ここからは借金するな。正しい貸し手の選び方4つ

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あなたは、大きな借金をしたことはありますか?

事業を大きくしたい、子供の教育ローンを借りたい、生活費が足りなくなった、など、理由はさまざまだと思います。

数百万以上をどうしても用意したい、しなければならない、ということで、どこからか借りてくるしかない。長い人生にはこんな場面も当然あると思います。

だとしたら、どこから借金をするべきでしょう?

借金は、上手く利用すれば、かなり生活を豊かにできる一方で、雑に扱えば人生が奈落の底に落ちてしまう、諸刃の剣です。

しかも、多くの人が、借金によって生活を苦しくしてしまいます。

今回は、借金をする場合に、どこから借りるべきか、とくに一般的な個人の社会人なら、どんな金融機関と付き合うのがよいのかについてご説明します。

ここからは借金するな。正しい貸し手の選び方

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僕自身、借金とは長い付き合いをしてきました。いまでもいくつかの借金と付き合っています。

初めて大きな借金をしたのは、カードローンでした。20代は飲みや遊びに多額のお金を使い、カードの残高が積もり積もっていたことを覚えています。

最終的に、一つのカード会社に支払いが間に合わなくなり、一時期カードが使えなくなる、といったこともありました。

急に現金のみで暮らす羽目となり、友達や先輩に借りまくったこともあります。結構みじめで、たいへんな思いもしました。

そのあとも、会社に結婚資金の融資、住宅ローン、不動産担保ローン、事業用ローン、教育ローン、学資保険からの借入、貸株など、さまざまに借金と返済を繰り返してきました。

借金はしない方がいいというのは持論ではありますが、現実はこうして振り返ると分かる通り、結構借りています。

ただし、振り返るといい借金だった、それによって生活が支えられた、豊かになった、と思えるものものあります。

借金そのものが問題、というよりは、どこから借りるかが問題のように思います。

そこで、今回は個人が借りるべきではない金融機関を、経験をもとに独断と偏見であげてみることにしました。

また、どこからなら借りてもいいのか、という先についても書きましたので、借金が必要になった場合、相談も含めてどこに行ったらいいか、検討する材料にしていただけたら幸いです。

あくまで、生活を破綻させないための借入先です。長い人生、先立つものがなければ暮らせないことはどうしてもあると思います。

融資に助けてもらうことで、ご自身の生活リズムを取り戻してもらえたらと思います。

そのためにも、安易な借り入れをさえk、妥当な借り入れ先と、借り入れ戦略、返済戦略を立てることがカギになると思います。

ではまず、借りてはいけない先から挙げていきたいと思います。

1.信販系クレジット会社

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比較的審査が緩く、借りやすいのがここです。テレビCMもたくさん打たれていますし、大手メガバンクが後ろ盾になっている会社も多いです。

街中には借りやすいようなATMも用意され、銀行でお金を下ろすような気軽さで数万円ずつ借入らこともできます。

ところが、こうした会社での借金は危険です。

こうした会社は、あなたの支払い能力はもちろんですが、返せない可能性があることを十分に念頭に入れています。

ですので、返せなかった時に損をしないよう、しっかりとあなたの財産を担保に入れています。

高い利息をつけてあなたが返済すればOKですし、もし返さなくても、担保にとっている財産を差し押さえることで、どっちみち困らないようにしています。

自分たちが困らないように、また儲かるように仕組みを整えている分、あなたに融資することで、あなたの生活がよくなるかどうかについては、あまり意見を寄せてくれません。

あくまで借りやすくしているのは、借金地獄に泥沼化させるためです。返済が滞れば、担保財産を差し押さえて回収します。

2.闇金

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言わずもがな、借りてはいけない先です。

担保や抵当権が欲しいだけで、最初から返済すら狙わずにお金を貸すことすらあります。

お金を貸す時点ですでに、審査といって、あなたの家族の誰かが大きな資産を持っていないかなどを確認しています。

はなからそのご家族の財産を当てにしてお金を貸しているといってもいいくらいです。

まさに闇金、闇というだけあります。あなた自身の返済能力は当てにせずに、あなたの家族の財産を芋づる式に狙っているのです。

それだけに、数百万の借金になるまでは、わりとすんなり貸してくれることもあります。借り手の返済能力ではどうしようもない金額に積み上がったところで融資をとめ、返済を求めます。

