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会社を辞めたのは厳しい決断でしたが、冷静に考えてみると、これはこれで良かったと今は思っています。
会社員時代は、そこそこ給料も良かったので、会社の給料に頼り切っていました。
給与収入一本で、人生を渡っていたことになります。命綱一本で綱渡りをしていたようなものです。
できればもっともっと早くから収入口を増やすことの大切さに気づいていれば、と後悔することは多いです。
投資はわりと早くからやっていましたが、投信からインカムゲインを得られるようになっても、リーマンショックや東日本大震災で、基準価額そのものが下がってしまいました。
大元の資産が目減りするなどの苦い経験があり、会社員のままリタイヤするなど、夢のまた夢となっていました。
振り返れば、持ち家は賃貸に出していましたし、ボーナスはかなり投資していたので、投資先や投資方法が雑でなければ、もっと早く高いインカムゲインを得られていたと思います。
目次
- 収入口を10個いっぺんに持つ。収入が増え続ける仕組みの作り方
- 1.投資からの収入があると、勤め先でも活きいきと働ける
- 2.4つのクワドランド全てで働けるので、自信やスキルが身につく
- 3.それぞれの投資先が資金を増やし合う
- まとめ 10個できたら、もう収入は伸びていくだけ
目次
収入口を10個いっぺんに持つ。収入が増え続ける仕組みの作り方
なまじ給料が良かったせいもあって、資産管理や収支のバランスのとりかたが良くなかったものの、収入口だけはコツコツと増やしていました。
たとえ収入が一つ当たり1万円しかなくても、10個収入口があれば、毎月10万円を手にすることができます。
もし50個あれば、月収50万円です。さすがにそれだけ収入口を増やすのは大変ですが(^_^;)
しかし、収入口が幅広くある、というのは、いざというときに心の糧となります。
投資を使うことによって、収入口をたくさん作ることができます。会社に依存することもないので、精神的にも安定しますし、このようなコロナ禍であっても、会社や社会に文句ばかり言うような大人にならずに済みます。
そこで今回は、収入口を増やしていく方法やその効果について、考察してみたいと思います。
1.投資からの収入があると、勤め先でも活きいきと働ける
まずは収入口が増えた場合の効果です。だれでも分かることですが、たくさんの収入口があれば、たとえ一件一件からの収入は少なくても、わりと気持ちが安定します。
また、10カ所くらいからの収入があると、ほぼ3日に一回給料日が来ます。これも気持ち的にはなかなか嬉しいものです。
できれば、いろいろな副収入をこつこつと作り上げるのがよいかな、と思います。
さらにはお金という形ではなくても、株主優待のような形でインカムがはいると、それもまたそれで嬉しいものです。
株式の配当、株の株主優待、投信の分配金、家賃、債権の利息、など、少額の資金から貯めていくと、ちょっとずつインカムゲインが入ってきます。
また、それぞれの投資は、やり始めると、一種類ではなかなか終わりません。株なら日本株と米国高配当株、新興国株などで4,5種類、投信でも世界インデックス投信、REIT、日本株式のインデックス投信、毎月配当型などを1種類ずつやっても、結局3,4種類は買っていくことになります
最初こそ、分からないためになかなか手が出せませんが、いろいろ投資を知っていくと、勝手に分散投資するようになりますので、資金配分なども変化させながら「じぶん投信」を作っていくと、自分なりの分散投資を楽しむこともできます。
そうした中、余った身体を活かして労働をプラスするのも良いと思います。社畜として働くのではなく、自分がつきたい職業にフランクに就く。そうすれば、やってみたい仕事だけを体験できます。
もし、今会社員、という方は、あくせく出世を考えなくて良くなります。(もちろん出世したい方は出世されるのが良いと思います)すこしでも自分らしいスタイルで働けるので、会社に依存することも、上司に妙に気を遣いすぎることもなくなるでしょう。
会社の収入が大きな割合を占めずぎていると、あまりにも会社に頼らざるを得ない生き方となります。こうなると、大事な自分の時間も、心も、身体も、会社のために捧げなくてはなりません。
あくまでも自分らしく働くために労働する、というスタンスを作るためにも、収入口をいろいろ増やしておくのが良いのではないかと思います。
2.4つのクワドランド全てで働けるので、自信やスキルが身につく
金持ち父さんシリーズ(ロバート・キヨサキ著)ですっかり有名になりましたが、働き方には4つの区分(クワドランド)があると言います。簡単に書きますと
・従業員(労働者)
・自営業
・投資家
・ビジネスオーナー(起業家・経営者)
の4つです。自分で収入口を増やしていこうとすると、自然とこの全てに関わることになります。
まず身体を資本に会社で働けば従業員として収入を得られます。ウーバーイーツやフランチャイズのコンビニを運営して収入を得たり、メルカリなどで物販をすれば、立派に自営業者です。
そうして得られた種銭を活かして株や債権、投信やFXなどを行えば投資家ですし、こうした経験をブログや動画などでコンテンツ化したり、稼ぎ方に関する教材などをつくって売ったりすれば、もう小さなビジネスオーナー(経営者)です。
