家族四人、投資で暮らすには。最低経費、利回りや必要な総資産を検討

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いま、家族4人で暮らしていますが、そのほとんどを本気で投資に依存している生活です。我が家では収入の7割以上が投資からの収入になっていますが、この割合はさらに上がらざるを得ない状況です。

 

仕事もしていますが、折しもこの厳しい世間で、40歳を超えたおっさんが、それまでの同じ収入を仕事から稼げるわけもありません。僕に残されているのは、早期退職したときの退職金だけです。

 

会社員時代にもっと節制しておくべきだった、と今でこそ思いますが、同時に暮らせているだけでもありがたいことだと思っています。

 

そこで、今後人並みの生活を確保するためにも、どのくらいの利回りでいくらを運用すれば暮らせるのかを考えてみました。

 

1.最低経費を割り出す

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家族4人(子供:中学生2人)で必要な月収から、必要な年収を割り出してみたいと思います

 

ウチでかかっている家計で考えると、およそ35万円と言ったところです。大体一般的な家庭で、節制していて30万円、ちょっと多めで40万円くらいと言うところだと思います。

 

月30万円なら年360万、月35万円なら年420万、月40万円なら年480万くらいが必要、ということになりますね

 

だいたいネットなどで家計の記事をググってみると、500万円という文字が一つの節目でよく出てくるように思いますので、ざっくり500万、月収で40万円を稼ぐ必要はありそうです。

 

総務省統計局のデータを確認してみましたら、2名以上の世帯の月の支出を見ることができました。ここにはだいたい30万円と出ていましたが、世帯主の平均年齢がほぼ60歳となっており、家賃平均が1万円弱となっていました。

 

これは、おそらく人口動態の関係上、60歳以上の人口が多いからだと思います。この世代は持ち家になっていたり、ローンを完済しているので、我が家の家計モデルとは家賃のところで解離が出ます。

 

そこで、この30万円の支出に、我が家の家賃9万円を足す形で補正すると、およそ40万円となります。

 

こう考えると、やはり40万円くらいが妥当なのかな、と思います

 

2.毎月40万円、年収480円を投資から得なければいけない

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このようにして考えると、もし、投資のみで生活するなら、月収で40万を稼いでいることがデッドラインとなります。節制が可能だとしても、30万円は必要でしょう。

 

これ、たとえば年利回り0.05%の個人向け国債で年収480万すべて稼ごうと思ったら、96億円かかることになります。およそ100億円。大富豪ならいざ知らず、一般庶民ではまず無理ゲーとなってしまいます。

 

国債ならほぼノーリスクですが、まさにローリスクローリターンならぬ、ノーリスクノーリターンです。

 

もうすこし利回りを上げなくてはなりません。株式投資の配当だと2%前後が一般的だと思います。これだと2億4千万円あれば、年収480万が可能となる計算です。一般的な会社員の生涯賃金が2億5千万円くらいですので、ちょっと現実的ではあります。

 

親子3代くらいで面々と財産を渡りつげば、3代目くらいで投資生活が実現できそうです。でも、できれば生きているうちに達成したいですよね。

 

そこで、アメリカなどの高配当株や投資信託ならありえる5%の配当利回りで検討すると、どうでしょうか。これだと9千600万円です。ちょっとした富豪なら、十分可能ですし、一般人でも頑張れば見えてくるあたりにはなります。

 

でも、これでもまだまだ難しいですよね。

 

すこしリスクをあげて、不動産だとどうでしょうか。だいたい3000万円の家をローンで買って、15万円くらいで貸す。単純計算ですが、利回りは6%くらいです。これだと8000万円くらい、つまりこんな家を3軒もてば、可能となるようです

 

こんな風に計算を続けていくと、だいたい年利回りで15%の投資商品だと、3200万円くらいで実現可能となります。これだと、紙の投資商品でできるものはかなりリスクが高くなってきますね。実現可能な投資商品はアパートあたりかな、という感じです。

 

