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ポイント獲得がとても盛り上がっています
クレジットカードのポイントを初めとして、昼ご飯のお店のポイントカード、デパートや電気店のポイントカード、とにかくどこに行っても、ポイント攻めです。
お店側はお客を獲得するため、またお客側としては、貯めて割引になるため、ポイントカードはどうしてもいろいろな種類のモノを貯めがちとなります
僕もクーポンカードがポイントカードはいろいろなお店のモノを持っていますし、クレジットカードも大分いろいろなポイントがついています。
ですが、最近、このポイントにこだわりすぎて、逆に現金の管理が甘くなっている気もしてきました。
とくに最近は在宅の時間が長く、Amazonをはじめ通信販売を使っているので、そちらの経費もかさんでいます。
どんなにポイントがオトクとは言っても、現金を垂れ流しにしてポイントを稼いでいるのでは、ただの無駄遣いになってしまいます。
と言ったわけで、無駄遣いとポイントのバランスをとるためにも、ポイントにまつわる僕の反省点をいくつか列挙してみたいと思います。
ポイント欲しさに無駄遣いする矛盾
これを買うと1000ptプラス!とか、これに入会すると10000ポイントプレゼント、とかいう宣伝文句も、結構見かけます。
ついこないだ、携帯電話を格安SIMにすべく相談に行ったときも、格安SIMに変更すると、paypayのポイントが何ポイントか追加される、といった宣伝文句を目にしました。
たしかにポイントはオトクなおまけと考えられますが、おまけを目当てに買い物をするようになると、無駄遣いとなってしまいます。
ポイントはあくまでおまけですし、正確に利回り計算をすれば、それほど高利回りでないポイントもあります。
お金とは違うので、目の前のポイントに躍らされてしまうと、結局現金の出費がかさんでしまいます
1.ポイントには利息が付かない
ポイントサイトというサイトがあります。有名なところだとモッピーとか、ハピタスと言ったところでしょうか。
確実に5万くらい稼げる副業や内職としても紹介されています。
多くのクレジットカードなどに登録するだけで、初回登録のお礼としてサービスされるポイントを稼ぎ、現金化する仕組みです。
それぞれのカードのポイント付与は単発ではありますが、クレジットカードはたくさんあるので、それぞれに登録していくだけでも、それなりに稼げる、というわけです。
数多くのアフィリエイターが、この方法で月5万くらい稼げる、と豪語しています。
そのくらい、ポイントはリスクが低く、手に入りやすく、稼ぎやすいもの、というイメージがあります。
確かに、クレジットカードなどに入会しても、結局はつかわなければいいのですから、おまけのポイントだけもらって現金化する、という作戦も悪くありません。
こういった形でポイントを貯める、使う、というなら、いいお小遣い稼ぎになるでしょうし、多少のオトク感もあります。
ですが、カードでの買い物なども、ポイントが貯まるから、カードで買おう、という思考になってくると、現金の管理が甘くなります。
また、ポイントはお金ではない、と言うところを忘れてはなりません。現金は、預金なり、投資なり、とにかく預ければ利息が付きます。しかもその価値は永遠です。
しかし、ポイントの多くは期間で消滅しますし、もちろんポイントに利息が付くことはありません。
お金はそれ自体が増殖する力を持っているのに対し、ポイントは増えないどころか、消滅する危険すらあるのです。
2.10万円使って1000ポイント
また、気をつけたいのは、ポイントの還元率です。多くのカードやクーポンは100~200円の使用で1ポイントくらいとなっています。
使用の還元率は単純計算で0.5%~1%です。
銀行預金の年利0.005%などと比べると、その価値は100倍以上ですから、とてもオトク感があります。
ですが、一般人として、だいたい月で30万~50万あれば、十分毎月の生活が成り立つわけです。
そうすると、すべての支払いをカードで行ったとして、1%の還元がされたとしても、1ヶ月で3000円~5000円のバックです。
そんなにクレカ使う人はなかなかいませんので、つかっても10万円くらいだと思います。
そうすると、一ヶ月でポイントによる還元額は、現実的に1000円程度です。実生活のなかで、これがおトク感につながるかと考えると、疑問です。
これだったら、もっと自分の使用金額をきちんと直視して、月々の支払いに向き合い、1万円を単純に節約・貯金する方がよっぽど成果が出ます。
ポイントがつくからカード払い、とする前に、自分の毎月の使用金額をきっちり管理して1万円を捻出する。一見大変に見えますが、よっぽど大きな成果と経験が得られます。
3.同じ店に行く確率は高いか?
また、クレカであれば、毎回同じクレカをつかっているか、クーポンで言えば、おなじお店をつかっているか、も大事なところです。
結局、生活していれば、いろいろと違う店に行って購入する、ということは当たり前に行われるでしょう。
月の出費が25万だとして、その全てが同じ店になることは、まずあり得ないと思います。
もし仮に1ヶ月30万円を同じお店、同じクレカで使ったとして、還元されるのは3000円程度です。そうでなければ、さらに還元率は下がってしまいます。
となると、毎月20~50万円の間で毎月の生活をやりくりしている多くの人々にとって、ポイントの還元はそこまでオトクにはならないわけです。
毎月500万くらいカードで買い物している、というセレブなら、さらに5万円くらいお小遣いが出るわけですから、こういった方は使うべきかも知れません。
ですが、毎月の光熱費や家賃、カードで払える税金などの固定費をコツコツとカードで払った結果、1年に1回くらい、1~2万円程度のおまけが手に入る。ポイントとはそういうものです。
ぼくは一般的な消費者ですので、そう考えるようにしています。
僕も含め、多くの一般人にとって、ポイントの還元は、年に1度のおまけくらいに考えておくべきです。少なくとも節約の足しには全くなりません。
少なくとも、300万円くらいを貯金出来るようになるまでは、ポイント思考は考えない方が良いと思います。むしろカード払いをすべて現金にした方がいいと思うくらいです。
そのくら、カードはやすやすとお財布からお金を抜き取っていきます。
財布から現金を出す行為は、その行為そのものに精神的な痛みを感じるモノです。電子マネーなども、チャージ時などに痛みをかんじますが、カードにはそれがありません。
それだけに、出費の管理が甘くなります。ポイント獲得などは、多くの場合、そのいいわけに都合よく使われます。
頭の中で、「今回の出費は無駄遣いじゃないし、カード払いだからポイントも貯まる」などと自分に語ってしまうのです。
このことが、とても危険だと思います。
まとめ 現金をしっかり管理しよう
ヨドバシカメラのゴールドカードと、イオンの株主優待カードだけは、実質10%の還元率となっているので、けっこう重宝しています。
ですが、すごく節約に役立つか、といえば、そうでもない、と思います。
どちらかと言えば、その買い物を5回中1回はあきらめて貯金に回す、そんな胆力を鍛える方が、よっぽど効率よく貯金出来ると思うくらいです。
カードの購入は、楽ですし、ポイントもはいってオトクに感じられることもおおいので、ついつい買ってしまいますが、本来はそのついつい買ってしまう消費こそ管理すべきだとおもいます。
ここまでの話を振り返りますと、
1.ポイントには利息が付かない
2.10万円使って1000ポイント
3.同じ店に行く確率は高いか?
ということです。最近、カード会社からの請求をみるたびに、目が飛び出しそうになりますが、それだけの支払いをしても、貯まるポイントはたいしたことありません。
いかに自分が普段の出費を管理仕切れていないかが分かるだけです。
今回は自戒の念も含めて記事にしてみました。毎月のカードの支払いを、より厳格に管理して、手元の現金を減らさないようにしたいと思っています。