固定費を確認して削減しよう。レシート分析の3つのステップ

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節約。とても日本人にとって馴染みのあるワードですが、昨今は実現するのも難しいですよね。

すこしでも節約が成功して、貯金が進めば、生活にもゆとりができ、さらには投資してさらにお金を増やしていくという青写真も描けます

ですが、そもそも種銭がなければ、そんな想いもへったくれもありません。

最近は長いデフレの影響も有り、ただでさえ日本人の平均収入は下がっています。これに昨今のコロナの影響下では、さらに今後苦しいお財布事情になっていくことも心配です。

我が家も例に漏れず、かさむ生活費になんとか活路を見いだしたいところですが、物価はあがり、収入は横ばいというなかで、なかなか貯金や投資費用を捻出し続けるのが難しいところです。

そんなわけで、新たに家計を見直す意味でも、自分の家の出費における固定費をどう見直すか、について検討してみたと思います。

自分の一ヶ月の経費を把握するのは面倒くさい

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そうはいっても、一ヶ月の自分自身の経費を見直すのは、結構面倒くさいですよね。

銀行の口座が家計簿とくっついているアプリや、カード決済と家計簿がくっついているアプリなどもあって、自動的に計算してくれるようにはなっていますが、すべての支出を正確に把握するのは、なかなか難しいモノです。

おそらく、把握している人でも、一ヶ月の電気代やガス代、おおよその一ヶ月の食費、雑貨購入代、電話やネットなどの通信費、医療費、などがほとんどでしょう。

毎月まさに固定で出費していて、出費している額が請求書やカードの支払い明細、銀行の引き落とし記録に載っているモノの把握がいいところではないでしょうか。

毎月忙しく仕事に追われる中で、勉強や家事などやることも多い中、家計に時間と労力を割くのは、分かっていても面倒なものです。

たとえば、ウチの家は毎月何回シャンプーを買い換えている、とか、お肉何キロをどのくらいのスパンで使い果たす、とか、そこまで把握している人は、なかなかいないと思います。

ですが、出費が増えて、収入が減っている昨今、いかに家でひっそりと暮らしていても、なかなか現実的な解決には繋がりません。

副業もしづらい、したくない、というなかで、すこしでも毎月の出費を増やすには、なんらかの節約を試さざるを得ないでしょう。

投資も副業も、ちょっと敷居が高いなあ。と思う方に、まずは始めやすい節約の仕方を考えてみましたので、一緒に検討してみていただければと思います。

1.レシート1ヶ月分の保存の仕方

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まずは確実に自分の出費を把握しましょう。そのためには全ての支払いについて、レシートをもらうことから始める、ということです。

出費に無頓着だった方については、特にオススメします。僕も30代前半までは銀行の預金残高やカードの明細だけを見て出費を把握しているような、ザル把握だったので、これをやるようになってからは、大分刺激を受けました。

レシートをどんな時にももらう、というのは、結構最初は恥ずかしいモノです。

コイツ、もしかしてすっごいせこい奴かも知れないな、とおもわれるかなー。とか、余計な心配をしてしまい、レシートをもらわなかったり、「レシートいりますか?」という店員さんの言葉に「あ、結構です」と反射的に答えてしまったり。

そんな反応を最初はしてしまうかも知れません。おれはケチじゃねぇと、結構見栄を張ってしまうこともありますが、そんなことも乗り越えて、レシートをもらっていきましょう

レシートをもらうことは、なにも見栄っ張りでも、恥ずかしいことでもありません。むしろ性格に自分の出費を管理するのですから、自律した行動であるとも言えます。

誇りを持って、レシートを集めていきましょう。

一ヶ月も集めていくと、お財布がレシートで膨れてきます。入れ続けてしまうと、お財布が壊れてしまうので、ここでお財布を傷めないようにしましょう。

レシートを取り出して、お財布をメンテナンスしていきます。余計なポイントカードなんかも、ここでさっぱり捨て去ります。

ほとんどのポイントカードやクーポン券は、1ヶ月から3ヶ月くらいが期限です。1ヶ月使わなければ、おそらく使うことはありません。むしろ財布の中身を煩雑にして、貧乏神を呼び込むだけですので、ここでしっかり縁を切りましょう。

さてレシートについては、100円ショップでちょっとした箱を買ってきて、そこにレシートを投げ込むのもいいと思います。僕はこの方法でレシートを投げ込んでいました。

クリアファイルや大きめの封筒にいれていくのも良いでしょう。とにかく、自分なりに無理なくレシートを一ヶ月分貯め込む癖をつけていくのが良いかなとおもいます。

2.レシートを分析して、自分の固定費を確認しよう

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1ヶ月ぶんのレシートがたまったら、いよいよ整理と分析です。もちろん、このレシートにはカード払いのレシートや、銀行の引き落としの支払いの領収書も含まれるかも知れません。

ですが、とにかく、自分で何に支払ったのかを一ヶ月分確認する、というのがポイントです。あまりアプリや自動計算を当てにせず、自分の支払いを自分の脳で把握するようにすると良いのでは無いかと思います。

