儲かっていない投資家を見抜け。初心者に伝えたい投資界の実情

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あなたは、投資を始めるなら、誰から学び始めますか。また、投資を含めた生活は、どんなものになると思いますか。

僕は、かれこれ20年近く投資をかじっています。

はじめは書店で薄い本を買い、その後書籍、動画やブログ、セミナーなどで学びました。得意先の株好きなお客さんに教えてもらったこともあります。

28歳を過ぎた頃に初めて株式投資を始め、30歳で不動産を買い、賃貸に出しました。

それから、ありとあらゆる投資を試し、かなりの失敗を積み重ねて、今に至ります。投資収入のおかげで今を暮らせています

まだ兼業レベルですが、それでも、投資家として生きていくというのは、悪くないです。

いや、とても素晴らしいものだと実感しています。

やってはいけないことを積み重ねた20年

20年も投資してもなお兼業でやっている。と聞くと、きっと投資に期待している人はがっかりしてしまうでしょう。

僕の運用の仕方が下手と言われれば、それはそうでしょう。投資とは、儲からないものだ!そろそろ気付け!と言われれば、これもおっしゃる通りです。

しかし、人生の多くの教訓を与え続けてくれているのもまた、投資なのです。

僕は、投資と伴走することによって、仕事も事業も貯金も借金も好きになりました。

はっきり言えることは、たくさんの失敗が自分を支えているということです。

だから何をすると失敗するかは、はっきり分かります。

そこで、私なりに意識している、やってはいけない投資スタイルをご紹介します。いくつかありますので、シリーズでお伝えできたらと思っています。

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投資家としてやってはいけないこと

今回ご紹介する事例は、「儲からない投資家から学ぶ」ことです。これはやってはいけません。

彫刻家は、無駄な石を削り落とすことで、理想の像をつくりだします。同じように、一つでも多くの無駄を削ぎ落としましょう。きっとあなた独自の投資の勝ちパターンを削り出すことができるでしょう。

今回の話が、あなたにとっての勝ちパターンを削り出すことに役立ちましたら幸いです。このことについて、いくつか投資界での実情をお話ししたいと思います

①実は世間には儲かっていない投資家が多い

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そもそも教わる人の選定から間違えてしまう。初心者で間違いやすいのはここではないでしょうか。投資に触れるきっかけは多々あれど、教わるとなると、情報は錯綜するばかりです。

こうした中で、やはり儲かる投資家から学びたいと思うのが本筋というものでしょう。しかしその儲かる投資家とはどんな人なのでしょうか。これすらも見誤りやすいのが投資の世界です。

儲かる投資家とは、投資でお金を増やして稼いでいる人です。稼いだお金や貯めた資金で投資をしている人ではありません。

例えば会社の上司や先輩、社長、別の事業をもつ同僚、親から相続した友人などです。

儲かる投資家には当てはまっていません。

彼らの持っている財産のほとんどが、自分の仕事や会社、事業、相続などで得たお金です。

こういった人達は、決して儲かる投資家ではありません。お金を投資に回しているに過ぎません。

お金を銀行預金に置かず、株や債券、不動産という形にしているだけです。

こうした人ほど、教えたがる人が多いものです。初心者のほとんどはここで絡め取られてしまい、投資にたどり着くことすらできません。

②いくら投資しているかは問題ではない

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上記の人々が実際に投資に回しているのは、500万円の部分になります。たしかに一般人にとって500万円は大金です。

これだけの金額を投資に回しているとなれば、見た目にはかなりのお金持ち投資家でしょう。

また総資産5,000万円と聞いたら、なかなかのお金持ちと思いそうです。

しかし本当のところ、いくら投資しているかは、あまり関係ありません。

問題は、「投下資金をどのくらい増やして回収したか」です。投資家の資質は、まさにここに集約されます。

また、トータルで勝ち続けていることも大切です。投資ですから、勝つ日もあれば、負ける日もあります。月単位、年単位などできちんとプラスに仕上げている人こそ、まさに儲かる投資家です。

投下した資金でいくら増やしたのか?その勝ちを続けているか?このようなポイントを押さえている人こそ、儲かる投資家です。

こういう人は、少ない金額でも増やせるうえ、大金をさらに大きくすることができます。

それだけのことができる、再現性の高い、正しい増やし方を知っている人と言えるでしょう。

③儲からない投資家の負のループ

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儲からない投資家のなかには、500万円を550万円くらいにできる人はいます。ですがほとんどは400万円、さらには300万円くらいに減らしてしまいます。

