ブログで投資のことを何度か書いていたら、インカム投資の良さにもう一度気づいたことがあったので、また投資信託をコツコツ書い始めることにしました。
以前取り組んだのは、もう5年くらい前になると思います。あの時は、ボーナスや臨時収入、毎月の収入からも約10万ほどつぎ込んで、1000万円くらいまで資産を膨らませました。
毎月配当型は、配当が給料のように毎月出るのはいいんですが、本体の基準価格も値崩れしやすいのが弱点でした。
脆弱なラインナップの投信を買っていたため、軒並みそれぞれの投信が値崩れしてしまい、配当も減ってしまいました。結局損切りできず、300万くらい取り崩したことを覚えています
この時に、投信でこれ以上資産を増やすのは危険だと思い、ごっそり辞めていきました。今回はその後の経緯について、書いてみたいと思います
一度取り崩した投信に再び取り組めなかった理由
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僕が再び挑戦を開始したのは、毎月配当型の投信です。毎月配当を出すことに加え、その配当も高額で、年利にしたら25%とか、30%くらいの何利回りになる商品です。
配当が高い分、本体の価格が崩れやすいのが難点です。そして一度値崩れを始めると、急降下していきます
毎月の配当を、資産による儲けから出すのではなく、資産そのものを切り崩して分配する様になってしまうからです。ファンドそのものに力がない、資力がないなどの理由で、値崩れしていきます。
せっかく配当を貰っても、投資信託そのものの価格が下がってしまうので、再投資しても総資産額としてはトントン。
しかも手数料の分だけ配当金から引かれてくるので、再投資しても、総資産は減っていく、という地獄のループになってしまうのです。
これてば資産運用どころか、ただの目減りの観察です。前回はこの時点で限界を感じ、大幅に損失を出して泣く泣く損切りしました。
ですが投資関係のライティングを続けるなかで、発見したこともあり、再挑戦してみることにしましたので、その発見ポイントについて書いておきます
1.スパッと損切りし、別の投信に乗り移る
株式投資なら、企業の業態が現実であれば、価格は元に戻りますが、投信の地獄ループは一度ハマってしまうと、価格は戻りません。だから、損切りする考え方がとても重要となります。
ポイントは、ここを切ったら損切りする、という価格のラインをシビアに決めておくことです。今回新たに投信を購入するにあたり、僕は5000円前後で5、6年価格が動いていないものを選びました。
ここ5年、4500円から5500円の間で安定しています。こういう投信は、ファンド自体が一定の儲けを出せていると言えるでしょう
だから、この投信の損切りポイントを1割減の4500円とおきました。ここを切ったら、シビアに他の投信に乗り換えていきます
幸い、投信というのは日夜新しい商品が出ていて、ラインナップが豊富です。また、口数買付だったのを、金額買い付けに変えました。
ドルコスト平均法で毎回ドライに買い付けを入れていけば、安い時に多く買って、高い時には少なく買うことになり、効率もよいかと。
2.価格の安定している投信を選ぶ
いまちょっと書きましたが、価格が長年安定している投資を選ぶのも、一つのポイントです。とはいっても、かってからじわじわ価格が下がっていってしまうものになってしまっては意味がないので、すこし投信の配合している商品も見ておきます
今回僕が選んだのは、J-REITの投信でした。6年間5000円台でほぼ変わらずに推移しているのに加え、配当も長い間80円を出し続けているのが魅力です。一ヶ月間の利回りとしては1.6%、12ヶ月このまま運用できたとして、年利回りで19.2%。かなりの高配当です。
価格が長年にわたって維持できるかどうかが判断の分かれ目ではありますが、とりあえずこの投信であれば、しばらくは高配当を得られるので、多少価格が下がっても耐えられるだろうということ、4500円のラインを下回ったら、配当利回りが悪くなってでも他のものに乗り換える、ということを決めて、投資することにしました。
まずはしっかりと価格を監視です。
3.投信の内容が手堅いか確認する
投信の内容にもある程度配慮することにしました。現在日本の不動産は安定していますので、J-REIT、それもビルなどを中心にテナント展開している不動産を多く配合してる投信で行くことにしました。
できれば、東南アジアあたりの新興国や、アメリカのIT企業などの投信を取得したかったのですが、利回りが低すぎたので、堅実すぎる、と断念しました。資産が500万円くらい余裕があって、増やしたいというより、安定してもっておきたいという場合は、こっちに行ったと思います。
それでも、今現在自分がやっている不動産の産業に関わる投信ですので、よしとしました。ただ、人口問題でどんどん人が減っている日本ですから、5年も10年もこの投信で行くのは難しいだろうなぁと思っています
まとめ 毎月配当型投信は、複利のメリットを最大化できる。
とにかく、複利の効用を見直す、という意味では、インカム投資はやはり続けるべき投資手法かなと思います。少額から始め、ドルコスト平均法を活用してコツコツと買い、配当収入を得ながら資産を育てる。
この手堅さにくわえ、資産がある程度育つと、自己増殖していく機能とその増え方はやはり半端ないです。もういちど挑戦するに当たってのポイントをまとめてみます。
1.スパッと損切りし、別の投信に乗り移る
株のように、価格が戻ることはあまり期待しません。さいわい、おなじくらいの利回りで同じくらいの価格を示すような投信なら山ほどありますので、損切りして乗り換えた方が、特に毎月投信については安全性が高いです
2.価格の安定している投信を選ぶ
今回は4500円を損切りラインに置きました。ここ6年間一度もふれていないラインですので、この投信の力がなくなってきたかどうかはかなりはっきりと判断できると思います
3.投信の内容が手堅いか確認する
できれば新興国やトレンド産業の投信あたりが選べるといいかなと思っています。もうすこし資金があったら、こっちの方がさらに安全性も高くて、しっかりお金が増えるかなと思います。いまはすこしリスクを取り気味に投資しています
働けなくなったら、収入もさみしいものになってしまう。そんな老後を迎えたくないのはもちろんですし、これからは子供も進学の時期を迎え、蓄えだけでは厳しい数年間を迎えることになりますので、こんな対策を実践してみることにしました。うまくいったら、金融ブログでも立ち上げてみようかな。