パブロとブルーノの物語に学ぶ。労働と投資の組み合わせ方

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権利収入や不労所得の話で有名な、パブロとブルーノの物語について、ご存じでしょうか

 

初めてこの話を知ったとき、信じて積み上げてきたはずの労働が、決して絶対的に幸せをもたらすものではないと思い、驚いたモノです。

 

【注意】この物語については、ただ眺めていると、うわべの権利収入の話や、アムウェイのようなネットワークビジネスの話に引き込まれてしまいますので、そこには安易に行かないよう注意してください。

 

今回、あくまでお伝えしたいのは、豊かになるためにどうせコツコツ積み上げるなら、体力でも、スキルでも人脈でも無く、資産だ、ということです。

 

動画にもたくさんアップされていますので、お話を知る意味で、眺めていただけたらと思います。

 

目次

 

パブロとブルーノの物語に学ぶ。労働と投資の組み合わせ方

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動画を見るのは面倒な人には、ざっとあらすじをここで紹介します

 

ある村にパブロとブルーノという二人の青年がいた。この村は水の供給が少なく、二人はバケツで近隣の池から水を運ぶ仕事に就き、村に水を運んでいた。

 

ブルーノは身体も大きく、体力もあったので、両手にバケツを3つも4つも持ち、どんどん水を運んだ。そうしてブルーノは一気に豊かになっていく。

 

一方パブロはそれほど体格は良くなかったが、両手に一つ筒バケツをもち、堅実に仕事をした。水は運べたが、ブルーノに比べると、その量は多くなかった。

 

しかし、パブロは仕事を終えた後、余った時間でせっせと水道を作り始める。まわりにいくら馬鹿にされても、止められても、せっせと仕事終わりに池から村への水道を作り続けた。

 

一方ブルーノは豊かになったので、良い家や、良い服、良い乗り物などを手に入れていった。しかし、年月が過ぎるにつれ、徐々に体力が落ち、水を運べなくなっていく。

 

一方パブロは、長い時間をかけて大変苦戦したものの、ついに水道を村にひきこむことに成功する。

 

パブロはこの水道の利用権に値段をつけ、大量の水を苦も無く村に供給し、多額の利益を手に入れる

 

こんなお話です。動画はこのあと、権利収入の良さについて語り、権利収入を得ることを推奨しています。ですがここから先は権利収入と言うより、ネットワークビジネスの勧誘のような話しになっていくので、この部分は僕はあまりすすめません。

 

ここから先は個人の判断で見ていってください

 

このお話を元に、ネットワークビジネスは置いといて、今回は労働と投資をいかに組み合わせてゆたかな将来を作っていくか。その現実的なポイントを考えてみたいと思います

 

1.ブルーノのパワフルな爆発力で一気に種銭を作る

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この話は、権利収入のよさや大切さについての動画にまとまっていますが、僕が言いたいのは今回はそこではありません。

 

ブルーノ、パブロ、それぞれが例えている代表的なものにたいする資本主義の価値観に驚きがあるのです。

 

労働収入の代表格のブルーノは、年を追うごとに動けなくなっていき、収入が低くなっていきます。

 

幼い頃から、労働者になるようなことを目指してきた、いや、それしか生き方が無いと思ってきた僕にとって、これは衝撃でした。

 

実際、この話を理解できたのは、30過ぎでしたが、まさにサラリーマンとして必死に体力と知力を絞っているときの頃でした。

 

体力的な疲労心理的ストレスと日々闘いながら、それでもなかなか豊かにならない自分にいらだちを覚えていました。

 

しかも豊かになるためには、楽してはいけない、と自分を戒め続けていました。

 

ブルーノは、そうした労働者の代表格でした。しかし、そのブルーノの将来は、体力が衰え、水も運べなくなるのに、買ってしまった家やその他の財産を守るために、身体にムチを打ち続けるという、絶望的な姿だったのです。

 

いままで薄々と感じていましたが、これが一般的な労働者のたどる姿なのだということは、物語であまりにも分かりやすく、理論的にごくごくあり得る順序で描かれていました。

 

 

しかし、ブルーノの人生が全て悪いわけでもありません。彼は、若い頃、持ち前の体力を活かして、パブロよりも遙かに多くの水を運び、お金を稼いでいました。

 

