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投資家にとって、本当の財産とはなんなのでしょうか?もちろん、お金や資産無くしては財を築けませんので、それは言わずもがなに大切なものです。
ですが、それが一番かといえば、そうでも無いと思っています。つまり、大金を持っているかどうかは、あまり関係ないんじゃ無いかな、ということです。
大金があれば、それを原資に投資によって資産をより増やすことはできます。ですが、知恵や知識なしに投資して、投資先が破綻したらなんの意味もありません。
今回は、投資家にとって本当に大切な財産とはなんなのかを考えてみたいと思います。
目次
投資家の真の財産とは。お金を増やすのに大切にしたいもの3つ
投資家として生活しよう、と決めた時から、心が軽くなったのを覚えています。
投資先が暴落したら?思ったより儲からなかったら?資金管理に失敗したらどうする?など、不安はたくさんありましたが、どうにも僕にとっては「とにかく始めてみる」ということが良かったようです。
残念ながら、まだ左うちわで余裕の生活、とまではいきませんが、なんとか家族4人で暮らすところまではできるようになりました。
引き続き、貯蓄と再投資、ポートフォリオの入れ替えなどで、資産構築していきたいと思っています。
今後の投資生活でも忘れない心掛けてとしても、自分自身へのメッセージとして大切なことを書いておきたいと思います。
1.失敗
失敗なくして成功なし。失敗を積み上げた数、修正した質と量が、投資家を育てると思います。
トレードにしても、長期投資にしても、全く失敗なく資産構築できた例などないでしょう。
株もFXも先物も不動産も、手堅い手堅いという方法をいくら組み合わせてみても、投資において絶対はありません。
チャートがこの動きをしたら、つぎは必ず上昇する、こんなニュースが流れたら、絶対に暴落する、ということは無いのです。
絶対がないことだけが、間違いないのです。それだけに、勝てる材料を積み重ね、慎重にエントリーし、何度も作戦やシナリオを立て直すという作業が必要になります。
当然、失敗もします。10勝0敗くらいはあるかもしれませんが、100勝0敗くらいまでいくと、まずあり得ません。
ずっと負けていても、価格が爆上げする1勝で全てを帳消しにすることもできます。その逆もあり得ます
それだけ、失敗に対する向き合い方、学び、修正することで成果を生み出すのが投資です。
長く付き合い、失敗を重ね、修正し、次につなげる。薄皮を一枚一枚重ね続けるような、途方もない作業です。それでも、そうやって自分自身に深い考察を加え、自分が犯しやすい間違いを何度もただしていくと、徐々に成果が現れてきます。
まるで修行僧ですね。ただ、僧侶のゴールには収益はないでしょうから、修行よりはマシなのでしょう。
ただし、自分のクセを知ったり、投資についての勉強を続けていくことで、物事をさまざまな角度から見られるようになったり、より慎重になったりします。
その結果は、ちゃんと金額になって現れるので、楽しさもあります。どうすれば自分の収入を上げられるのか、をきちんとスケジュールとともに考えることもできますので、やりがいもあります。
そのためにも、失敗を重ね、そこから学ぶことです。まさに、瀕死の状態から何度でも立ち上がることで、ドラゴンボールのサイヤ人のように、だんだんと力をつけていくのです。
1代で何億、何十億と稼ぐ人は、何度となく負け、何億円を損を経験しています。その損を返し、なおかつ億を稼いでいるのです。まさに投資のスーパーサイヤ人になっていくのだと思います。
2.時間
学びを充実させるにも、複利を効果的に成果にするにも、時間は重要です。
ゆっくりとお金持ちになるなら、比較的難しくはないのです。人間誰しも欲がありますし、大金が必要とされる時間もリミットがあります。
子供が高校、大学に行くまでにいくら必要。両親が介護になってしまうまでにいくら必要。など、大きなお金は必要なのは分かっているのに、そこまでに残された時間は少ない、なんてこともよくあるのではないでしょうか。
僕もどうして若い頃にもっと蓄財しておかなかったんだろう、とか、もっと幼い頃に投資や複利のメリットを教われていたら、こんなに苦労はしなかった、といつも思います。
