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いざ、投資を始めるとしたら、やっぱりスタンダードな株式投資から始める方が多いでしょうか。
証券口座さえ開設すれば始められるのが株です。最近はLINEなどが格安の1株投資などのサービスを展開しているところから、安価に始められるようになりました。
取り組むのに、ハードルが下がったと言うところでしょうか。
投資への参加者が増え、より市場も活況します。給料の厳しい時代ですので、自分で収入を増やす方法を知る人が増えるのは、素晴らしいことだと思います。
さてそうなると、いよいよどんな銘柄を選んでいくのがよいか、と言う問題ではないでしょうか。
もちろん、自分の価値観や好みを元に、好きな銘柄を選びたいという人もいるでしょう。
一方で、貯金よりは確実に儲けを出したいけれど、手堅くやってくにはどんな銘柄を選んでいったら良いのか、と迷っている人もいるのではないでしょか
目次
- とりあえずどんな銘柄を買いたいのか。
- 1.いちばん詳しい業界から着手してみる
- 2.手元にある商品を提供している会社
- 3.人のすすめに乗らず、自分で判断する
- 4.投資判断のスキルをあげる
- まとめ 実は難しくなくなってきている
目次
とりあえずどんな銘柄を買いたいのか。
まずは株式市場を知る前に、自分自身の情報を整理しているでしょうか。
たとえば会社員であれば、自分の業界などはよくわかっているでしょう。また、身近なOA製品、事務用品などを取り扱っている会社、取引先、営業車周りなどに、さまざまなサービスがあり、提供している一部情報企業があります。
主婦であれば、よく行くスーパー、日常取り扱う食品や飲料、調味料などを提供している会社、子供服やおむつ、学習塾、教材といった子育てに必要なサービス、自身が好きな化粧品や宝飾品などを提供している会社も多岐にわたります。
会社員、主婦、自営業や公務員など、おかれている立場や状況によって、身近になっている製品やサービスがあります。
こういった身近なサービスを提供している会社についての方が、応援するのも楽しいですし、業績予想をするのもやりやすいと言えるでしょう。
とくに今回は、じっくりと長期にバイアンドホールド(buy and hold)する場合の銘柄探しについて考えてみたいと思います
1.いちばん詳しい業界から着手してみる
会社員なら、自分の所属している会社、もしくはライバル会社、あるいは取引先あたりで、有望、優良な企業を選ぶというのが一番取り組みやすいと思います。
とりわけ、会社員なら、自分の所属している業界がよいでしょう。自分の親会社や、有名な取引先ならば、伸びている企業か、そうじゃない企業かは、肌感覚でつかんでいるからです。
そういった起業をいくつか選んだら、具体的に財務諸表と企業業績を確認します。
特に手堅く投資するのであれば、時価総額と総売上をチェックし、どちらの数字が大きいか確認します。
時価総額は、一株当たりの株価×発行株式数 です。したがって、その会社の株価による価値ということになります。
一方、売り上げは、その会社の単純な実力値です。業界によって総売上を見るべきか、営業利益を見るべきかはちょっと変わってきますが、基本的には総売上は、実体経済から見てのその会社の実力と言うことになります
もし株価が会社の評価を妥当に表しているのなら、時価総額と総売上はほぼ同じ金額になります。
すこし、計算にバイアスがかかることもありますが、だいたいは許容の範囲内です。
もし、時価総額が売り上げよりも低く、同じ業界の他の企業と比べても極端に総売上との間に差がある場合、実際の会社の実力よりも、株価が低くつけられている可能性があります。
こういう企業は、これから実体経済上の実力で言うところの総売上に、会社の外部評価とも言える株価に追いついていきます。
株価がこれから上がる可能性がある、ということです。
こういった、数字上の可能性と、実際の会社の雰囲気や政策、中期計画の状態が上向きの会社であれば、かなり株価上昇の可能性があるということになります。
この、数字上の仮説の正しさに担保を持たせるために、会社の雰囲気や方針、業態の健全さと言ったものを把握する必要があります。
だからこそ、身近な企業が良いわけです。
2.手元にある商品を提供している会社
同じような理由で、手元にある商品の提供元となっている会社を選ぶの良いと思います
デスクワークの方であれば、スマホでapple、移動でトヨタ、パソコンでappleかマイクロソフトとその他日本の大手企業の富士通やNECなども、投資先候補に入ってきます
家電はどこのメーカーが多いのか。それを仲介しているヤマダ電気やヨドバシカメラなどの経営は好調か。など、やはり手元にあるものから身近なモノを引き寄せて考える考え方です
また、机周りだけに限りません。ダイエットでランニングを行えば、はく靴がナイキだった、アディダスだった、なんてこともありそうです。
自分が、好きで、信用している商品は、それを提供している会社があります。製造元がメジャーであれば、業績を調べてみる価値はあると思います
3.人のすすめに乗らず、自分で判断する
このときに気をつけたいのが、投資先を自分で選ばずに、人に選んでもらう、ということについてです。
投資の業界には、投資家が「よくわかっていない」ことにつけ込んで、丁寧なサービスを提供すると見せかけて詐欺行為を起こす人もたくさんいます。
また、詐欺ではないにしても、価格が上がらない株や、配当が低い株を紹介してきたりして、実際収益が少なかったときには、満足に説明せず逃げ切ってしまう人もいます。
投資の場合は、頻繁に起こるこうした行為を詐欺、と決めることができません。
結局は投資家が泣き寝入りしてしまいことになります。
そうならないためにも、自分で判断して、自分の判断で投資決定を行うことを心がけるべきです
こう言うと、とても投資家は孤独なのか。と思ってしまいがちですが、後になって自分の行為を振り返るためには、すこし孤独になることが必要です。
しかし、難しい舵取りを迫られる反面、うまくいけば利益は総取りです。
自分で判断するのは、一見リスクに見えます。
ですが、情報は人から聞き、決定は自分がする方が良いと思います。こうした方があとあと後悔もないですし、もし失敗しても、自分で反省点を把握できます。
人のすすめにのだからということは、この決断の部分を人に任せるようなものです。
間違いから学びながら、自分の投資判断を磨き上げていくことが一番手堅いと思います。
4.投資判断のスキルをあげる
投資判断には、さまざまなスキルがありますが、大きく大別すれば、チャートを見て判断するテクニカル分析と、周辺情報から判断するファンダメンタル分析でしょう。
テクニカル分析は、書籍やYouTubeなどで、たくさん基本的な読み取り方が公開されています。
なかには驚くほど精度の高い分析方法を教えているサイトもありますので、高額なセミナーに行く必要はないでしょう。
移動平均線、水平線、ボックス、ボリンジャーバンド、サポートライン、ゴールデンクロス、三角持ち合い、ローソク線、日足や週足ど、こういった難しい(いかがわしい!?)専門用語が何を意味するのか、詳しく説明されています。
また、ファンダメンタル分析についても、情報の集め方、ニュースの読み方、経済指標について、金利と株価との関係など、こういった面も詳しく解説している動画やブログがあります。
実に数多く、またタイムリーに出ているので、自分に合った動画やブログを選んで研究するのが良いでしょう。
もっと基本的な市場予測がしたい、という場合でも、高額でややこしいセミナーに行くよりは、本屋さんでテクニカル分析について説明している本を数冊かえば、十分かと思います。
どの道市場を完璧に予想できる人はいませんので、こうした情報をいかに組み合わせるべきかが勝負です。
そのためのセオリーをしっかりと学びましょう。
まとめ 実は難しくなくなってきている
ここまでの話をまとめてみますと
1.いちばん詳しい業界から着手してみる
2.手元にある商品を提供している会社
3.人のすすめに乗らず、自分で判断する
4.投資判断のスキルをあげる
ということになります。
一昔前は、イメージ通り、本当に投資は難しいものでした。
用語を理解するのに、解説をしてくれる人を見つけるのが大変でしたし、解説書籍も、とっつきにくく、難しい書籍ばかりでした。
ですが、昨今は、動画、ブログなどで、成功した投資家が有益な情報をバンバン情報を流してくれています。
彼らの多くは、昔の自分に語ることで、同じような境遇の人に少しでも利益を取ってもらいたい、と本気で思っているのです。
正確なことを言ってるかの目安は「投資は簡単ではない」と言い切る人たちです。しかし、このような人たちほど、難しい投資判断を簡単にするためのノウハウを知っており、動画にアップしています。
そう言った意味で、もはや投資は決して難しいものではなくなってきている、と思います。
ぜひ心にあるマインドロックをはずし、完全で安価な投資を学ぶべきだと思います