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いろいろ節制しているつもりなのに、なかなかお金が貯まらないことってありませんか。
僕も、ついつい欲求に乗っかって、よけいな出費をしてしまうことがあります。
いまこれを買わなければあとで後悔する、とか、少額だからいいか、などと自分に都合良く言い訳して、結局出費してしまうわけです。
虎の子の収入を、そうやって結局垂れ流しに出費してしまうのは、残念なことです。
結局固定費はあまり変わらないのですから、予定外の出費が大きければ、翌月どんなに頑張っても、なかなか取り戻せるわけもないのです。
そこで、衝動買いを押さえるための方法を、3つのステップで考えてみました。
自分自身の余計な出費を抑えるためにも、このステップを試しながらしばらく過ごしてみたいと思います
目次
ついつい欲求に流されて買ってしまう
だれでもあると思いますが、ついつい出費してしまうことに歯止めをかけるのは、なかなか難しいことです。
ものを買うということは、なにかしら必要に迫られているわけです。だれだって無駄にお金を使いたいと思っているわけではありません。
ということは、それを諦めると言うことは、心の中に発生した必要性を否定するか、別の方法でその必要性をかわすように考えるということです。
はからずも自分の考えの肯定・否定に直結しているわけですから、これは簡単なようで難しい対応を迫られることになります。
ひとは自分自身が納得しなければ、結局のところ、消費の欲求を止めることはできないと思います
1.自分の使い道を箇条書きにする
まず、手持ちの資金とは関係なく、お金がたくさんあると想定して、買いたい物を金額とともに書き出してみます。
衝動買いは、手持ち資金や購入したい優先順位に気持ちの整理が追いついておらず、目の前の魅力ある製品に心を奪われてしまうことで起こります。
普段から、何を買うために節制しているのか、何を手に入れるために貯金しているのかなどがはっきり分かっていると、目の前に現れた急な商品に対しても、ある程度落ち着きを持って対応することができます。
また、家計簿をつけている人は、先月使ってしまったもののなかで、今月も同じく買いそうな物と金額を想定し、その購入量を書き出してみます。
総購入量をもしコントロールできれば、節約にもつながる、というわけです。
とにかく、自分がいま何にいつもお金を使っているか、もしお金があったとして、何に使いたいのか、をきちんと把握しておくことが大切です。
2.欲しいものを買った気分を想像してみる
買おうと思ったもののリストを見直すと、それを買って使っている自分を想像できます。
おもしろいことに、使い終わった姿まで想像することができるようになります。そうすると、よく考えたらあまり必要ない物だった。というところにたどりつくことも増えます。
これは、このコロナの状況で、必需品が買えなくなったときの状況に似ています。
あれほど使い捨て感覚で買っていたマスクがなくなっても、あせって買っていたのは少し前まで。
洗って使う人も増えたと思いますし、布マスクを自作して使用している人もいると思います。
実際に目の前からモノが無くなってしまうと、人は必要なモノは作り、必要ではないものは手放す。そして以外と未練も残しません。
欲しいものをリスト化すると、この状態が自然と頭の中で起こります。いつ買えるのかなぁ。買ったらどう使おうかなぁなどとワクワク考えるうちに、起こりうることを想像しきってしまうのです。
僕は服や雑貨については、これで大半は無駄遣いをせずに済むようになりました。
また、リスト化しておくと、結局どうしても諦められないモノが鮮明に分かってきますので、これもオススメです。
最終的には、諦められないモノはあたまに記憶として鮮明にこびりつくので、メモする必要なんてなくなります。
ただ、書き出しておくと、買うのを辞めたモノとやっぱり買いたいモノの割合は、8:2くらいになります。その膨大な「無駄な買い物」をみると、結構驚きます。
3.支払いを送らせるのではなく、購入を遅らせる
よくありがちなのが、とにかく欲しいものを買って、支払いをなんとか遅らせる、という方法です。
どうしても行き当たりばったりな対策になってしまいますが、すでに購入しているのだから仕方ありません。
債権者に対して、支払いを待ってもらったり、分割にしたり。
リボ払いという方法に行き着く人もいます。
ですが、支払いが収入を上回っている限り、根本的な解決にはなりません。
リボ払いは、一件分割になり、月々の支払いが少なくなるようで、ありがたく見えますが、10%以上の高い利息がついていることが多いので、結局大損してしまいます。
こうなると、いつまでたっても支出が収入を下回りません
とにかく、支出を遅らせることはよくありません。基本は購入を遅らせることです。高い買い物であればあるほど、いったん買いたいと思う物をメモっておいて、順位をつけておきます。
こうするだけでも、自分の中での購入順位をつけられますので、行き当たりばったりの購入から計画性のある購入に変わります。
また、単にそのとき気持ちが高揚していただけ、ということもあります。メモってたけど、あとになったらなんでこんな物を買いたいと思っていたんだろう、と思うこともあります。
そんな発見が得られるだけでも、もうけものです。
まとめ 結局一番怖いのは自分の欲求
ミニマリストのタケルさんの動画などを見ていると、こんなモノまで捨てるの!とおもうほど、思い切った断捨離を実行しています。
それほど、必要なモノとは、人によってちがうのです。
結局、自分の気持ちに折り合いをつけて、整理と整頓をおこなう。これによって気持ちに余裕ができてくると、衝動買いも押さえられ、節約も上手くいきます
ここまでの内容を振り返りますと
1.自分の使い道を箇条書きにする
2.欲しいものを買った気分を想像してみる
3.支払いを送らせるのではなく、購入を遅らせる
の3ステップを踏むことで、自分の気持ちに折り合いをつけられるんじゃないかと思います。
コロナ禍でしばらく節制や節約も必要な方が多いと思います。僕自身も自分の気持ちにうまく折り合いをつけて、この時期を乗り切って行きたいと思います。