会社員時代に1500万位を貯金して、退職金で1500万くらいをもらうことができれば、不可能ではない数字です。もしくは150万くらいづつ年5%の利回りの高配当株などに投資し続ければ、複利効果で10年で1500万から2000万も夢ではありません。

 

3.現実的に設定可能な利回りを考える

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一般的な社会人であれば、この10年をひとつの計画スパンでみるのが手堅いかも知れません。

 

利回り5%の投資に、年間150万を投下すると、複利効果で10年でおよそ2000万に到達します。年収650万ある人なら、生活と税金に500万抜かれても十分可能となる額です。

 

年収が500万でも、350万(月で28万以内)以内に支出を抑えることができれば、不可能ではありません。

 

10年経って資金潤沢となったところで、利回り15%以上の投資に切り替えると、4年で3600万、10年で1億に達します。全額投下せず、半分の1000万だけを利回り15%に移し替えても、8000万円には達します。このへんからポートフォリオ管理を意識してもいいかもしれませんね。

 

4.必要な総資産

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目標金額へ向け、険しい道を上っていこう

ここまでの計算で示した数字だと、3200万円を年利15%で運用することができれば、月収48万円となり、生活は可能です。これが、現実的なところかと思います。

 

3200万円は、会社員ならローンで調達可能な額ですし、生涯賃金を2億5千万とした場合の約8分の1です。頑張り方次第で決して不可能な数字ではありません。

 

また、年利回り30%などとなるとハイリスクハイリターンとなるかと思いますが、15%であれば、決して投資商品が存在しないわけでもありません。

 

まとめ ミドルリスク・ミドルリターンで実質的に利益獲得を

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もちろん、投資目的はひとによっていろいろだと思います。ですがいくら複利があるといっても、値上がりに夢があると言っても、利回り0.5%の国債だけ、株や投信の配当だけを一般市民が狙っても、なかなか現実的には増えません。

 

ローリスクローリターンは、5億円以上持っている富豪向けの投資だと思います。

 

また増えた効果を実感できるのは10年以上先です。それならば、現実的に利益を得ながら続けて行くには、ミドルリスク・ミドルリターン以上は狙う必要があると思います。

 

逆にそのリスクを取って成功した暁には、より安全な投資に移行することも可能です。ここまでの話を振り返って見ます

 

1.最低経費を割り出す

家族4人が一般的に暮らすぐらいと考えて、だいたい40万位が目安となるようです。

 

2.毎月40万円、年収480円を投資から得なければいけない

3200万円もっていて、年利回り15%くらいで運用できる投資商品を知っていれば、年収480万円を達成することが可能となります

 

3.現実的に設定可能な利回りを考える

最初から年利回り15%の商品で運用するのはあまりに危険ですので、緩和策を考えてみます。一般市民でゼロからスタートすると知れば、年利回り5%の投資商品に150万円ずつ投下していくと、計算上10年で2000万円弱くらいまで持って行くことは可能です。

 

4.必要な総資産

仕事をしながら、ミドルリスク以上の投資をしながら15年くらいすると、3200万集めることも不可能ではありません。すくなくとも年金2000万円問題は回避できるでしょう。

 

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このほか、相続で臨時収入が入ったりすれば、またあらたな可能性が増えることになると思います。

 

うちはこの48万に投資収入だけでは達していませんので、バイトとライティングでカバーしています。現在空室の不動産が埋まると、ここから脱出できる計算です。

 

ただし、この金額まで達するのは大変ですが、投資は、目標の資産に到達してしまえば、あとは利回りを管理するだけで、寝ていても暮らしていけるというのが大きな魅力です。

 

今仕事がとても苦しくても、生活が厳しくても、将来のために頑張っている、とはっきり希望を持てます。

 

人によって目的やペース配分は違いますが、金額3200万や、利回り15%で15年という数字は、一つの目安になるかと思います。また、月の支出をおさえることでも、目標にはよりはやく近づきます。

 

目的の資産と実現可能な利回りで、幸せな将来を築きたい。不届きものですが、そんなことを毎日夢想しています。

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