返せない場合は、本人よりも家族にことの次第を告げ、あらかじめ調べてある家や土地、山林などの財産を差押えてしまうのです。

貸してる時点で、こうした親類の財産の差し押さえが狙いです。

こうした先が、あなたの返済能力を上げる手伝いや、返済方法の検討などといった、本質的な問題解決をサポートしてくれることなど、まずあり得ないでしょう。

3.大手銀行、地方銀行

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意外に思われるかもしれませんが、街中に整然と存在する銀行も、借りるべき相手ではありません。

上記二つのタイプは、企業向けに融資を行うのがメインです。社員数一桁くらいのちいさな会社を相手にするよりも、大きな企業に大金を貸してやり取りする方が、確実にリターンが出るからです。

メガバンクと呼ばれる大手銀行は、一部上場の企業や、数十億円以上の資産家とやりとりします。

地方銀行は、地方ローカルの大手企業、大きな病院や人気の開業医、檀家の多いお寺といったところです。

小さな法人や個人事業主だと、扱う金額も小さいケースが多いので、なかなか融資も出にくくなってしまいます。

小さな法人も相手にしないわけではありませんが、起業家を助けて会社を大きくするのに必要なアドバイスをしてくれる、といったことは滅多にないでしょう。

そのぶんローン相談はしてくれても、個人の融資に許可が下りることはなかなかありません。

住宅ローンなどは、公務員か一部上場企業であれば借りられますが、一個人の起業や経営上の融資というところでは、かなり難しいでしょう。

つまり、
・融資してくれない
・個人の返済能力を上げるサポートをしてくれない

といった点で付き合ってはならない、ということです。

4.どんな金融機関とつき合うべきか

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ここまでが、借りるべきではない先でした。

では個人はどんな金融機関と付き合っていけばよいのでしょうか?

さすがに闇金とは付き合わないとしても、メガバンクや地銀がダメ、信販系のクレジット会社もダメとなると、街中でみかけるようなところはほとんどがダメということになってしまいます。

世の中は、あまり目立たないですが、きちんと個人が借金をできる先があります。またその借金をどのように返していくべきかについて、相談にのってくれる金融機関もあります。

ここからはそうした先について紹介していきます。

4-1.公庫利用

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日本政策金融公庫というところがあります。

政府がつくっている、国民個人のための金融機関です。やや堅いイメージの名前ですが、個人事業主や一人会社の人の絶大な味方です。

融資はもちろん、返済の方法、事業展開の仕方、事業に必要な業者の紹介、資金繰りについてのコンサルなども行っています。

もちろん融資についても、さまざまな角度から審査してくれます。収支やキャッシュフローを総合して判断してくれます。

単に属性が低い、年収、年商が低いなどということで融資を断ることはありません。

とは言っても、もちろん、きちんと返す気があるか、返せるだけの収入を持っているか、支出が多すぎていないかなどは判断されます。

実質的にきちんとプラスを生み出せることは証明しなくてはなりません。

とはいえ、融資することによって現実的な解決策を一緒に検討してくれるという意味では、1番心強い相談先と言えるでしょう。

4-2.信用金庫

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大手メガバンクや地銀と違って、割と頼りになるのが信用金庫です。

こちらも、地元の産業を後押しすることが大目的となっている金融機関です。

小さな商店を営みたい、飲食店をこの地域で始めたい、地元で事業をスタートしたい、という人々に向けて、融資をはじめとして、取引先の紹介や仕事の斡旋も行っています。

ポイントは、地域密着であることですので、全国的に商売を展開していると、後押しを受けづらくなります。

信用金庫は、守備範囲がそのまま名前についていますので、そのエリア内で産業を営んでいることが大切です。

現在はネット社会ですので、小さくても全国展開となる商売だと、やや付き合う意味が薄くなってしまうかもしれません。

とはいえ、信用金庫としては、1人親方、個人事業主、起業家などを後押しして育てることで、だんだんと取引を大きくしていくことも狙っています。

個人が生き延びるだの融資相談の先としては、あって損はない金融機関です。

4-3.ネット銀行

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Photo by Tima Miroshnichenko on Pexels.com

