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診断は下りませんでしたが、やっぱり自分はADHDなんじゃないかな。と思うことがよくあります。
簡単な作業の手順を間違えたり、有り得ない見落としをしたり、予定を忘れたり、無くし物をしたり。
こんなことが本当によくあるのです。
診断試験を受けている時点で、だいぶADHD寄りだと思います。
あなたももし同じようなことに困っていて、生きづらさを感じていたら、それはADHDだからかもしれません。
今回はADHD寸前のところまでいった私の、ありがちな特徴を列挙してみました。
精神科医に診てもらう、転職する、などで自分の特徴を説明することが必要なときには、以下の特徴をチェックしから臨んでみてください。
適切な人生の道探しにお役に立ちましたら幸いです
目次
1.2つ以上のことがいっぺんにできない
たとえば、会社で「お客さんがきたら、カウンターで対応するときに、こっちの案内もしておいてね。」
と言われているのに、三人目くらいのお客さんからその指示を忘れて対応してしまう。
もしくは、「お客さんによっては、1のパソコンでこのように入力して、すぐに2のパソコンでこれこれの対応しといて。」
と言われたけど、1のパソコンの対応をしたら、2のパソコンの操作でミスる
といったことです。
また、買い物をして、カウンターに商品を置いて代金をはらったら、商品を忘れて店から出てくる。なんてこともあります。
これはしょっちゅうです。だいたいお店の人が助けて声をかけてくれるので、買いそびれたことはないですが、よくあります。
2.すぐに忘れる
どのくらいすぐ忘れるか、というと、
「こんな人がカウンターに来たら、こう対応して欲しい。」
と上司に言われたので、机の上にメモをして置いておいたのに、本人がきたらすっかり忘れて対応していた。
くらいの忘れやすさです。しかも言われた相手が上司なのに、です。
3.ミスを予測できない。自分の施した対策の上を行ってしまう。
事件が、予想もしないところからやってきます。
その原因が自分だった。ということがあとでわかる。ということもあります。
だから、そうしたことがないよう、そこらじゅうにメモを置いたり、スマホのタスクなどを仕掛けたりします
しかし、そのメモを無くしたり、スマホの充電を忘れていて、電池が切れてしまう、というのもよくあります。
あんまり種類の違う行動をいっぺんにやると、あとでミスになってかえってくるので、だんだん自分のことが怖くなってきます。
自分でもコントロールできないからです。
未来の自分に向けて、もう1人の自分が時限爆弾を仕掛けているような気持ちです。
事前に気をつけた点とは遥かに違うところから、ミスが事件となってやってくるのです。
もはやホラーです。
4.指示された通り場所にものを置けない
仕事を教わったときに、「このファイルのAのところに1についての書類、Bのところに2についての書類を綴じていってね」
と言われたのに、何枚か違うところにしまっている。
べつにふざけているわけでも、疲れている訳でもないです。嫌がらせしている訳でもないです。
脳みそは全力で集中しています。しかし頭の回線が繋がっていない感じがして、全く自分の記憶から消え去っているのです。
5.順序を忘れる
仕事のときの作業工程も、よく順序を忘れて工程を間違えます
そして、あとで指摘されると思い出す。
だからよく言っちゃってますが、
「あっ!」ということが多いです。
ADHDはあなただけじゃない。特徴を知って自分が輝ける場所探しを
真面目に間違えているから、なおのことタチが悪い。自分でもそう思います。
そんな自分が嫌になりますし、それで塞ぎ込んでしまって、周りの雰囲気も悪くしてしまいます。
こんな二次的な方向にも、負のエネルギーを植えつけてしまうのです。
こんなことが仕事で長い間続き、僕も一時期はうつ病になってしまいました。3ヶ月病院に入院し、閉鎖病棟にも。
その後10年間、5名の先生を渡り歩き、長い間うつ病の薬を飲みながら、自分の暗さと向き合い続けてきました。
たぶん、もう治らない、とさえ思っていました。重症化さえしなければいいかな、と
だから、仕事も家庭もうまくいかなくて、塞ぎ込んでいる方がいて、ADHDについてよく知らないという方がいたら、一度確認してみてほしいと思います。