とはいえ、若い頃は、それなりに一生懸命ですし、それなりに散財してしまうものです。そういう散財から得られる教訓もあります。
ただし、先ほども書いたとおり、失敗する、学ぶ、修正する。または複利の効果が現れて資産がカーブを描いて二次関数のように上昇していく。といった成果を生み出すには、時間が必要です。これは厳然たる事実です。
早くから投資を始める。また、投資に費やす時間を増やす。投資の時間を大切にする。投資のことを時間をかけて学ぶ。こういったことが積み重なると、徐々に成果に繋がってきます。
3.知恵
ここまで書くと、投資とはなんとも地味な作業だな。時間も必要なら、そんなヒマはないし、他の方法で稼ぐ方がいいよね。と思われるかも知れません。
そんな考えがあるなら、ちょっと待ってください。投資は、肉体労働することなく、自分の時間を切り売りすることもなく、また収益が頭打ちにならない数少ない稼ぎ方です。
さらには、仕事をする時間、服装、場所にとらわれません。こうしたコロナ禍のような現状でも仕事や稼ぎを続けることもできる、力強さもあります。
稼ぎが生活費を上回った瞬間、とても楽になるばかりか、自分の時間ができ、あらたな勉強や挑戦ができるようにもなりますので、諦めることはないと思います。
こうした時に知恵を絞ることこそ、投資家の真価が発揮されます。
最近は、こうした失敗の積み重ねや、投資への時間を産み出す方法についてさまざまな手法が紹介されています。
ブログやyou tube、SNS、書籍、マンガなどには、本当にさまざまな情報が載っています。
失敗談はもちろん、その原因についての解析や、失敗したときのメンタルをケアする情報、自分に向いている手法の探し方、手堅い銘柄の選び方、投資本の要旨をまとめた動画など、本当に有益な情報があらゆる角度で情報提供されています。
さらには、グーグルの検索能力の高さ、SEOの進化によって、これらの情報を僕らは適切に手に入れることもできるようになりました。
まずはこういったところからそのまま先人の知恵をパクってしまうのも良いでしょう。そうしているうちに、もっと効率の良い、自分らしい方法を編み出していくことになり、より投資効率は良くなっていきます。
ロバートキヨサキの「金持ち父さん」シリーズでもたびたび、大切なのはファイナンシャルインテリジェンスだ、と何度も説明されています。
つまりは、自分自身の中にこそ、お金持ちになる秘密が隠されているということであり、その秘密を探るためにも、知恵を絞ることが大切だと言うことです。
その知恵は、手をかければかけるほど洗練されてきますし、経験によってさらに強化されていきますので、失敗から何度も立ち上がることもできますし、以前よりもはやくお金を産むことができるようになります。
そうなると少々の失敗が怖くなくなりますので、より大胆に挑戦でき、より大きなリターンを得られるようになっていきます。
まとめ 自分が一番の財産。大切にしよう。
ここまでの話をまとめますと
1.失敗
失敗にくじけず、むしろこれを積み重ねましょう。失敗は嫌なものですので、二度と同じことにならないよう、対策を検討し、自分専用のルールをつくって仕組み化しましょう。その積み重ねで、失敗から学べば、ミスが減ってきます。
2.時間
どんなに裕福になっても、1日が24時間であることは誰にとっても平等です。学びを増やすためにも、また複利の効果を活かすためにも、時間は大切です。
3.知恵
投資の経験を豊富に得る方法、与えられた時間の効率の良い使い方は、人それぞれです。その効率を上げてくれるのが、知恵です。全てを自分で経験する必要はありませんし、体験することはできませんので、情報を入手し、知恵を使って失敗から学び、投資の時間を産み出しましょう。
とにかく言いたいことは、投資家にとって本当に大切な財産は、お金ではない、ということです。
上記のような3点を磨き込むことの方が、何度もお金を産み出せるし、早くお金を増やすことができるお思います。
職業、学歴、名誉、裏情報、といったものも、関係ありません。と言う意味では、逆に考えれば、わりと誰にでもチャンスはある、ということだと思います。
一介の社会人であっても、この3点を大切にしているだけで、ひとかたの資産を築くことができるのが投資です。
結局は自分が一番の財産というわけです。今後も自分を大切にし、メンタルを育て、失敗から学ぶことで、投資の世界での成果を狙っていきたいと思っています。