働者でお金持ちになろうとするのは無理ゲーとなってしまいます。
6.ノマドワークでいつでもどこでも収入を上げられるから
パソコン一つ、スマホ一つあれば、なにかしら収益が上がる、という点も、身軽で魅力的です。
全世界で展開されていますので、どこでも仕事できます。いつ仕事してもいいし、どこで仕事してもいい。この身軽さはとてもやりやすい仕事です。
ただし、いつも収益がつきまといますので、売り上げが生活費を上回ることが条件ではありますが(^_^;)
それでも、生きていくことができないほど収益があがらない仕事でもないと思います。
7.自分も人も幸せにできる仕事だから
投資は、誰かに資金を提供することで、その人の才能を引き出す仕事です。
ビジネスをしたい、挑戦したい、というひとに資金提供することで、その人があふれる才能を活かして社会のために貢献することに一役買うことができます。
とくに自分に何も才能が無くても、才能ある人たちの活動に、お金を通じて加わることができるというのは、なかなか素敵なことだと思いました。
8.生き方が自由で、ストレスが少ないから
なんと言っても、自分で全て決められるので、選択肢が増えて生き方が自由になります。やってみたら、これはかなりのストレスフリーとなりました。
会社員時代は、自主規制や法令遵守が厳しく、自分のあるべき姿以上に、規制やルールを確認しながら仕事をする毎日でした。
また、上司や同僚にもいつも気を遣っていて、いつも否定されていました。彼らの世界観が自分の正義でした。
自分なりの倫理観をもつのは、意味が無い世界でした。自分の道徳観・倫理観は全て否定されているような気がして、毎日がとてもつらかった覚えがあります。
投資家は、収益に全ての結果が示されます。道徳観・倫理観が間違っていたり、おかしい観点があれば、それも収益に繋がってしまいます。
それだけに、公衆道徳は当然に守らねばなりません。ですが、過剰な業界の自主規制、他人の世界観への服従などには、あまり振り回されなくなります。
軸になる生き方があれば、あとは世間が枠組みを教えてくれるというわけです。僕にとっては、これがとてもありがたいことでした。
まとめ 投資を身近にすれば、世界も広がる
ここまでの話をまとめると、 投資家として生きていきたい理由としては、
1.お金のことを考えることが好きになってしまったから
2.給料の上がり方が青天井だから
3.才能が無くても資産家になれるから
4.誰でもなれるし、資格試験に合格しなくてもやっていけるから
5.ひとたびルールが分かると、とても楽しい世界だから
6.ノマドワークでいつでもどこでも収入を上げられるから
7.自分も人も幸せにできる仕事だから
8.生き方が自由で、ストレスが少ないから
といったことになります。
投資家という生き方は、資本主義社会のなかでは、とても豊かにくらせる可能性があります。それを予想するだけでも、わくわくと日々を生きていくことができます。
まだまだ貧乏ですが、こんな風にお金と向き合うだけでも、心理的に豊かに暮らすこともできます。
投資を身近にすれば、いま厳しいと言われる日本経済も立て直せる可能性があると思いますし、みんながもう少しゆとりを持って暮らせるようになるんじゃないかな、とおもいます。
マウンティングや、むだな競争意識なども減って、争いも少なくなるのではないのでしょうか。
自分の世界や価値観は、投資が広げてくれました。いまは目標に対しても全然少ない収益ですが、それでもこの世界でやっていきたいと思っています。
今後も投資の世界の楽しさや豊かさを、少しでも楽しんでいきたいと思っています。