僕は感化されやすいところもあったので、うつ病の治療中は、自分のくらい所にすごくフォーカスしていました。
でも、うまくいかないのは、発達障害であって、脳の障害であって、しかもほかにも大勢困っている人がいる、ということが分かったので、落ち込みを抑えることができるようになりました。
6人目の先生が、僕の過去のプロフィールを聞いて、初めてADHDの可能性を示唆してくれたのです。
そうして、ADHDについて知っていくと、普通の人より物忘れや順序違い、勘違いなどが多いのは、自分の不注意のせいだけではない、気をつけていないからでも、集中していないからでもない、ということが分かって、ほっとしました。
それまでは、自分のことをとてもだらしないやつ、とか、普通の人が簡単にできることができない、とか、集中力が無いやつだと思っていましたからね。
また、ADHDはマイナス面だけではなく、その特性を理解すると興味深い面もあります
それは、一つのことに対する集中力です。
僕も、これはあると思います。おなじことを突き詰めて続けていく。こういうことは結構得意なことといえるんじゃないかな、とおもいます。
なにしろ、マルチタスクができない障害である分、シングルタスクへ特異的に集中するわけです
陶芸家とか、いいかもしれないですね。
医療関係のブログをみると、マルチタスクがなくて、突き詰めていくような職業、クリエイターやデザイナー、職人、作家、起業家なんかがいいみたいです。
ブロガーなんかも、いいんじゃないですかね。毎日ブログを書き続けていくわけですから
逆に、事務や管理者など、複数の視点で同時に働きかけるような仕事だと、完全に参ってしまうようです。いままさに僕も合致しているように思います。
昼の事務の仕事では、ミスにおびえてながらタスク管理してなんとかやっているので、とても疲れます。
でも、こうして帰ってきてからブログの記事造りになると、とても精神的にも落ち着き、たのしく、集中してもくもくと書けています。
投資の時間とかも、ワクワクと考えられて、いいですね。
株式チャート見ているときとか、もうけ話を聞くのとか、不動産の資料を見ているときとかなんかは、とてもゆったりとした時間を過ごすことができます。
そういう意味では、精神的にワクワクと過ごすことができる時間が増えたように思います。
生きていく道を探し当てた感じがしてます。
まとめ ADHDの特徴を知って、人生に希望を持とう
なんにしても、もう一度述べますので、これらの特徴に当てはまっていて、それがもとでとても落ち込んでいる人がいたら、元気を出してほしいと思います。
1.2つのことがいっぺんにできない
マルチタスクはADHDには脳の構造的に向かないということです。今の世の中、仕事はマルチタスク、トリプルタスクできる人だけが成功する人ではありません。あなたはそんなことで気に病むことはないのです
2.すぐに忘れる
脳がくよくよしないようにできているのです。これは普通の人よりも失敗に対する耐性が脳の構造からして強いと言うことなんじゃないでしょうか。
失敗しても、すぐ忘れるんだから、思い切ってチャレンジしても良さそうですよね。やっぱり起業やフリーランス活動なんか考えてもいいんじゃないでしょうか。
3.ミスを予測できない。自分の施した対策の上を行ってしまう
予測や対策と全く違うところからミスがやってくるんですから、成功も思わぬ所からやってくるかもしれません。ミスするのがADHDの特性です。ミスへの対策を打つのではなく、未来への明るい希望に向かって種まきをしていきましょう
4.指示された通りにものを置けない
書類のファイリングなどは大変なリスクです。自分の手を使ってファイルしていけません。幸い便利な時代となりましたので、極力モノの整理は自動化されたシステムにやってもらうように仕組みを整えましょう。
5.順序を忘れる
決められた順序を忘れたり、勝手に変えてしまうのもよくある特徴です。マニュアルにぴったりと従う仕事を避け、創造的な仕事をするようにしましょう
いかがだったでしょうか。ADHDは生きづらく、困ることは多々あると思いますが、それにつられてうつ病などを合併してしまうと、さらにあなたの人生に苦労が増えてしまいます。
ADHDを正しく捉えてきちんと向き合い、個々人がそれぞれ納得できる生き方を切り開く。この記事がすこしでもその励みになれたらと思っています。あなたがADHDと向き合いながら、素敵な人生を送られることを本当に願っています。