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難しいこととは思いますが、そうはいっても教育は大切だと思っています。だから自分の子供にも学校には行って欲しいし、それなりに勉強は修めて欲しいなとは思います。
僕も二人子供がいて、いまは二人とも中学生ですが、やはり勉強は嫌いです。僕の前職の転勤によって、また親の面倒を見る関係などもあって、学校もいくつか無理矢理転校させる経験もさせてしまいました。
だから学校にいくのもやっと、という時期もあって、なんとか不登校にならずに行ってくれて、よかったなと思っています。できれば高校、大学にも行って欲しいです。
こう書くと、なんか典型的なフツーの教育理論だなと言われそうで、何当たり前のこと言ってんだ、つまんないな、と思われるかも知れませんね。タイトルと全然ちがうじゃないか。なんだ保守派の戯れ言か、とも思われるかも知れません。(+_+)。
学校に行ったほうがいいとは思っていますが、いまの方針で行くよりは、もうすこし上手く活かせる部分もあるのではないかと思っています。今回はお金のエッセンスを入れた子育てについて考えてみたいと思います。
目次
- 5教科にマネーリテラシーを
- 1.【国語】もう一度読解力をあげて、倫理観をもっと高めよう
- 2.【数学】複利計算の仕方
- 3.【社会】税金や社会保障費
- 4.【理科】進化するテクノロジー
- 5.【英語】グローバルコミュニケーション
- まとめ お金がすべてではないが、資本主義ではある
目次
5教科にマネーリテラシーを
とはいえ、主要5教科はなんだかんだと生活に役立ちます。識字率がほぼ100%ですから、情報もよく行き渡りますし、四則演算ができるから、みんなスーパーでも問題なく買い物が出来る訳です。
仮に「勉強してない人」などと揶揄されるような人達でも、あまり生活には困らないわけです。スマホの文字が読めて、amazonでお買い物もできたりしています。
日本の教育システムは、基礎的な国民の能力を間違いなく上げてきました。凄いことだと思います。
教育が行き届いていなかった時代は、子供は働かされていました。文字も読めないので、新しい思想や技術について学ぶことも満足にできません。
親から言われる口伝の農作業を引き継ぎ、自分らしい人生を考える機会も与えられずに、小さな身体で労働していたのです。
明治時代あたりの日本は、こういった社会に教育を義務化し、いったん子供達を強制労働から剥がして学校に行かせ、優秀な社会人に育て上げました。教育改革はものすごく熱い仕組みだったと思います。
ですが、それは江戸時代から明治時代に変わる頃の話です。現行のカリキュラムは、あまりにも子供が社会で生きていく上でかけ離れている気がします。
教育の本分のひとつが、社会に必要な人材を育てることとすれば、もうすこし現代社会の状況に近づけた教育カリキュラムにしてもいいのではないかと思います。
そこで、ためしに5教科にマネーリテラシーの導入を考えてみました。実現は難しいかもしれませんが、自分がこんなことを知っていたら、社会に出たときに助かった、という経験をもとに妄想したものです。
1.【国語】もう一度読解力をあげて、倫理観をもっと高めよう
文章読解は当たり前に行われていますが、なかなか読解力をつけるのは難しいですよね。
いくら偉い先生方が立派な本を書いても、伝わらなければ意味が無いわけです。だから、言っていることが間違いなく伝わるために、勉強するわけです。
まず基礎として言葉を勉強し、読み方が分かったら、先生達の本を読んで、思想を理解する。そして自分の考え方や生き方と比較したり、知恵として蓄えたりすることで、個人の倫理観も磨かれます。
とかく、自分さえよければ、という考え方になりがちな世の中です。多くの人が富を得るには、人を豊かにするには、相手を幸せにするには、などの観点でものを考える子供が増えたら、日本の経済ももっと形よく潤うかも知れません。
2.【数学】複利計算の仕方
なぜこの計算をはやめに教えないのかは、正直疑問です。それほど難しい計算では無いと思います。僕は恥ずかしながら、利回りや複利という言葉や計算方法について、30を越えるまで知りませんでした。
だからこそ借金が雪だるま式に増えるとか、利息がなかなか減らないというのは、単にだらしなくて繰り返し借金するからだと本気で思っていました。
カード破産や消費者金融での破綻、自己破産などがおきまくっていますが、僕のようにそもそも複利で資産や負債が増えるという仕組みについて、まったく知らないというひとも多いんじゃないでしょうか。
3.【社会】税金や社会保障費
税金がなぜ大切なのか、社会保障の仕組みがどうなっているのかについては、ウチの子供も公民の時間などで学んでいるようです。
ですが、サラリーマンは給与から天引きされること、自営業は確定申告しなければいけないこと、選ぶ職業によって税金との付き合い方がかわることなどについては、あまり教わらないようです。
社会に出ると、こっちの方がより大切な情報になります。これを学校で教えないのに、社会に出ると確定申告や年末調整は提出しなければなりません。
書き方は税務署に行けばいろいろ教えてくれます、と言われますが、行っても正直よく分かりませんでした。そんな人達のために税理士や社労士という仕事があるくらいですから、むしろ難しいことなんじゃないでしょうか。
チュートリアル徳井さんの脱税問題も取り沙汰されました。社会人としては問題かも知れませんが、基礎的な知識として税をおさめる過程については、授業で取り入れてもいいのではないかと思います
4.【理科】進化するテクノロジー
テクノロジーの進歩が著しい時代ですので、物理、化学、生物、地学などはとても重要です。
実際に生活にどのような変化が起きるのか、物理や化学の応用とテクノロジーの発達をもう少し近づけてもいいのではないかと思います。プログラミングやソフトを使った計算なども密接です。
IT化がますます加速している時代です。ですがいまだに日本人がパソコンと本格的に付き合い始めるのは大学生頃からです。すくなくとも早めからパソコンと付き合う指導を検討してもよいのではないかと思います。
5.【英語】グローバルコミュニケーション
これだけは、今も昔もあまり変わらないかもしれないです。お子さんによっては、家庭環境などですでにグローバル化が完了している人もいるので、問題は薄くなってきているかも知れません。
ただし人口問題で、世界に出て行かなくても、向こうから外国人が流入してくるような時代です。お隣さんが日本人ではなくなっていきますので、こっちがグローバル化せざるを得なくなるかも知れません。
あと10年もすれば、世界の片田舎のこの日本の地で、英語と無縁にゆったりとすごすことはできない世の中となりそうです。となると、商売相手が勝手に外国人になるということは十分にありそうです。
一言一句をまちがえないことよりも、適切にコミュニケーションをとれる会話力や、英語理解の型のようなものも、必要になるかも知れません。
まとめ お金がすべてではないが、資本主義ではある
お金がすべてではない世の中ではありますが、お金のことを知らないよりは、知っておいた方が生きやすいことは確かです。あらためて5教科に入れてみたい要素を振り返って見ます。
【国語】読解力と倫理観
【数学】複利の効用、計算の仕方
【社会】税金や社会保障費
【英語】グローバルコミュニケーション
すでに学校が取り組んでいることもありますし、あえて取り組んでいないものもあるでしょう。現実的に取り組めないものもあるかも知れません。
学校ができないものは、親も子供と一緒に勉強していくべきなんでしょうね。結局は生涯勉強、これにつきるのかも知れません。