とにかく融資が欲しい。事業展開次第で儲けが見えている。利息を抑えつつ、ひとかたまりの事業資金が欲しい。などというときは、意外にもネット銀行が早いです。

ネット銀行で融資を受ける場合でも、結局は審査がありますし、審査をするところは大手銀行の子会社などがそれを引き受けるパターンが多いようです。

私もネット銀行で融資を受け、小さい不動産物件を買ったことがあります。

とはいえ、審査は簡素化されていますし、全て電話と郵送かメールでやりとりすることになります。担当者に会うこともありません。

ビジネスライク、ドライな融資関係という感じですが、利息が割と小さいのと、審査が早いのは他と差別化できるでしょう。

個人事業主や1人会社の人でも、審査内容に通れば、大企業と同じように融資を受けることができます。

また、属性が低くても、また事業内容がやや弱くても、利息を上げることで融資自体は通すケースがあります。

電話で担当者に陳情を訴えて、融資にもっていくようお願いすることもできます。

顔を合わせない分、条件の良し悪しもドライに決まりますが、融資自体は出るケースが多いです。

現在の収支バランスが悪くないこと、ちゃんと返済できることが認められれば、融資は出ますので、これも抑えておきたい金融機関です。

ただし、返済相談などはあまり積極的ではありませんので、計画性を持って借りた方が良いでしょう。

4-4.親

a family buying groceries in a supermarket
Photo by Greta Hoffman on Pexels.com

意外にも、ここを全く考えない人もいますが、にっちもさっちも行かないのなら、金融機関から借りるより、断然まっとうな借り方です。

親から借りるメリットは意外と大きく、利息がない、借入期間がない、という、銀行などではありえないことがあり得ます。

少々事業計画が甘くても、また最悪踏み倒すことすら想定されても、親は貸してくれる可能性があります。だからといって甘えてよい、というわけではありませんが。

どちらかといえば、問題は借りる本人にある、というべきでしょう。

第三者ではない相手ですので、だいたいはきっちりと使用先、なぜ自分で用意できないのか?本当に必要なのか?などは問われることになります。イヤなことを言われたり、突っ込まれるかもしれません。

自分のイヤなところや、だらしない部分も知られているので、借りる本人が全てを見透かされている気持ちになってしまい、腰が引けてしまうのです。

大金の貸し借りとなれば、今までの恩以上の恩をさらに受けることになります。いい年して、自分の人生にこれ以上親の介入を受けなくない、と思うところもあるでしょう。それは当然のことです。

ですが、単に貸し手としての性質だけをドライに捉えた場合には、大抵親は心強いパートナーとなります。

あなたの事業を早く拡大させる、または逆にあなたの窮地をサポートしてもらう、どんな条件でも相談に値するのが親というものかもしれません。

一定の倫理観をもって借りる。約束は守る。こういった人としてのモラルが問われる借入先といえるのかもしれません。

まとめ いい借り手、いい貸し手が揃っていい借金となる

今回は、借りてはいけない、借りるべきではない金融機関とその理由について述べました

借りてはいけない先は

1.信販系クレジット会社

2.闇金

3.大手銀行、地方銀行

です。

借りる先として推奨できる先としては

4-1.公庫利用

4-2.信用金庫

4-3.ネット銀行

4-4.親

を挙げました。

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Photo by Cytonn Photography on Pexels.com

借入は、なるべく早く、簡単にしたい。これは誰しも思うところです。とくに切羽詰まれば、利息が高くても手を出してしまいます。

喉元の詰まりをとにかく通過させたい。多くの人が、借りるときは、そんな心境ではないでしょうか

だからこそ、比較的簡単に借入を起こせる信販系ローンなどに駆け込む人が多いと思うのです。

とはいえ、闇金や信販系ローン会社、はたまた大手メガバンクなどに借入を起こし、返済が破綻したらどうなるでしょうか?

彼らは必ず回収します。むしろ、借り入れ時に回収できるように仕組み化した契約を結びます。つまりあなたが破綻すれば、結局、あなたの大切な担保や、親の財産などを回収しに来るのです。

闇金や信販系は、入口こそ借りやすい形を取りますが、破綻すれば出口は地獄です。出口は、ないとすら言えるかもしれません。

融資は、本来それによって豊かになるために行うものです。

豊かになるための借金は、いい借金とも言われます。いい借金をするには、自分自身がいい借り手であることとともに、いい貸し手から借りることです。

いい貸し手なら、あなた自身の経済的思考を成長させ、融資によってあなたがより豊かになるよう手助けをしてくれます。

しかし悪い貸し手は、あなたの成長など考えていません。むしろ破綻を前提に、その時にどのくらいのものを回収できるかを考えています。

そんなところから借りれば、全てを吸い尽くされてしまいます。

そんなことにならないよう、まずはいい貸し手を選びましょう。いい貸し手から、学びながら返済すれば、返済が早まる上に、返済後は豊かになることができます。

豊かになれば、さらに豊かになるためのいい借金もできるようになります。

いい借金で豊かになる、という考え方についても、いずれ記事を書きたいと思います。

まずは貸し手を理解し、そして借り手の自分がいい借り手になることです。いい貸し手、いい借り手が揃っていい借金となり、豊かさに近づきます。

ぜひ融資を理解し、豊かな人生を切り拓く鍵としてくださいね。

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