高校見学 美術科体験入学に行ってみた。感動ポイント3選

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娘の高校見学に引率してきました。

 

普通科ではなく、美術科を受けるということで、本格的に絵描きの道に邁進するつもりのようです。

 

前にも書いたように、僕もかみさんも、娘のやりたいことが明確なので、応援して行こう思っています。

 

せっかく見学にいったので、ルポがてら最近の芸術学校の様子について書いておこうと思いました。

 

もし、普通科ではなく、芸術系の学校にお子さんを入れたいな、とか、入れるかどうしようか迷うな、という方は、学校の雰囲気だけでも感じてもらって、検討材料にしてもらえたら幸いです。

 

芸術系の学校に入れる親の気持ち、悩み

結論から言うと、僕は行って欲しいほうなんで、あんまり悩まなかったんですけど、世間一般の感覚だと、まだ悩まれる親御さんもいるでしょうね

 

美術科なんかいっても、楽な就職口ないんじゃないか、とか、普通科にいっといたほうが潰しが効くのに、とか。

 

僕の親なんかそうですね。つまり娘からしたらおじいちゃんですが。

 

まーあんまり関係ないので、本人もそんなに気にしてなかったですけどね。

 

でも大事なお子さんの進路ですからね。中学校の大半の子が普通科にいくなかで、なにもいまから芸術目指さんでも、大学とか、もしくは大卒後の専門学校とかでいいんじゃないか、とか。

 

そう思うのは当然です。

 

でも、行きたい進路が決まっているなら、はやくからそこに集中させる、というのも一つの選択肢ですよ。ここからは見学に行って知った感動ポイントを3つ、お知らせしていきます

 

1.芸術系の学校は、全員の進路がかなり明確

行きたい方向が決まっている、ということは、逆にいえば退路も絶っているともいえます。

 

普通科なら、なんとなく勉強しながら、やりたいことを見つけていく、という生き方になります。

 

これが普通だと思いますし、僕もそういう高校、大学生活でした。

 

とりあえず普通科で成績さえ良ければ、後になっても色々潰しが効く、みたいな発想です。

 

でも、世の中って難しいですよね。これからはとくに、なんとなく生きるのが難しい時代になってきます。なんとなくいい会社に、何となく居続ける。これはもう、出来ないです。僕も、結局早期退職ですから。

 

自分で道を探し、諦めずに行動して、パーソナリティを磨く。こんな人材になって、しぶとく生き抜く力を身につけないと、厳しいです。

 

学校説明では、生徒の育成理念についてかなり時間を割いて、ここを説明していました。

 

基本的な道徳を備えた、人間性の育成。こんなところに力を入れている、とのことです。

 

当然ですが、生徒の進路は東京芸大のほか私立美術の5大学、美術の専門学校に進んでいます。

 

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芸術系の高校は、こういった素描がデッサン試験での必須科目

2.中学校と違い、みんなが輝く

 

驚くべきは、みんな美術が好きで仕方ない、ということです。そして、学校にも喜んで行っている、ということでした。

 

スタッフで学校見学に参加している生徒が何人もいて、インタビューされてましたが、とても表情が明るく、学校が楽しいと言っていました。

 

これが退路を絶っている人の表情かな、と思いました。

 

むしろ、好きに向かってまっしぐら、という感じです。

 

なんか、スキルはまだあんまりないけど、情熱が溢れ出ているような、そんな感じです。

 

中学校にまともに通ってなかったという生徒も、保健室の常連だったという生徒も、そんな過去を思わせない明るい話ぶりでした。

 

どちらかといえば、絵が好きな子というのは、中学校あたりだと、クラスに1人くらいですから、どうしてもマイナーな子になってしまいます。

 

周りがそうするのか、本人が意識してしまうのかわかりませんが、結局のそ子供たちは孤独を感じています。

 

しかし、この学校はみんなが絵が好き。そしてその好きな気持ちにマウンティングがない。だからお互いをマウントしあわない。健全な精神環境があります。

 

みんなで支え合って、好きな絵を、切磋琢磨している。みんなが主役と脇役を自然にやっている。

 

こんな雰囲気に、ちょっと驚きと感動がありました。

 

3.芸術で生きていくために

当然ですが、芸術家を生み出すために、学校はリソースを割いています。

 

ほとんどの学生が、ゼロからのスタートです、

 

つまり、普通科みたいに、普通に卒業し、普通に就職したら、初任給が20万くらいいきなり貰える生活ではないのです。

 

だから、ゼロから1を作り、1を10にして、やがて100や1000に育っていく訳です。

 

これ、ブロガーとか、フリーランスとかと同じじゃないですか?

 

つまり、ゼロサムなのです。

 

全然ダメかも知れないし、人並みになれるかも知れないし、めちゃくちゃ跳ねるかも知れない

 

凄くワクワクする人生ですよね。

 

それだったら、はやくから経験積んだほうが絶対にいいし、偏差値がめちゃくちゃいいとか悪いとかも、全く関係ないですよね。

 

あ、でもこの学校は、学校の平均点はとってきてねといってましたが。多分良識ある生徒が大前提なんでしょうね

 

でも、天才的に頭がいい必要ないんです。それはあまり関係なくて、困難に立ち向かえる、考えられる、諦めない、とか、その辺の育成の方が重視されているんです。

 

このAI時代はそうじゃないと乗り切れないてすし、それだっら、はやくから得意を磨き込んでおいた方がいいですよね。

 

学校は、美術に没頭し、その才能を磨くことに全リソースを割いていると言っていました。美術の予備校を呼んできて授業したり、放課後も美術室を開けて、希望者の補講に応じているそうです。

 

芸術の学校は、ゼロから1を作れる人作りをしているなぁと感じました

 

まとめ 芸術の学校だけに感動を育てている?

学校説明会だったんですが、内容をきいて、なんかほっこりしたというか、幸せな気持ちになりました。なんか僕はこういう高校生活じゃなかったんで、余計に心を動かされるものを感じました。ここまでの感動を見直してみましょう

 

1.芸術系の学校は、全員の進路がかなり明確

どの生徒も、将来やりたいことが明確になっていて、そしていきいきとその目標に向かっています。先生も、やることが美術と決まっていないなら、この学校では面白い高校生活は過ごせないと思う、とはっきり言っていました。そのくらい、生徒は夢へまっしぐらなんだとおもいます。なんか爽やかです

 

2.中学校と違い、みんなが輝く

いままでは中学校でクラスメートに対して卑屈にすらなっていた生徒が、ここに来て同じ目標、同じ趣味を分けあい、輝き出す。いじめも、スクールカーストも、やってる暇なんてない。自分の芸術を極める!と真剣なまなざしがありました。

 

3.芸術で生きていくために

初任給20万を安定してもらえる人材ではなく、ゼロから始め、1を作れる人材を作る。こんな意気込みを感じました。そのための人間性の形成、道徳観の構築なんかも、とても重視していました。生徒達のいきいきとした顔がそれを表していて、頼もしく見えました

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やれ進学がどうだとか、就職がどうだとか、偏差値がなんだとかがとかく求められるのが学校という風潮ですが、ちゃんと人間とか、感動とかを育てている感じがしました。

 

僕もかみさんも、お互いの家族もみんな普通科で、芸術の高校のことはわからないことが多いけど、ここなら大丈夫、というか、是非行って欲しいなと思える学校でした。

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