自分らしく仕事するために。脱サラ・副業起業家が騙されない4つのポイント

※この記事は広告を含んでいます

副業やフリーランスが増えてきて、起業するという考えもだんだんとスタンダードになってきました

最近は給料やボーナスも頭打ちになる時代。加えてリストラの恐怖にもさらされています。

また、あまり詳しく知ることができなかった起業のノウハウについても、多くのスクールやセミナーで教えるようになりましたし、ググることでネットや動画でも情報を得られるようになりました

なにか好きなことで会社員をやめて起業してみよう、週末だけでも起業するか、と、思い切って会社に依存しない生き方を探していくのも、悪くないでしょう。

とはいっても、いくらノウハウを知ったところで、上手くいくのだろうかと不安も大きいですよね。いざ崖っぷちまできて、「えいやっ」と飛ぶところが問題だったりします。

f:id:happylibrary:20200502193347j:plain

新しい世界に飛び込むのですから、だれだって戸惑いはあるモノです。

ですが、長い時間をかけて育ててきた自分の世界です。ここを乗り越えれば、きっと自分らしい世界に触れられることでしょう

すこしでも自分らしい世界に向けて、一歩をすすめるために、参考になる考え方を紹介します。

失敗への恐れを乗り越えて、新たな自分の世界を確保したいを思っている方が、勇気を持ってくれたら幸いです。

起業家とおなじ気持ちを共有できる人は少ない


この記事はおよそ 14分39秒で読めます。


まだ僕も起業して1年足らずですので、なんとも言えませんが、いざ起業してみようと思ってから実際に起業するまでには、半年は思い悩んでいました。

会社でリストラの波が吹き荒れ、自分のその影響が来たときも、「じゃあすぐに起業しよう」とは思わなかったわけです。

一番に思ったのは、失敗したらどうしよう、とか、上手くいかなかったら、二度と立ち直れない、とか、家族を路頭に迷わすわけには行かないから、無難な転職を選ぶべきだ。という不安でした。

奥さんからも最初は結構反対ムードだったので、結局は自分一人で突き進むしかなかったのを覚えています。

最終的に、起業することには了解してもらいましたが、理解して協力をもらっているわけではありません。

今にして思いますが、起業家になる時点で、誰かに理解されて、応援され、支えられながら事業を始める、と言う人はあまりいなんじゃないでしょうか

なにしろ、周りには必ずと言っていいほどドリームキラーの存在があります。そのほかにも生活がかかってくる起業となれば、なおさらでしょう

起業家の気持ちを分かってくれる人がいるとしたら、起業家です。こればっかりは、えいやっと、その世界に飛び込んだ人がいいと思います。

起業家は、同じリスク、同じ悩み、同じ不安を乗り越えて生活しています。起業したばかりの起業家が、おなじ起業家の集まりに行きたがるのも、そうしたことが絡んでいるのかも知れません。 

そうした不安な心情に飛び込んでくる、怪しい業者も少なくありません。まずは起業したばかりの人が迎えやすい気持ちの状態と、そこにへんな業者に入り込まないように気をつけたいものです

1.孤独としっかり向き合う

f:id:happylibrary:20200206235324j:plain

しかし、本当の闘いは、いかに孤独と向き合うか。自分の道を進み続けるか、というところでしょう。

起業家同士は、似たような境遇で共感するところもありますが、一人として全く同じ環境で働いていません。

当たり前ですが、たとえ同じ業種だとしても、元々持っている資本や、狙っている方向性、考えている起業スタイルは全く違うわけです。

もともと、基本的に人と違うことをしたい、独自に自分らしくやっていきたいからこそ起業するわけですから、社会にある程度認められるまでは、当然独自な生き方になってしまいます。

とくに、僕のような脱サラでの起業だと、余計に不安が気持ちを覆います。それまでは、いろいろなことについてテンプレートだの、マニュアルだのがあったわけですから、自由にやっていいのか、気後れするわけです。

この辺は、イケイケの学生起業家あたりとはまた違う心持ちかも知れません。

とは言っても、ここではしっかり孤独と向き合うことをオススメします。分からないからこそ、自分らしい世界にいられるとともに、自分で道を切り開いていく方法を知っていくのです。