ところが、その程度の負けだと、彼らは自分の稼ぎからこの負け分を補填します。再び500万円を投下して別の投資をする人も大勢います。

何度も言いますがこういう人は、投資家ではあっても、儲からない投資家です。むしろ稼ぐ力はあるが、増やす力はないと理解すべきでしょう。

自身の稼ぐ力に気づき、拡大する方がはるかに手堅く儲けられます。にも関わらず、何度も投資を続けてしまいます。

こういう人は、経験上投資の知識は増えますので、詳しくもあり、お金持ちです。ですので一見儲かる投資家に見えがちですが、まったく参考にすべきではありません。

また、稼ぐ力があると言っても、会社の稼ぐ力の強さに影響されることもあります。

自分の稼ぐ力や増やす力を正確に見極めていません。こういうことも、投資ではやってはいけないことなのです。

⑤儲からない投資家に学ぶ初心者投資家の悲しい末路

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早期退職者が増えている昨今です。もらった退職金の多くを投資して失敗してしまう事例も多く発生しています。

これは、将来の稼ぐ力すらも全て退職金に集約されてしまいます。失敗すればダメージは計り知れません。

もし投資を学ぶなら、500万円を1億円くらいに増やしいる人に聞くべきなのです。ですが、こういう人はあまりいないため、出会う確率はとても低いものです。

本やネットでは「資金1万円から1億円になった私のノウハウ」などという輩がいます。怪しすぎるのはいうまでもありません。

また、会社の先輩やら上司やらには、儲からない投資家はうじゃうじゃいます。

なまじ稼ぎがある分、お金が減っていないのです。儲かっていないことに気付けないのです。結果自分のノウハウを話したがったり、勧めてきたりします。

このような環境では、儲かる投資家を見抜き、その投資家から学ぶことが大切です。しかし投資初心者はそれを見抜ける方法を持ち合わせていません。

それで騙されたり、利益の出ない儲け話をつかまされたりすることになるのです。

投資が儲からないとか、怖いとか、投資したらいつのまにか借金を負ってた、、。トンデモ話、怪しい話などが多いのは、このためである部分は大きいと思います。

教えてくれる人自体が儲かっていないことに気づいていない、勘違い野郎なのです。その人に学んでもうまくいくわけがありません。

⑥儲かる投資家の見抜き方

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これまでは、儲からない投資家について書いてみました。そうなると、世の中のほとんどの投資家はあてにならないことになってしまいます。

そこで、僕なりに儲かる投資家についても少し書いておきます。これは儲からない投資家に比べると、あまり確かな情報ではありません。ですが参考になれば幸いです。

儲かる投資家は、

●教えるノウハウに再現性があり、少額で始めてもちゃんと増えることが実感できる。

●具体的なノウハウ以上に、精神面の維持について指摘がある。

●失敗事例をたくさん持っている

●投資ルールを持っている

●自分の勝ちパターン、負けパターンをたくさん知っている

●迷いなく撤退する

このあたりでしょうか。こちらについては、もっと研究が必要かもしれません。なにしろ、僕自身がまだまだ儲からない投資家なのですから。

まとめ 得意げに語ってきましたが実は、、

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ここに挙げた儲からない投資家や、彼らに学ぶ初心者というのは、まさに僕のことです。

ですから、のべつまくなしにお金持ちに投資を教わるのがよくない。というのは、僕の経験論になります。

とくに得意げに知っている投資商品を勧めてくる同僚、先輩、上司。また投資やセミナー、サロン類の情報には、ほぼ全て躍らされてきました

恥ずかしいことに、自分が得意げに投資について語り、煽り散らかしたこともあります。

投資家の9割は儲かっていない。と言われる原因は、こうしたところが大きいと思います。

こうした人々から学ばないようにする。それだけでも手堅い利益を上げられるようになります。収益のインパクトはそこそこですが、毎月きちんと利益が入ってくるようになります。

ビジネスのように、時間や労力をかけ、その分の利益が出てこそ投資です。ビジネスでかける労力の分、投資はお金をかけるというわけです。

投資した資金で、利益を稼ぐ。これが儲かっている投資と言えるでしょう。多額の投資をしても、お金が増えなければ、儲かっている投資家とは言えません。

意外にも難しい「先生選び」ですね。

あなたが学びを得る対象を慎重に見極めること。偽物ではない投資を始められることを願っています。

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