金持ち父さんシリーズの中では、金持ちになるには、投資家や経営者の区分に行くことを推奨していますが、その領域に移るには、どうしても労働者や自営業の領域を経なければいけませんし、人によってはそちらの方が向いていると言うこともあります。
収入口をこのように増やしていくことによって、本当に自分に向いている稼ぎ方を幅広く模索していくこともできます。
何か一つ、「これ」という稼ぎ方を見つけることもあるでしょうし、いくつかの収入口をトータルでコントロールする人生になることもあるでしょう。
いずれにしても、4つのクワドランドにまんべんなく触れながら収入口を増やそうとすることによって、自分の将来は比較的明るく開けていくのではないかと思います
個人的には投資商品だけ20~30種類とか、労働だけでダブルワーク、トリプルワークしている、というよりは、いろいろなクワドランドからの収入を持っている人の方が、長い人生を考えると、強いのではないか、と思います。
3.それぞれの投資先が資金を増やし合う
収入口がいろいろと増えてくると、コントロールが大変になりそうですが、10種類くらいであれば、そうでもないと思います。
むしろ、収入が一本よりも安定する上、相乗効果でそれぞれの収入口がさらに収入を増やし合うことになるので、より早く資産形成できて良いのではないか。とも思います。
たとえば、労働でがんばって得られた収入の一部を、投資に回す。回した投資から利息や配当、分配金や株主優待を得る。得られた利益は再投資してインカムゲインを得たり、FXや先物でデイトレして収益を得たり、優待は販売してさらに利益にする。
その利益をまた再投資する一方、書籍やオーディオブック、セミナーのチケットなどを購入して自己投資に回す。まわした自己投資でさらに勉強して、もうすこし難しくて収入の高い仕事をする。こうしてさらに自分の時給を上げる。
資金が増えてきたら法人化して節税したり、自分の仕事ノウハウを教材などにコンテンツ化して、会社の商材として売る。
など、4つのクワドランドをフル活用しながら、徐々に自分がもっとも得意とする領域に資本をシフトしていくと、資金だけでなく、自分自身にも知恵やノウハウがついていきます。
もし、なにか思いがけない失敗があって、無一文になってしまっても、これだけのスキルがあれば、1からやり直すこともできるでしょう。
とはいえ、いますでに100%会社からの収入で生活している人にとっては、難しい作業になってしまうかも知れません。
ですので、まずは収入そのものを追いかけずに、自分のノウハウやスキルを増やす方向でいろいろ挑戦してみるのが良いと思います。趣味の延長線上といった感じです。
ゴルフが好きな人は、どうやったらスコア100を切れるかについて初心者向けの動画をとってみたり、お酒が好きな人は、こだわりのお酒とつまみの組み合わせをインスタに載せてみたりしたら、面白いものができると思います。
ゲームが好きな人は、得意なゲームの実況動画を流してみる、ということを趣味がてらやってみるだけでも、リスクなく新しい行動を起こすことができます。なによりゲーム初心者の子供達などが喜んでみてくれるようになったら、自分自身も生活そのものが楽しくなるのではないでしょうか
僕自身は、こつこつと毎月分配型の投信へ一定額を積み上げていく、というところから始めました。最初の一ヶ月目は投資額に対して80円しか増えませんでしたが、とにかく給料以外でお金を増やす方法があるんだ、と感激したものです。
残念ながら、タコ足分配についての知識が浅かったことと、リーマンショックによって、あとあと大きく資産を取り崩してしまいましたが、今となってはいい授業料となりました。
手っ取り早く収入を増やすのではなく、それぞれの投資が助け合いながら成長していくのを見るのは、畑に植えたさまざまな作物が成長していくのを見るようです。総収入がたとえ少なくても、より頑張ろうという気持ちになりますし、なにより気持ちが落ち着きます。
まとめ 10個できたら、もう収入は伸びていくだけ
とにかく、最初こそ大変ですが、なにかを育てるような感覚です。すこしずつ育てた収入口が利益を増やしてくれるのを見れば、より気持ちを奮い立たせることができると思います。
また、10個も収入口ができ、収入が支出を10万ほど上回るようになったら、油断さえしなければどんどん増やしてくことができます。
僕としては、ここからは投資商品への資金投下をオススメします。手堅い優良な投資先がたくさんありますし、時間も身体も使わずに、収入口を20、30と増やすことができるからです。
ここまでの話をまとめると、
1.投資からの収入があると、勤め先でも活きいきと働ける
2.4つのクワドランド全てで働けるので、自信やスキルが身につく
3.それぞれの投資先が資金を増やし合う
といったわけで、僕もようやく20個ほどの収入口を作りましたが、ここで再びバイト以外に労働してみたい、と思うようにもなりました。
あれほど会社を辞めたときに労働は嫌だ、と思いましたが、労働全体を見直すと、自分が知らなかった世界での労働がまだまだあるので、そういうことならもう少しいろいろ体験してみたいと思うようになってきたのです。
少しずつですがそれぞれの収入口からの利益を増やして、スキルも資産も豊かな人生を送れたらいいなと思っています