あまりこの段階で、セミナーやコンサルティングに頼りすぎると、かなりの資本金をもって行かれる恐れもあります。

2.経費にシビアになる

f:id:happylibrary:20200223002524j:plain

起業するときは、初期投資は少なからずかかります。だからこそ開業一期目は赤字であることがほとんどなのです。

それだけに、最初は経費について厳しく見ていく気持ちも大切です。

それだとあまり思い切った挑戦もできない、と言われそうですが、それほどあっという間に経費が消えていくのが起業の現実的な世界です。

とくに気をつけたいのは、会社としての体裁です。事務所を構えたいとか、社用車が欲しいとか、かっこいい会社のロゴやHPを作りたいとかを考えると、どうしてもちょっと料金の高いデザイナーなどに頼みたくなります。

ですが、窮地に落ち込んだときに、かならず5万や10万さえあれば、と思うときが来ます。

そうしたピンチに耐えられるように資金を残しておくなら、まだ体裁については考える必要はありません。

起業1年目なんて、どちらにしろだれにも認知されません。それに会社のロゴもHPも事務所も、儲かればいくらでも変えられます。社名すら変えられます。

いまはコワーキングスペースもありますし、一人起業するなら、自宅を事務所にすることもできます。クルマも、カーシェアリングがあります。

当面の問題は、自分の事業を軌道に乗せることです。そして、事業を軌道に乗せるのに、そうしたモノはほとんど必要ありません。

また、体裁についての問題を乗り越えたら、こんどは事業資金についても厳しく見ていくのがいいでしょう。

とにかく、利益がでてから使う、そうでなければ自分の現金のなかでやっていくことが大切です。

事業が軌道に乗ったら、このくらい入ってくるから、と先に収益を見越してつかってしまうと、あっという間に借金まみれになってしまいます。

また、事業が始まって儲けが出ても、会社取引は売り掛けとすることがほとんどですので、実際に収益が手元に入ってくるのは、およそ3ヶ月後です。そのタイムラグに耐えられず、黒字倒産となってしまうケースもあります。

とにかく、近江商人のような気持ちで「足るを知る」とこころがけ、持っている範囲内でしっかりと利益がでている状態を保ちましょう。

どのみち、経費管理できていなければ、銀行も融資してくれません。のちのち借り入れをして行かねば、会社は大きくできず、事業拡大も安定も望めませんので、ここはシビアに考えるべきでしょう

3.情報を2方向以上から入れる

f:id:happylibrary:20200523002213j:plain

いれた情報は、別の方向から裏をとりながら確認していくようにすることも大切です。

起業すれば、最初は情報が乏しいのでセミナーやネット情報、知り合いからの情報やコンサルティング業者から情報をいれながらの経営になると思います。

ですが、このどれもが、自分たちの儲けが絡んだ情報である、というところにも気をつけなくてはいけません。

どんなに経歴が立派で、いい人に見えても、ある意味自分たちの商品を売るためにセミナーを開催し、メルマガを配信しているのです。

それが自分の経営にあっているかどうかは分かりません。となれば儲けを出せるかどうかも分からないわけです。

肝心なのは、どれだけノウハウを吸収できるか、それを自社の利益に転換できるか、と言うところです。

そのためにも、いいと思った情報でも、少なくともかならずもう一つ別の方向からも情報を入れ、裏を取りながら進むのが良いでしょう。

できるだけ、同じリスクをとっている起業家をもう一人か二人、知り合いに持っておくことです。たとえばセミナーやコンサル業者から情報を仕入れても、その知り合い達がどう動いているかを確認してからでも遅くはありません

よくあるのが、開業したばかりの人に、「さらに売り上げを上げるためにこんな高額セミナーを用意しました」とか「あなただけにこんな高額商品を用意しました。」という追い打ちのような商法です。

無料がいいとは言いませんが、少なくとも高額商品は玉石混交です。優良な情報は、高くても1~2万円もはらえば手に入ります。そこから先は結局本人の努力次第なのです。

僕は1年間120万円の不動産コンサルを受けました。物件購入や会社設立、借り入れ、保険に関してはいいアドバイスを受けましたが、空室対策や工務店紹介ではうまくいかず、予想以上に出費を重ねました。

コンサル期間の残り3ヶ月の時点からは、業者とのつきあいや空室対策などは、コンサル一本を止め自分でさまざまな業者から情報を入れながら対策を打ちました。

空室はそれから埋まるようになって、今ようやく満室まであと1室まで来るようになり、黒字転換できました。

コンサル業者には感謝していますが、やはり自分で工夫するようにしないと、実際儲かるようにはならなかったと思います。

4.とにかく頑張って結果を出す

f:id:happylibrary:20200226202608j:plain

投資も起業も最後は自己責任です。僕もそうですが、脱サラ起業家はとくに社員時代、言われたとおりに仕事を仕上げることで成果を上げてきました。

ですが、起業して一人で経営していくとなれば、1方向からの情報を信じて忠実にやり遂げたところで、儲かるかどうかは分かりません。最終的には自分の器量にかかっているのです

