金投資はアリなのか。3つのメリットとデメリットを考察

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貴金属への投資についても、よくCMが流れています。僕も例に漏れず、ちょっとだけゴールドを保有している時期がありました。

 

区分マンション購入のために売ってしまいましたが、今思うと、もうすこし持ち続けていた方がよかったのかも、と思うこともあります。

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それで、また金実質の購入を考え始めました

 

株や投信、債券と違い、ちょっととっつきにくいところもある金ですが、実際に手に入れてみると、その輝きや重さなどは心にもぐっとくるモノがあります

 

なによりも実質財産を持った、というような感触が、より貯金や投資への意識を高めてくれます。

 

こうした気持ちの面でのフォローは、紙の資産にはあまりない感じがします

 

そこで、金投資について考えてみたいと思います

 

目次

金投資はアリなのか。3つのメリットとデメリットを考察

 

金は、不況に強い。とか安全資産などと言われます。もともと、全世界における金の総量は、埋蔵されているとされている量を合わせても、オリンピックプール約4杯分くらいだそうです。

 

となれば、量が極小に限られているのに、使い道はたくさんあるこの資源は、かならず希少価値が加わるのです。

 

かつては、金の量とドルの価値は一緒でした。ブレトン・ウッズ体制による金本位制から、ニクソンショックによって金よりもドルの量がふえ、ドルの価値よりも金の価値のほうが高くなってしまいました。

 

 

金は、このような変遷を経ながら、その価値をしっかりと確立してきました。ですので、その希少性と利便性から、価値が変わっていません。

 

一方、貨幣は世界各国の造幣局でたくさん刷られてきたため、量が増えて価値が下がっています。常にインフレのリスクをはらみ、実際僕たちの生活も、変化を与えられています。

 

日本に至っては、購入する金額が変わっているのに、給料は上がらない、といういびつな経済状態すらおこっています。

 

ここ20年間、会社員の初任給はほぼ20万円、アルバイトの時給は800~1,000円弱ですが、ラーメン一杯の金額は5、600円程度から800円前後となり、およそ1.5倍に膨れ上がっています。

 

こうした緩やかな物価上昇のなか、金は価値が変わらないので、その購入金額が上昇し続けています。

 

それだけに、不況時に価格が暴落する紙の資産に比べ、もっていると、不況時にも有利に換金できる金(ゴールド)は不況に強い、と言うわけです。

 

ここからは、さらに金をもつことのメリットとデメリットについて考えてみます

  

メリット3つ

1.目の前にして驚く輝き、現実的な手触りの良さ

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実際、金を実質で購入して、触れてみると、感覚的にぐっとくるものがあります。

 

単純に、宝飾品として身につけるだけでも、「これでオレも金持ちだぜー。へっへー」と下世話な優越感にも浸れます(必要ない?(^_^;))

 

僕は三菱マテリアルのゴールドショップに買いに行きました。当時ふつーの会社員でしたので、お店の人も少し驚いていましたが、丁寧に対応してくれました。

 

当時は1g=4,000円強という時代でしたので、20gの小さな板でも8万円以上しました。

 

当時のボーナスで、これを購入したのを覚えています。

 

18金ではなく、24金での購入です。手にしてみると、意外にも重く感じるのと、美しい輝きがあって、なめらかな手触りと併せて、なんとなくいい気持ちになったモノです。

 

この手触りだけのために8万円もかけるのはバカバカしいですが、これで自分の資産が少しでも作られたと思うと、ちょっと安心できた気もしました。

 

数年後にこの8万円がいくらになるのか、ということを想像する楽しみも得られました

 

2.現在までの金価格の推移

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三菱マテリアルHPより

 

金は宝飾品のほか、パソコンを初めとした精密機械の基盤などにも使われることが多く、現代社会において必要不可欠な物質です

 

金そのものの価値についても、年々上昇を続けています。ここ20年でその価値は5倍以上に膨れ上がりました。

 

また、少し元気がなくなりましたが、まだまだ経済力がある中国では、宝飾品として金を多く使用しており、金製品をたくさん製造・販売しています。

 

 

中国から波及して、東南アジアの新興国などでも、金は宝飾品としての利用が高いです。

 

さらにネットの普及で、精密機械の需要はいっそう増しています。今後も精密機械部品として、金への需要は上がり続けるでしょう

 

いまは1g=6,500円前後を推移していますが、あと10年もしたら、1g=10,000円位になってしまうかも知れませんね

 

3.身につけることができる財産

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宝飾品であるという利点は、身につけていつも持ち運べる、という点にもあります。

 

いざというときは、数百万となるような資産を、宝飾品として身につけて移動できます。国を越えて移動することもできます。

 

世界の全ての国で価値が認められていますので、換金することもできます。

 

もちろん、宝飾品として楽しむこともできます。身の回りをゴージャスにし、気分を上げることにも一役買っています。

 

デメリット3つ

1.配当が出ない

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何から投資を始めるべきか。という問いに関しては、金投資はあまりいいものだとは思えません。

 

なにしろ金はそのものの価値は日々変動するものの、配当や利息、家賃などのインカムゲインをもたらしません。

 

持ち続けることで毎年、もしくは毎月なにかしらの利益が出るわけではないので、キャピタルゲインを狙うしかない、というところが難しいところです。

 

まさに守りの資産という物質です。しっかり貯めていって、いざというときの資金にするという使い方になるのでしょう。

 

2.担保価値がない

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金には、資産としての担保価値がありません。つまり、借金の型に入れてお金を借りる、ということができないのです。

 

これほど価値が安定している資源であるにもかかわらず、金を~gもっているので、100万円貸してください、と銀行に行っても、担保として認められないことがほとんどです。

 

これだけ価値がある資産なのに、レバレッジがかけられない、というのは、なんとも残念な気がします

 

3.失くしたらおわりです

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実質資源であるだけに、最大の弱点があります。それは、失くしてしまったらそれでおわり。ということです。保険とか、あるんでしょうかね。それはちょっと分かりませんが、僕が知る限りは無いと思います。

 

ゴールドショップの人もそこまでの紹介はありませんでした。

 

金を持つ人は、それこそ金庫や銀行の貸金庫などを設けて、そこにしまい込んでいます。

 

金庫だと、盗まれてしまうリスクがあるし、貸金庫では、結局身近に置けないので、不動産や紙の資産とそうかわりません。

 

実際には、そんなに簡単に盗難には遭わないかも知れませんが、1000万円分くらいもつようになったら、きっといつ盗まれてしまうのかと、心配で仕方がなくなってしまうでしょう

 

まとめ 守りの資産としての保有

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ここまでの話をまとめますと、金には以下の3つのメリット、デメリットがあると思います

 

メリット3つ

1.目の前にして驚く輝き、現実的な手触りの良さ

2.現在までの金価格の推移

3.身につけることができる財産

 

デメリット3つ

1.配当が出ない

2.担保価値がない

3.無くしたらおわりです

 

 

資産には、何でもこうしたメリット、デメリットはつきものです。最終的には、長所、短所をバランス良く見極めて利用していく、と言うことになるかもしれません。

 

僕も今回のコロナショックにおいては、紙の資産、不動産ともに、手持ちの資産の価値が下がってしまい、売るものがなくなってしまって苦しい、と言う局面を迎えました。

 

なんとか不動産の空き家が埋まったおかげでたすかる、というラッキーに恵まれましたが、こうした有事のときの財産は、何か持っていた方がいいかもしれません。

 

投資は、もちろんお金を増やすためにやるわけですが、時として資産を守る動きをしておくことも、大切なんだと学び、ふたたび金を買うお金を貯め始めました

 

世界経済が下がったときでも、上がったときでも、つねに安定して利益を出し続けられる、そんな強い投資家でいたいものです。

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