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カルロス・ゴーンさんの一連のスキャンダルで大幅に評判を下げ続けている日産。逆張り好きの僕としては、このお家騒動から少しずつ日産株を買っています。
根拠は以下の昔のブログに示したとおりで、トップのスキャンダルによってマスコミからボコボコにされている企業の株は、業績とはあまり関係が無いので、長く投資していると復活してくるからです。
しかも今回はゴーンさんの思い切った国外逃亡で、定期的にお家騒動が悪評高く取り上げられるというおまけ付き。
ニュースが出る度に暴落が続き、1月30日現在で600円を割り込みました。2018年2月頃に1200円台をつけていた株価は、ついに半分まで落ち込んだことになります。リーマンショック時の200円台がここ20年の最低価格ですが、はたしてどうなるか。
ちなみにゴーンさんが悪いのかどうなのかはここでは置いておきます。トップのスキャンダルで会社は潰れない、というのが僕の持論です。社内の膿を精算し、会社がまじめに業績をあげれば、かならず復活します。
社長のギャンブルで大事件になった大王製紙なんかもいまは好調ですから。
日産の復活なるか?
日産の社員の方にしてみれば、まじめに働いている俺たちがなんでこんなに会社の評価を下げられなければならないんだ!という忸怩(じくじ)たる想いもあるともいます。
いつまでもトップの人達が保身に走らず、消費者目線を取り戻してくれること、「技術の日産」の姿を取り戻してくれることを願ってやみません。
とはいっても、投資はリスクがつきもの。決して逆張りの買い方はおすすめしませんので、絶対にこの記事は参考になさらず、自己責任でお願いします。
買い方はドルコスト平均法をやめ、しばらく下がり続けるだろうと言うことで、あたらしいニュースで株価が下がる度に少しずつ買い足しています。
ニュースやワイドショーがこれでもかと新しい話題をぶっ込んでくる度に株価が下がりますので、そのたびに仕込んでいます。少額から入っているので、まだまだ強気です。
販売台数のニュースでも、販売台数世界1位はVW、2位はトヨタ、3社連合は3位。ニュースの見出しも、日産とルノー、3位後退と、日産をいじめ抜いてきます。
まったくマスコミのこの日和見主義というか、弱いものいじめというかは何なんだ、と思いますが、事実だからしょうがない。でももうすこし書き方なかったのかなと思います。
まるで日産の成長鈍化と一連のトップのお家騒動が結びついているとでも言いたげです。
トヨタが2位浮上したことを取り上げる見出しでもいいのに。それだと新聞が売れないのかな??
そんな日産から、臨時株主総会のお便りが来ました。臨時のせいか「株主懇談会の開催及びお土産はございません。」などと記載されています。
日程も合いそうなので行ってみようと思います。総会で確認しようとおもっているポイントをいくつか挙げておきたいとおもいます。
1.議案は、取締役4名の選任について
今回の焦点は取締役4名の選任について、と言うことです。
トップのお家騒動があったわけですし、3頭体制(内田誠社長兼最高経営責任者(CEO )、アシュワニ・グプタ最高執行責任者(COO)、関潤副COOではじまったが、関COOが早々と日本電産の社長に就任したことで瓦解)も崩壊したということで、新体制を定着して早く幕引きと行きたいところだと思います。
内田社長にしてみると、どうなんでしょうね。ホントのところは知っていたのか、それとも寝耳に水の出来事なのか。どちらにしろまだまだマスコミはこの叩けばほこりの出そうな会社に連続攻撃をしかけるんでしょうね。
株主総会で、会社がどのくらい業績について語るかによって、今後の日産の本気度が分かるのではないかと想います
2.業績についてのプランは?
どちらかというと、最大の焦点はここじゃないかと思っています。取締役の選任なんて、出来レースみたいなものだから、ここで承認されないなんてことは、まずあり得ない。
肝心なのは、業績回復に向けて、どんなプランを描いているのかということだと思いますので、ここに注目です。
トヨタは、一足先にモビリティカンパニーという言葉を掲げ、クルマの量産ではなく、人々の移動のサポートを最重点に置く会社への変化を宣言しました。
とくに自動運転を焦点に置き、多くの人々のモビリティを実際にサポートしていく姿まで具体的に示しています。僕もこのテクノロジーの進化にワクワクとしますし、そのことは以前にも書きました。
日産は、どんな会社になるつもりなのか、はたまた技術の日産に磨きをかけるのか、注目です。
3.ところで、日産の自動運転の予定は?
もともと、電気自動車のときにも、いち早く市場化できる製品を作っていたのは日産です。何度も言いますがまさに「技術の日産」。エンジニアの質は本当に高いと思います。
で、ちょっとググったら、驚くことに、もう作っておられます。
もう、公道での試走を終えているじゃないですか。さっすが日産!
こんな凄い製品をひっさげているんだから、これからも技術の高さにブレはなさそうです。
こういった製品や技術をどう今後の経営に活かしていくのか、このあたりがどのくらい活き活きと語られるかも注目したいところだと思っています
まとめ ファンダメンタルにみても、業績はまとも
ニュース紙面を騒がせている日産ですが、騒がれているのはトップだけで、会社の中身は停滞というわけではなさそうです。まだまだ業績次第では復活もありえると踏んでいます。
いつまでマスコミが食いつき続けるかにもよりますね。寄り付きがなくなれば、人の噂も75日といいますから、3ヶ月も待てば、じわじわと株価も回復するんじゃないかと見ています。これまでの話を振り返ってみます
1.議案は、取締役4名の選任について
おそらく、出来レース的に無事就任すると思います。日産には、これで幕引きと思わずに業績回復の道筋を誠実に見せて欲しいですね
2.業績についてのプランは?
トップの人事は大切ですが、それ以上に株主にとって問題なのは業績です。
3.ところで、日産の自動運転の予定は?
すでに公道での試走を終えています。あとは細かい点や法令が整えば、すぐに販売を始めるのではないでしょうか
なかなか先が見えない日産問題ですが、おそらく社員の方々は日夜技術の革新に努め、必死で販売活動を練り上げているところと思います。
はやく彼らが日の目をみるように、そしてまた1万人規模のリストラが行われないように、トップはルノーとの協調と自社の自治力を高める努力をして欲しいと思っています。
日産株、高配当株で1200円の頃NISA枠で心が揺さぶられましたが、思いとどまり九死に一生です。
次を狙いにナンピンですか。成功するといいですね。
自動車株には過去痛い目に遭っているので、私は見に徹します。
コメントありがとうございます。
ここが勝負所ですね。昔の1200円台を取り戻せるか、それとも200円位まで落ちていくか。
逆張り好きとしては、ハラハラしながらも投資しています