僕もいままでコンサルやセミナーなどで、素直に、愚直に、まったくおなじように真似ることが、成功の近道だとも言われてきました。

もちろん、独自にやり過ぎるのは問題だと思います。しかし、本人の思考性、思想、主義、主張、理念に係わることまでいちいち真似できません。

それだったら、会社生活とあまり変わらないですし、そうできなかったから起業しているわけです。

つまるところ、だれにも頼ることはできませが、自分の好きなようにやることはできる生き方です。

それは、上手くいかなくても、肩身の狭い思いをしたり、会議で追及されることなどはありません。

ずっと事業のことを考えていることもできますし、深夜でも、日曜でも、いつ何時気が向いたときに仕事をし、ウィークDAYに休むこともできます。資金繰りも、会社の経理の言うなりではなく、自分次第です。

仕入れも、プロジェクトも、取引先も、資金繰りも、スケジュールも、すべて自分で決めて仕事することができます。この自由度の高さは、会社生活ではまずあり得ません。

なんといっても自分の事業一点に集中することができます。頑張らなければいけませんが、始めてしまったら、この選択が正しいと言われるところまでやり続けていくこともできます。

そういう仕事向きがいいという人なら、会社勤めでワーカホリックになるより、起業家となるほうがいい仕事ができるのではないかと思います。 

まとめ たとえ失敗しても決して無駄ではない

f:id:happylibrary:20200219014317p:plain

ここまでの話をまとめてみます

1.孤独としっかり向き合う

起業したての人間には、温かい手を差し伸べてくれる人は、あまりいません。むしろそういう人に騙される可能性すらあります。孤独でいても大丈夫と腹をくくっておいた方がいいかもしれません

2.経費にシビアになる

かなりの資金を事前に持っていても、あっという間になくなりますので、経費管理はできるだけシビアに考えて方がいいでしょう

3.情報を2方向以上から入れる

正確な情報がつかみにくくなりますので、同じリスクを持つ境遇の人と知り合いになり、2方向以上のあらゆるリソースから情報をいれ、裏付けながら進んでいくことが良いでしょう

4.とにかく頑張って結果を出す

起業してしまったら、もう「賽は投げられた」状態です。成功するまで、突き進むしかありません。後戻りはせず、突き進みましょう

f:id:happylibrary:20200508235057j:plain

ここまで書くと、なんかやっぱり脱サラして起業するのも大変そうだなぁと思われるかも知れません。

ですが、自分が好きで選んだ事業に没頭できる、と言う利点はあります。コーヒーが好きで、いつもコーヒーとそれを飲むお客さんのことを考えるのが好きな人なら、カフェをやるのも良いですし、洋服が好きなら、アパレルメーカーを立ち上げるのもいいと思います。

細かいことはいろいろ大変ですが、会社勤めができるくらいの人であれば、そこまで難しくないのではないか、とも思います。

1で書いた、孤独としっかりと向き合う気になれば、少ないながらも同じ境遇の人で、本当に仲間になってくれる人は現れます。

お客さんですらも、報酬を払うだけでなく、自分のことを助けてくれます。そういう状態になれば、もう孤独ではなくなります。むしろ会社にいたときよりも、世間の人達が優しく見えてきてきます。

出会うお客さんに支えられ、世間そのものを味方につけることができます。会社を辞められず、仲間であるはずの社員同士の間でも肩身の狭い思いをするなら、起業して、お客さんのために自分なりにつくすのも、なかなかいいものだと思います。

もし失敗しても、その経験はあらたな世界で必ず役に立ちます。再度別の会社を作ってもいいですし、再度就職するときには、経営者の気持ちに寄り添える分、これもまたいい経験となるでしょう。

結果的にちょっと難しく書いてしまいましたが、脱サラ起業はいいものです。40歳を過ぎても、恐れることはありません。ましてや脱サラであれば、早期退職などで、支度金を持った状態で起業できます。

ぜひ、勇気を持って、投資や起業に飛び込んでみて欲しいと思います。

コメントいただけると励みになります!

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください