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節約しようと家計簿をつけてみると、いろいろと意外な発見があります。
ちなみにレシートをノートに貼り付けていく方法を実施していますが、かならずと言っていいレギュラーメンバーともいえるレシートが、コンビニのレシートです。
とくにセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの大手3社が出場しないことはほとんどありません。
コンビニは便利ですし、家からも近かったりするので、高いとわかっていてもついつい利用してしまいます。そのお手軽さがまさに「コンビニエンス(便利)」なわけです。
とくに車や電車などでの出先だと、ちょっとした飲食類はどうしても買いたくなってしまいます。
しかし、このコンビニの利用を野放しにしていると、一ヶ月間でとんでもない額を消費していることもあります。
この定価購入の嵐を、クーポンや値引きなどの購入に差し替えられれば、かなり節約できるはずです。
目次
- 消費の大敵。コンビニでの購入をかしこくおさえ込む3つの方法。
- 1.行く回数をおさえ込む
- 2.飲食類の購入に目を光らせる
- 3.便利さは贅沢さであることを認める
- まとめ コンビニを攻略すると高度な節約術につながる
目次
消費の大敵。コンビニでの購入をかしこくおさえ込む3つの方法。
とはいっても、コンビニの便利さの前に、コンビニだけは別、と諦め、節約の対象から外している人も少なくないのではないでしょうか。
たしかに、コンビニの便利さは、ハンパではありません。いまやどんな人も少なからずコンビニを利用します。
これほど便利で、消費の落とし穴になっているビジネスモデルもなかなか無いと思います。
- どこにでもある
- そのため家から近い。(家探しの時点でほとんどの人がコンビニからの距離を確認している)
- 販売している商品が豊富
- 生活に身近なモノを売っている
- 品質が高い製品しかない(安全性が高い)
- 24時間やっている。いつでも空いている
- コピーやチケット販売、宅配便、公共料金の支払いなどにも対応しているので、支払いに来たついでについつい別の買い物もしてしまう
- 商品開発にも力を入れていて、おでんやお惣菜、冷凍食品などが普通に旨い
など、利点を挙げればきりがありません。とにかく生活に密着しているのです。
しかし、コンビニは、それだけに唯一と行っても良い欠点があります。その欠点は節約においては大変な大敵です。
それは、定価である。ということです。だれもが気づいているこの欠点を、コンビニは上記のようなハンパない便利さでマスキングし、便利という価値で私たちに提供してくるのです。
しかし、よく使う人なら、コンビニでの消費をすこし対策するだけでも、月間で1~3万円くらいは節約できます。
しかも、これだけ生活に密着していると、コンビニでの消費は知らぬ間に増えてくるのです。
何度か家計を見直す度に、出費が緩くなると、比例してコンビニでの出費が増えてくることはよく感じます。
投資の種銭をつくるなら、ここを攻略しない手はありません。
僕自身も、消費の激しかった20代から、投資を知り始めた30代、そしていまの40代と、出費が多くなるたびに、コンビニへの接触の仕方を見直してきています。
もし、コンビニをノーマークで暮らしているなら、手を着けるべき価値のある節約対象になると思います。
1.行く回数をおさえ込む
もっとも単純な対策です。
コンビニは、行けばかならず何かを買ってしまいたくなる誘惑にあふれています。しかも、一見消費する財布を傷めない「取るに足らない金額」の商品であることがほとんどです。
しかし、これはコンビニの恐ろしいところではありません。恐ろしいのは、高回転、高リピートで人々を呼び込む仕組みが日々研究されているところにあります。
- おにぎりを買いに行ったら、カップ麺も買ってしまった。
- お菓子を買いに行ったら、ジュースとアイスも買っていた
- ちょっと醤油を切らしたので、買いに行き、ついでにわさびも買っておいた
- シャンプーを買い忘れていたので、リンスと一緒に買っておいた
- 公共料金の支払いに行って、ついでにお菓子も買って帰ってきた
- 宅配便を出しに行ったらもうお昼、今日はコンビニ弁当にするかな
- テープのりを切らしたので、買いに行き、封筒と修正テープも買った
- コピーを取りに行って、ついでにお菓子とジュースも買った
僕はコンビニに行くと、こんな合わせ技をくらって、ついつい消費を増やしてしまいます。
このほぼすべてが、定価商品です。コンビニは、この一見取るに足らない商品の定価販売のオンパレードです。
定価購入とちょっと買いがかけ合わさると、けっこうな消費になってしまいます。
ちょっと計画的に商品を買うだけで、買う場所を変えるだけで、3分の2から半額くらいの値段で購入できるモノもあるのに、便利だからという理由で、コンビニで買ってしまいます。
コンビニエンスであるということは、それだけ価値がある、ということではありますが、すこしでも節約したいということであれば、けっこうな無駄遣いになっています。
こうしたちいさな無駄遣いを抑えるための回数確認です。とにかく行かなければ、誘惑されることもありません
2.飲食類の購入に目を光らせる
とはいっても、コンビニに行く回数をゼロにすることは現実的ではありません。おそらく不可能でしょう。
回数を減らすほかに、できる対策はないでしょうか
これは、飲食類の購入に注意すると言うことです。コンビニは、行けば分かりますが、その商品スペースの大半が飲食物です。
それだけ、僕らの日常は、何かを食べることを楽しんでいる、ということでしょう。
飲食に関して、ありとあらゆる商品が陳列されています。しかもコンビニ側も独自にプライベートブランドの品物まで揃えており、購買意欲への対応は万全です。
プライベートブランドやお弁当は、他では売っていない独自製品ですし、比較的安価で提供されています。
また、お弁当やパン、カウンターにあるスナック類も、コンビニチェーン独自の商品でかためられ、これを目当てについついコンビニに行く人も多いことでしょう。
こればっかりは、他で手に入れることはできません。
かといって、お弁当だけは買って良い、とか、スナック類は買って良い、とすれば、コンビニに行ってしまいますし、そのついてにまた新たな商品も紐付いて買ってしまう恐れもあります。
ですので、これらは、すこしずつ代用品を手に入れるように、身体を慣らしていきます。
お弁当も、唐揚げも、お惣菜はスーパーでも売っています。冷凍食品も、スーパーのほうが品数も多く、安価です。
味が合わない、買い慣れない、といったところを解消しながら、すこしずつコンビニで食品を買わないようにしていくと、節約の効果が出てきます。
とにかく飲食物の購入を抑えることをメインに考えると、コンビニに行く回数も、購入量や額も、ぐっと抑えられるようになります。
3.便利さは贅沢さであることを認める
1で書いたとおり、コンビニは、どこにでもありますし、24時間やっています。
とにかく便利です。便利さが大挙して、うちの目の前までわざわざ来てくれているのです。普通に考えたら、そりゃ使わない手はない、と思ってしまいがちです。
ですが、コンビニは定価です。そして連鎖で買いたくなる誘惑にあふれています。
すくなくとも節約する、という観点で考えれば、大敵です。コンビニで買い物をする、ということは、お求めの商品と便利さを常に併せて購入していることを忘れてはなりません。
一見なにげなく、暮らしに密着しているコンビニも、節約家にとっては贅沢の対象と言うわけです。
コンビニで頻繁に物を買っている以上は、節約して生活しているとは言えないでしょう。
なにもコンビニが悪だと言っているわけわけではありません。しっかりと節約が成功し、貯金と投資によって毎月の収入が増えれば、晴れてコンビニで物を買う、という便利さを十分に味わえば良いのです。
もし、そうではないのに、月々のやりくりが大変、ということであれば、コンビニ購入を押さえ込むことで得られる節約メリットはたくさんあると思います。
まとめ コンビニを攻略すると高度な節約術につながる
ここまでの内容をまとめてみます。
1.行く回数を押さえ込む
単純に、コンビニでの誘惑にさらされる回数を減らします。ついで買いや定価での購入が抑えられ、節約効果が出やすいです
2.飲食類の購入に目を光らせる
コンビニに行く理由でも多いのが、ちょっとした飲食類の購入です。すこしでもコンビニでの飲食物の購入を控えるだけで、行く回数を減らし、ついで買い抑えることに繋がります。
3.便利さは贅沢さであることを認める
コンビニで物が買える、というのは、贅沢なことだと認めることです。コンビニでの購入には、商品代+便利料が常に発生しています。毎回デパートで買い物しているくらいの気持ちを持てば、自然と自分が節約思考になっていきます。
節約のうまいひとは、冷蔵庫の使い方がうまいです。それは、日常もっとも身近とも言える食品の購入を計画的に行えるということです。
冷蔵庫に計画的に食材を出し入れするためには、めんどくさがらずに自炊できる、料理が上手い、といったさらに高度な節約術が必要です。
コンビニを冷蔵庫がわりに使う人も多いです。たしかにその日その日の調理を簡単にし、毎日おいしく、違うメニューをたのしむなら「コンビニめし」でしょう。
ですが、節約は上手くなりません。我慢強さ、計画性といった、節約に必要な要素も、なかなか養われません。工夫する力も養われなくなってしまいます。
おそらく、いまはほとんどの家で、冷蔵庫や電子レンジは標準装備していることでしょう。
機材の役割をきっちりと利用するだけでも、コンビニへの依存は低くなります。
こうした工夫をしようという気持ちが、節約する思考をより高度に引き上げるのではないでしょうか
コンビニに購入を誘惑されるのではなく、豊かになって、より便利で快適なものとするためにコンビニを利用する、そんな生活にしていきたいものです。