ブルーノは、その労働で得たお金の、使いどころをまちがったのではないでしょうか。

 

彼が、若い頃に稼いだ労働のお金と体力を、パブロとともに水道作りにつぎこんでいたら、もっと水道は早く出来上がっていたに違いありません。

 

投資も、種銭が多ければ多いほど、スケールメリットを活かした有利な取引ができます。初めのうちは、ブルーノのような爆発力で、種銭を稼ぎきる、ということも、大切なのだと気づかされます。

 

2.パブロの緻密で地道な努力で、権利を積み上げる

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ブルーノの爆発力に表されるように、若いウチは、体力があります。多少の無理も利きますので、歳を取った自分よりは、確実に単純作業で稼ぎを出すことができます

 

ですが、いつまでも続くわけではありません。

 

僕自身も、32にうつ病になって病院に入院したとき、42になって、早期退職をしたとき、そんな将来設計を考える時期がありました。10年ごとに人生の棚卸しをせざるを得ないような転換期があったのです。

 

自分の労働への興味や思いは、弱い。また、教養も、スキルも無い。なのに、人生は長く、欲望は大きい。このことを頭の中で認識する度に、労働一本で生きていくことには、限界を感じていました。

 

パブロの話は、昼間のきつい労働に耐えながら、虎視眈々と収入を得られる「仕組み」づくりにせっせと精をだす、ビジネスオーナーのような姿です。

 

また、こつこつと水道を引き込む姿を、こつこつ資産形成する姿に例えれば、パブロは投資家とも言えます。

 

このような起業家や投資家のスキルやソウルを早くから育てておくことは、やがて歳を取って無理が利かなくなったときに、別の収入口を作れるので、重要だと思います

 

3.単なる権利収入の話ではない

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この物語では、パブロは一人着々と水道という権利収入を作り上げ、最後は一人で利益を総取りします。

 

ですが、これがベストの人生だったかと言えば、わかりません。

 

この物語は、たんなる権利収入確保の話としてまとめるべきではありません。

 

この物語から総じて思うのは、労働と投資を組み合わせることが大切だとうことです。

 

若い頃や投資の初期は、ブルーノのようにがむしゃらに労働で種銭をはじき出す。それと同時にたんたんとパブロのように資産の構築を行う。

 

こうすると、もっと早くひとかたの資産を形成できるのではないか。と思います。

 

自分の心にブルーノとパブロを共存させ、初期はブルーノ8割でパブロ2割、後半はブルーノ0か2割程度でパブロ8~10割というような比率で生活していくと、よりはやく財産が築けるのではないかと思います。

 

パブロのような権利収入を得ることで、収入口を増やすことを考えるのは、将来にとって大切です。しかし、僕は動画が引き込もうとしているような、権利収入を作ることが全てだとは思いません

 

だから、若い頃から、すくない種銭で投資を始めるのもありだとは思いますが、20~40代のこの時期は労働も組み合わせるべきだと思います。

 

パブロとブルーノ両方が自分のなかに存在していれば、いいとこ取りをすることで、最速で資産形成ができるのです。まさに労働と投資の組み合わせです。

 

それに、労働を経験していることは、投資にもとても役に立ちます。どのみち歳を取れば、身体が言うことを効かず、無理が利かなくなるので、労働で稼げなくなるのです。

 

社畜でいる必要はありませんが、労働を知り、苦労や工夫、目標達成のためのノウハウなどを持っていることは、老後粘り強い投資家になっていくためにも、とても重要だと思っています

 

まとめ この物語から、読み取るべきモノ

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ここまでの話をまとめますと、ひとかたの財産を最速でつくるには、この物語を

 

1.ブルーノのパワフルな爆発力で一気に種銭を作る

2.パブロの緻密で地道な努力で、権利を積み上げる

3.単なる権利収入の話ではない

 

といったことで理解するのが良いのではないかと思います。労働と投資を組み合わせるのが最強なのではないかと言うことです。

 

つまり、会社員で投資できる環境にある人は、相当強いと思います。ちょっと地味でも、分かりやすいインカム投資一本で、20年後にはかなりの資産家です。

 

そのころには、十分な経験を持って、晴れて労働からも離脱できます。社会性も身につけ、投資の知識も十分についていることでしょう。

 

是非とも有利な稼ぎ方を知り、着実に豊かになっていきたいものです。

 

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