最初こそ面倒くさいですが、2,3ヶ月このようにして続けていくと、のちのち、自分が何にどのくらい支払っているかを、ざっくりと自然に把握できるようになってきます。

さて、固定費の確認ですが、そもそも、自分なりの固定費をきめておくことが大切です。

毎月、何に必ず使っているか、毎週、毎月購入をくり返すモノは何か。を把握することです。

もちろん代表的なのは、水道やガス、電気代、携帯代ということになりますが、生活していく上で、それだけが固定費という訳ではありません。

ざっと一般的に固定費になり得るものを並べてみますと

【雑貨類】

シャンプー、歯磨き粉、石けん

お風呂や台所などの洗剤

【食品】

牛乳、肉類、米、パン、基本的な調味料(砂糖、塩、酢、醤油、味噌、ケチャップ、マヨネーズ、こしょう、からし、わさび、ソースの合計)

お酒を飲む人なら、定期的に購入する酒(ビール、焼酎、ウイスキー、ワイン)

【交通費】

車を持っている人なら、車関係の諸経費(駐車場代、ガソリン代、車のローン)

サブスクリプション

アマゾンプライムiphone music、など

要は、かならず毎月消費することが分かっているものは、固定費になります。それが一定量であればなおのこと、その一定量を調節したり、まとめて買うことで安くすることができる可能性があります。

どのみち、かならず支払うことが分かっている訳ですから、ここの内容に変化を与えれば、定期的な出費を抑えられるわけです。

スーパーやコンビニのレシートは、たいてい雑貨と食品になりますので、いったん同じ箱に投げ込み、あとでエクセルなどで仕分けしてみると良いかも知れません

3.固定費を削減する方法を考える

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とにかく、毎月かならず支払うことが分かっているものを、ここまでの分析ではじき出しましょう。

それらは、かならず払うことが分かっているわけですので、その分の資金は先に取っておかねばならないわけです。

肉や米など、1ヶ月分を備蓄できるモノであれば、まとめて買ってしまってもいいですし、購入する予定額を出して、その分のお金を先に取っておくのも良いですね。

たとえば、我が家では豚バラ肉1kg1000円を定期的に一週間に2,3回買うわけですが、この購入回数を月12回と決めてしまうと、献立もそれに従って決まることになります。

もう少し節約したければ、購入回数を減らしたり、まとめ買いで購入総額を減らしたりします。

ここで初めて節約レシピとの組み合わせが効いてくるわけです。献立を検討してかさ増しレシピにすることで、豚肉の使用量を減らすことも可能になってきます。

同じように、お米やパン、パスタやうどんなどの麺類も、毎月の使用量をレシートから出し、その量から1,2回ほど購入を減らす。

月に10回くらい買っている品物なら、1,2回買わなくても、ほかの食材でかわすこともできるでしょう。

もしくは、「今月は高い牛肉を一切辞め、鶏肉月刊とする」とがっつり決めてしまう方がよい、というひともいるでしょう。

このあたりで、各人それぞれの工夫や節約戦略が生きてきます。いずれにしても、正確な把握と分析なしには、こういった節約術は生きてこないので、レシート分析はなかなか重要だと思っています。 

まとめ 知恵を出して面倒くさいを克服すれば、節約というご褒美がある

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いろいろと書いてきましたが、結局のところ、節約したことのない人、節約に失敗した人からすれば、こういった方法でも結局面倒くさく感じてしまうかも知れません。

おそらく節約は、面倒くささとの闘いです。面倒くささと向き合った人は、その向き合った努力に応じて、節約の効果が貯金という形で、ご褒美として本人に与えられます。

それでも、一ヶ月経っていつもカツカツだった生活から、少し貯金が残る生活になれば、それなりに成果を感じられますし、自分に誇りが持てます。

貯めた資金を大切に思う気持ちが増え、お金を大切に扱う気持ちも育成されます。

というわけで、ご自身のためにも、えいやっと頑張りをきかせてみましょう。

ここまでの節約方法を以下にまとめてみます

1.レシート1ヶ月分の保存の仕方

まずは自分の気持ちに向き合いながら、支払いのすべてにレシートをもらいましょう。そして、小さな箱や封筒を用意して、そこにレシートを投げ込んでいきましょう。

2.レシートを分析して、自分の固定費を確認しよう

貯まったレシートを分析して、自分の固定費を把握しましょう。結局のところ毎月払っているというものは、些細なモノでも固定費といえます。逆に言えば、給料日の時点で、それらには支払いが決定しているわけです。ここにメスを入れなければ、突発的な出費など到底払えるモノではありません

3.固定費を削減する方法を考える

固定費が分かった時点で、削減する方法を考えて行きます。出費の多くを占める食品や雑貨については、多くの節約術が世の中にあふれています。あなたもしっている、または試したことのある節約術と組み合わせて、出費を抑える作戦を練ってみてはいかがでしょうか

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すこしでも節約が成功すれば、貯金ができます。貯金を続ければ、投資の種銭もできますし、投資ができれば、お金を増やすことも可能です。

節約は、利殖の土台を作ります。ここで無駄遣いをふやしては、どんなに稼いでも追いつきません。とはいっても、強い我慢を自分に強いるのも、途中で気持ちが崩壊してしまうでしょう。

無理なく、しかし着実に結果を残すためにも、まずは手元の使用をレシートで確認していくことです。

レシートを見返すだけでも、その日の買い物の様子やそのときの気持ちを思い出すこともできます。

やけを起こしてたくさん買ってしまったとか、子供に見栄をはるために買ってしまったとか、後輩にいいところを見せたくて無駄に奢りすぎてしまったとか。

そんな気持ちを思いだして、翌月はどんな風にすごそうか、と考えるだけでも、新しい、自分らしい節約の発見に繋がります。

いま、自分でこれを書きながらも、自分に戒めているところでもあります。

すこしでも無駄遣いを減らし、将来の豊かな生活につなげたいものです。

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